19話 オリエンテーション9(親睦)
ユールがおかしくなってしまったかもしれない。
何故かすごく本格的な敬語を使い始めたのだ。私には、過疎化した村から来た村娘には使いこなせない、あんなかしこまった敬語は。
こんなのを聞いてしまうと私の敬語が丁寧語にしか聞こえないくらい。
村娘なりの努力はなんだったのだろう。
2人の会話がどことなく本で見た貴族らしいものと似ている。
「メリッサ様、友にしていただきありがたく
存じます。このユール、メリッサ様の友にふさわしい行動を志すように胸に刻んでおきたく思う次第で」
「ちょ、ちょっと待って。かしこまらないで、あたいはそういうの苦手で、ここは社交会ではなくて学校の課題中だし。気にしないでくれると嬉しいんだけど、……えっと」
絶対、ユールは変だ。
敬語も、行動すら板についている。変でないのであれば、やっぱりユールは……。
そうなれば、私は2人との間に距離を感じるだろうな。
私、普通の村の長の娘だし。
いくら、平民より立場があるとしても、ね。
せっかく出来た初めての友達だもの、離れていきたくはない。
それでも、ユールは今までと違う空気をまとっているのだと、おそらくはどこかで腑に落ちていて、分かっているのだ。
「わたくしの名はユール・ヨヌハートと申します。どうぞ呼び捨ててください」
「ヨヌハート……。じゃあ、ユール。あなた、変になったのかと思ってしまったけど、私の家格を知っているんだね」
だよね、ユールの態度は別の人から見ても異常だよね。
よかったー。
いやいや、よくないかも。家格とかいう単語が聞こえた気が。
周辺は賑やかなはずなのに、2人の会話のほかは何も耳に入ってこない。
分厚い雲が眩しいくらい弾けていた太陽を覆っていく。
「はい。恐れながら、メリッサ様はテナロール公爵の一人娘であらせられますよね。そのご活躍は聞き及んでございます」
こ、公爵!!!
なんてことだ。気軽に、友達になりませんか?なんて聞いてしまったじゃあないか。
貴族だとは分かっていたけど、まさか国にたったの三家しがない公爵家の娘だとは………。
知識量、微弱な私ですら公爵が爵位の内最も高いことは脳に入っている。
はっ、もしかして私許可も得ずに手を握ったりしてしまったし、怒りを買ったりしていないわよね?
不敬罪とかには……………。
あわわわ……。
「そんなにかしこまられてもあたしは何もしていないから偉くはないんだよ」
額に眉を寄せ呟くように発した言葉は、心なしか自傷気味に響いたような気がして。
「ねえ、ユール。あたしもあなたのことは聞き及んでいます。ヨヌハート侯爵の長女であらせられますよね。精霊の力で国の調和をしておられることは有名です。ユール様も精霊を使役しておられるようですね」
公爵家の娘と呼ばれたメリッサは笑いながらも、悠長な敬語を使って話した。
どうしてか、二度目だからか、驚きもあまり無かった。本来なら驚いてしまうところなんだろうな。慣れって怖い……。
侯爵、か。
この国にたったの7家しがない。
王族の次くらいに権利を持っている、目にする機会すら滅多にない人たち。この第五学校という王都から最も遠い学校に通う訳は定かではないが、どちらにしても遠い遠い方だ。
なら、私はこの場にお呼びではない。
恐れ多いし、身の丈に合わないにも程がある。
かかずられない為には、そうね。これは傍観者に回っておこう。
この場からこっそり離れるのもいけない気がする。
目につかないように、こそこそ……………。
今までこれでなんとかはなってきたもの。人の目についてろくなことはない。
(もうすでに魔法で飛べないことで、その他諸々の事で目をつけられてはいるのだし………。)
そうであるのに巻き込まれたらたまっもんじゃないわ。貴族同士の戯れは関わらないに越したことはないもの。なにより口技によるかけ引きとか、難しいことがあるらしいし。
それに、対応なんて家の書庫に置いてある本には書いて無かったわ。
正三角形に立っているはずなのに、2人が遠くに見えるのは錯覚かな?
