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陰キャ生活―美少女に振り回され幼馴染みには猛アタックされ普通じゃない。  作者: モッチ
恋しちゃったんですけど、何か?
6/59

「待って。私を助けてくれた白馬の王子さま~」

「人違いだ~」









陰キャな俺は、屋上で昼食を済ませ、食後の時間を、本を読みながら過ごしていた。


本は良い。心が洗われる。そして何より時が経つのが早く感じる。


ページも中程に差し掛かった頃、突然声をかけられた。






鈴音だった。









「何を読まれているのですか?」









上目遣いにのぞかれた。










「?!見るな。俺も。本も」

「何でですか?教えてください。本のことも。あなたのことも」










俺は、戸惑いながらもその場を足早に去る。







それにしても・・・・・・、








(まさかばれたのか?) 

(学校では黒縁メガネをかけ、黒髪ウィッグをつけているから、ばれる要素なんて1ミリたりともないはずなのに?) 

(なぜだ!) 

(このままでは、『陰キャ』から、美少女に声をかけられている『最高の主人公キャ』にレベルアップしてしまう!!)











「ティロリロリーン」










そのとき、レベルが上がったことを知らせる音楽が辺りに、・・・・・・まだ鳴り響かなかった。











「待って。私を助けてくれた白馬の王子さま~」










うっ、まだいたのか、あいつ。











「人違いだ~」











今日も雷生は、美少女からの追求をひたすら断り続ける。


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