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少女の赴いた先 8
「そう、火ノ神々より御告げを賜り、ココへ参りました。
私は《四自然神》の一人──《火ノ宮》──ラシュフェーニカ・ヴェアトリーチェ・ムーランカと申します」
あえてソノ者は、“《四自然神》ノ長”、と名乗らなかった。
歴代の者達は皆こぞって長だと誇らしく名乗ったことに対し、十八代目《火ノ宮》は驚くことに違った。
こんな娘はきっと初めてのことだろう。
“星”が驚くのがテオラーダには分かった。
「お久しぶりですね、十八代目《火ノ宮》よ。
貴女が訪れることはコノ母なる惑星──ソエユと、あまねく生命、
そして尊く愛おしい神々から全て聴いていました。
お待ちしておりました」
テオラーダ。
《星ノ人格者》と呼ばれる、地を流れる川のように長い青い髪を持つ女性が、そうたおやかに淑やかに言う。
ソレは、落ち着いた川のようだった。
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