手を伸ばせば届く距離なのに、手を伸ばしてはいけないと思うのは勘違いかな?
足元には何かを隔てる堅固な境線が引かれているようにすら思えてくる。
「めっそうもありません。わたくしなどに敬語を使われないでください。敬語は目上の人や自分より優れた人に使うものでございます」
「そう。では、あなたにもお使い出来ますわね」
「はい?」
「あたしは精霊を使役出来ないのでございますよ。ですから、ユール様は敬うべきお方。そうですよね」
「それはっ!うぅぅ……はぁー。……………私の負けです。仕方ないです。私は潔く生きろと父上によく言われるのです。お許ししてくれるなら敬語は使わないことにします。ですが、丁寧語は勘弁してください。私が父に叱られますので。だから、私に敬語はやめてください。居心地が悪くてですね」
「なら、それは仕方ない、か。許すも何も、あたしは初めから普通にして欲しいと言ったじゃないハハハ」
「そうでしたね。すみませんでした、ふふ」
当人たちの心までは読み取れない。私視点にはあっさりと問題は解決したようだ。短い時間でいろいろと葛藤はあったのかもだけど。
なんだか和やかな雰囲気になってきた。
よかったわね。
なら、私はここから去ったほうが良さそうね。
だって、互いに貴族ならともかく、私は身分が違い過ぎて……。
コソコソ……
回れ右をして、足音を立てないように……
けど、2人はそろってこちらを貴族らしい微笑みを顔に浮かべて見てきた。
「メリッサ、もうひとりいますよ。敬語を使っている人が」
「そうだね、うん」
ひっ、お偉い様がこちらを見ているよ〜。
しかも、いくら自身でなくとも父が国のトップテンにも入ろうと言うようなお方ががそろいもそろって。
今は爵位を継いでいなくても、それに近いし、将来では位を継ぐことがあるかもしれない。近年は女でも家を継ぐ人が増えてきているから。
平等化というものだ。
この目を避ける方法は一つしか思い当たらない。
友達を失いたくないし。そのための方法があるなら。
甘えてしまっても、いいのかしら?
ユールは大切な友達、初めての。かといっても、友達になってからまだほんの数日。それにね、あの時は知らなかったから……。
無知な自分が笑えてくる。
湖の辺りで出会った時、ユールは僅かに寂しそうに見えた。あれは、勘違いじゃなかったのかも……。貴族なら友達とか気楽な関係を築くのは困難かもしれない。
想像しかできないが、崇められ、利用しようと考える悪意を感じる状況で、私に人を見極め友達を作れと言われたらそれは無理な話だ。狂いそうだ。
そこに、世の中に無知な友達がいない人がいたら私はどうするだろうか。
ユールは単に純粋に友達を欲していた。
当時、身分は関係ないと定義をしていても今がそうとは限らない。
なぜなら、目の前にいるもの。
同じ貴族で気の合う人が。
ライラント家など寂れた村の長でしがない。ほとんど庶民に属する。
だから、もう……………。
「リルっ!私たちが何を言いたいのか分かってくれるよね?」
ゆ、ユール。
あなた、わざと綺麗な笑顔つくっているでしょう。眩しいっ。
貴族の嗜みを垣間見た気がした。
要するに口にせず、目で訴えている。沈黙の会話というものね。
ええい、投げやりだ。
もう、これは良いってことよね。大丈夫よね。なるようになるわよね。
「分かったわ。ユール、いままで通りでいけば良いのよね」
「そうそう、よくできました。私ね将来は公爵の称号を受け継ごうと考えています。男女平等のみならず、全ての国民が隔たりなく暮らせるような国にするために。リルあなたが私の志の1人目よ」
「あたしにも、常用語で宜しくね。ユールのように強い意志は持てていないけど、でも、確かにお高くとまっている貴族は気に入らない。気楽に青春楽しもう!」
困った人たちだ。
その口から出る言葉一つで民を、ひいては国を動かすこともできるだろうに。偉大な方々は私の為に友達として過ごすことを自分から認めたのだ。
