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試練と神々ノウタ 2
『ラシュフェーニカ様、
私も連れて行ってください──』
そう、《【道】ノ格入》を受ける私に言ったのは、私の補佐としてついて来てくれた風蘭だった。
『知りたいことがあるのです。
私の姉…、李来 天蘭について──』
「……本当に…、水晶ノ塔のとうですね」
私の隣で、風蘭が周囲を見渡して言った。
ソレに私は、彼女を見て、口を開く。
「…風蘭、
本当に良かったのですか?
貴女も一緒についてきて…。
下手をすれば、貴女まで…──」
「あら、大丈夫ですよ!
ラシュフェーニカ様!!
だって貴女様は、羽撃たくのでしょう?
《【道】ノ格入》(ココ)で墜ちる方ではありません」
ラシュフェーニカは目を見開いた。
信頼してくれているのだ、彼女は。
私のことを…。
「ソノ為に私は、補佐として供について来たのです」
『知りたいことがあるのです。
私の姉…、李来 天蘭について──』
強い眼をしていた。
強い心が表れていた。
私はソレに力強く微笑むと、彼女に信頼の眼差しを送った。
「ありがとう…、風蘭」




