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その手が俺の前に差し出された。色白でひとつない透き通った白い肌。
俺は、その手を見ながら生唾を飲んだ。
「何してるの?早くなさい。家来」
俺は、その言葉にうながされるまま、彼女の手に口づけをした。
「それで?何か言うことはないのかしら」
「はい。お姫様。あなたは誰よりもお美しく、こ、こ・・・・・・」
かんだ。
そして、・・・・・・「バチーン」ひっぱたかれた。
痛い。
その手が俺の前に差し出された。
そうこの場合、やり直しである。
彼女の手に口づけをした。
「それで?何か言うことはないのかしら」
「はい。お姫様。あなたは誰よりもお美しくこの世であなた様にかなうものなど、到底見当たりません」
「よろしい。苦しゅうない。おもてを上げーい」
彼女のこうまんちきな顔がそこにはあった。
うっ。でもやっぱかわいい。
「いい子ね。従順な家来よ。オホホホホホー」
彼女の高笑いがその場にこだました。
家来の役割は三つ。
彼女の手に口づけをすること。