友達に、と誘ったのは他ならない私で無知すぎた。
彼らもそんな無知を許してくれるらしい。
私ですらわかるのに、その位の価値の希少さを分かっていない。
いつか、わかったらこの一時の関係は消え去るかもしれない。それがもともとの道、正しいところにおさまるだけ。
それでもいい。
わずかでも、私を認めて対等な友達でいてくれるならば…。
だから、それまでは、
「よろしくね。ユール、メリッサ」
瞬間、陰りを見せていた空は雲を払い青をよりいっそう際立たせた。
太陽は私達を強く照らし出していた。
「眩しいわねー。さっきまでは雲で陰りが出て来ていたのに……ところでさ、杖ってどんな木を選んだら良いのかなー。先生はなんでも良いなんて言ったけど、適当に選んだら後悔しそう。」
森の中を3人で突き進んでいた。
山頂とは違い、悠然と木が生えている。その間は森と言ってしまうには広く、暑い木漏れ日が地面を照らしている。
この森の特徴は木の種類が多彩なこと。
どれくらいかは測れないが隣り合う木同士に同種は並んでおらず、どれもこれも見た目すらバラバラで揃ってはいない。
気持ち悪いかと聞かれれば否定はしないが、魔法の息づく世界だし、認めてしまうことはできる。
「ごめんなさい、私には分かりません。……植物学が一番苦手で……動物学ならそれなりに詳しくはあるのですが」
それはそうだろうな。
ユールは天狼であるヴァルについて詳細まで存知していたもの。
けど、なんだろう。
やっぱり丁寧語は使うのはもちろん、聞くのは慣れないわね。ユールが決めたことなら私は止めないわ。僅かなら、貴族の大変さくらいわかるもの。
公共の場、例えば私との縁は程遠いパーティーでうっかりいつもの癖が出てしまうとか……。
存在だけで目立ってしまうのも考えものかもしれない。
今更ながら、あの取り巻きを連れたハーナア。あれも上位の家名を背負うものだろう。あの場合、背負うというよりも見せびらかす、と言う方が正しいのかも……。
立場的に無礼なことを思考していたら、メリッサが口を開いた。
平民から見れば皆同じ上位者なのに、どうしてこんなに差があるのか…………。
品格よりも大切なものはあると、私は思う。
「あたし、知ってるよ。名前が分かんないものが多いけど、植物好きだからさ。繋がりがあるのかは分からないけど、あたし得意魔法が木で天能は療なんだよ。あんまし強い力ではないけどね。ほら、一説によると木と療は繋がっているっていうよねー」
「えっと、私は無の時戻しです。そうですね、最近名を上げてきているマナト学士が全ての魔法は一つであったと申されています」
はあー。
すんでのところで溜息は止めたけど、難しそうな話題が出て来たわねー。いくらなんでも、反対の要素を持つ火と水は合わさらないわよ。
あっ。補足だが天能も魔法と同じように属性が10個に分けられる。天能は無属性が多く、可能性が無限だと唱えられている。入学の手引きによると、放課後、天能の属性ごとに分かれて「魔法使いの集会」をするらしい。
要するに7時間目の授業。参加は自由だが基本的には参加しろとのこと。
「私はメリッサと同じ療よ」
まだ、酔い治しにしか試していないけど……。
使用方法によっては役立つかもしれないけど、まだ用途が謎だ。
発動の呪文は一つだから、体調不良のたびに試していれば加減は掴めるかもしれない。その限界を覚えるのも集会でできる。
「よろしくね「集会」の折に。それでね、ええっと………どの木が良いかな。杖はね人によってそりの合う木が変わるんだよ。だから感覚っかな、魔法を使う時もほとんど感覚だよね。それとおんなじ」
メリッサと森を歩いてあらゆる木を触れてきた。
3人で離れないようにしてあちこちの木に触れた。かぶりがあったかもしれないが、木も個体により違いはあるから気にしなくて良いらしい。
数十本目くらいには波長のあう、身体の一部に感じる木が見つけた。手についたとたん吸い付くような心地よい魔力が互いを行き来した。
これだ!!
「みんな、わたし見つけたわ」
「あたしも〜」
「私もです」
木からひと枝折らせてもらった。
3人とも木を折ったことに罪悪感を持ち、メリッサは魔法を使って、ユールは天能で時を戻して、私も天能で木を癒しておいた。
へぇ〜、私の天能は植物にも効くのね。
ワンド、短く携帯用の杖で持ち運びには適するが戦闘には不向き。スタッフ、長めの手持ちの杖で軽く戦うくらいなら持ち堪える。ロッド、身長よりも長く特殊効果のあるもので200年前の世界人魔大戦に活用された。
一重に杖といえど種類は3つ分けられるが、作るのはロッド。あくまでも、形式をかたどったお守りのようなもので実用性は鑑みないものとする。
ここからはメリッサの知識を引用させてもらう。
私たちが選んだ木はこんな感じ。
私、リルはリーブラの木。
イニシャルがリなことには運命を感じたわ。
茶色くていかにも、木、ね。
木言葉なるものがあるらしい。
リーブラは『困難に打ち勝つ』。これからの人生で、出会う困難を向かえ打つための勇気を与えてくれるのかしら。
ユールは、アクアリウスの木。
真っ白い木。ユールの色に酷似していて、はたから見てもとても馴染んでいる。
木言葉は『水の冷静さ』
水属性の魔法が使いやすくなるらしい。
メリッサは、シュツェの木。
黒い漆黒の木。よく見ると、木面に金粉が入り込んでいる。夜の星空のよう。
木言葉は『真実を見る目』
触らせてもらうとすべすべして滑らかだった。
メリッサは純粋すぎる。だから、物事の本質を見極められるようになるといいわね。
それぞれ決めた木がそれぞれの道の手助けをしてくれますようにと、私は祈った。
木を風と金属の複合魔法で至極シンプルな杖に加工した後私たちはローブの内ポケットから生徒手帳を取り出した。手のひらには治るが、辞書並みに分厚いのはなんとかならないものか……。
8割がた白紙のその手帳はかさばるが、そんなに重くはない。
白紙の用途はそれぞれ。
メジャーなところではメモから、連絡用、魔法陣の書き取り、魔法の媒介……などなど。
真っ白いページの最後の紙をベリッと勢いよくちぎる。
便利なことにミシン目までついているし、やっぱり
ちぎることも前提にされているのかもね。
ちぎられた紙の使い道は連絡用。
再び元の山頂に集まらずとも、この紙に必要事項を記して空に投げたら課題が終わる。
「必要事項が、ね。怖いのよ」
どんなのか。
杖で聞き手の人差し指を切りつけ滲み出る血を紙に垂らすだけ。指が決められているのは魔力が集まりやすい指だから。
杖の先端には魔力を引き出しやすいように魔石がつけられ丸みがあるが、真逆に持ち手は尖っているのだ。
ユールがおしとやかな質なのに、抵抗なく指を杖で裂いたのはびっくりだった。
私は(メリッサもかもしれない)あからさまに表情を変えていたのだろう。ユールは親切にも説明してくれた。
「あの、精霊は契約の対価に魔力を求めるのが一般的ですよね。ですが例外は常にあるものなのですよ。ごく稀ですが、血を欲するものもいるのです。家系のことがありまして、私は幼い頃から痛くない血の出し方などを学んでいたのです」
「………」
「………」
私はおろか口達なメリッサまで沈黙に落ちた。
理解に苦しむが、貴族は大変ねー。
あっ、無意識に療の魔法をかけてるわ。これも、体で覚えているのかしら。
メリッサもきゅっと目をつぶってユールと同じことをした。上手くできたようで血はあまり出ず、また痛がる様子もない。
渋々私も2人に続いた。
「えいっ……」
目を開けると、パックリ開いた傷口が……。
真紅に液体が指を染め上げ、用意していた紙にボタボタと落ち、こちらも染まる。
これは、勢いよく行き過ぎてしまったわ。
なんだか、指がジンジンしてきて徐々に痛みを感じ出す。
「いった〜、痛いわ、ゔぅぅイタイイタイっ〜〜」
情けない声を上げながら呻き声を上げる私にユールは治療を施してくれた。
これ名前の通り時間を逆行させているのだわ。
傷口は初めからなかったみたいに完璧に治っていた。魔法では傷口が薄くなり中央で消えるのに、この天能は杖で切った方向と反対になぞる形で傷を治した。
「ありがとう。すごいわね」
涙目になったのは、痛かった記憶が残っているからか、痛みが消えて嬉しかったからか……。
「う、ん。でも、ちょっと疲れた、かな……」
心なしかユールはふらふら揺れている。
あれ?メリッサも?
これは、これは魔力切れの兆候だわ。
今日は朝からよく魔法を使った。ユールに至っては天能を二回も使ったため体力的にもしんどかったかもしれない。
そんなことに、そばにいて分からなかったなんて。
かくいう私は魔力量が多いとテル先輩に言われた通りなのか、平然と体力も魔力も余している。
だから、華月の里で教えられた魔法を使おうと思う。本来は魔力の少ない人が、戦いの際に魔力を戦力になる人に与えるためのものなんだけど……。
力が抜けて座り込んだ2人の手をそっと握った。
血流が少ないのか、ひんやりしている。
ありがとう。
おつかれ、後は私に任せてね。
「我、魔力を余すものなり。我の魔力の欠片ををこのもの達に託せ。このもの達を祝福せよ【マリークス】」
あまり体調に変化はなかったが、魔法が作用したことはユールとメリッサが証明してくれた。
「すごいです。力が溢れてきます」
「ほんとう!あたし空っぽだったのになんだか元気に戻ったよ。元気とかいうレベルじゃなくて全快だよ!!」
「リル、ですよね。ありがとう、でもあなたは大丈夫?大技だけど魔力切れしてない?」
まるで朝一の状態に巻き戻った、みたいな。
どちらも、晴々としている。
「ええ、私はなんともないわ。魔力をほんの少し分けただけだもの。私、魔力が多いらしいから」
あっ。
となったのは既に言葉を出してしまってから。
私、魔力量のことは言わない方がいいんだったわ。
誤魔化しておいたらなんとかなるわよね?
「わ、私ね魔力量ほんの少し多いらしくて、250、くらい?かな?」
「ふーーん。そうなんだね、多いね」
「平均値の倍以上もあるなんてね」
あれ?
間違えたかもしれないわ。
返事が曖昧だし、ユールなんて丁寧語が頭から抜けてしまっている。
テル先輩、何故か怪しまれているのですが……。
私、先輩のアドバイス通りに、むしろ150より上の数値にしたのにも関わらずに!
どうして?
「そうなんだ、なんだか嬉しいわね」
このまま流してしまおう。幸いなことに核心は突かれていないし、バレてないし。うんうん。
「ほぼ、魔力切れだったあたしは魔力量、100前後なんだけどね」
ぼそっと呟やかれたことに冷や汗をかきながら、聞かなかったことにしておこうと思った。
本文には関係ありませんが、一言。
私は多分メリッサのタイプですね。明るいタイプです。
おそらく、ハーナアは悪くはありません。単に性格が合わなかったのでしょうね。(←希望的観測)
キャラクター設定を考える内に情が移ったのでしょうか。(口調がメリッサにキツすぎな面はありますがね)