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彼と彼女の関係性  作者: 藤子
プロローグ
7/7

05 start side BRAVE kouyou kurihara

少し短いです。すいません


栗坂 紅葉は憤っていた。

せっかく自分の力を倫理とか道理無しにおもいっきり奮える世界に来たにも関わらず、くだらない大人によってそれを縛られているこの状況が我慢ならなかった。


だが、今の流れは半分ぐらい俺にある。

どこまで信用できるかわからんが、糞教師の西山は俺らが自由に選択できるよう相手と交渉するとかくだんねぇことくちゃべっているが。まぁ、それ通り俺らが一人立ちした後、隠居するならそれもよし。一人立ちの後、言ったことを撤回して俺らに首輪をかけるならそれもそれでクラスメートが西山に失望するだけだ。

しいて言うなら大屋が何も言わないことが気になりはするがどうやらこの件は大屋は関わるつもりがないようで静観を決めこんでいる。つねに俺らの上で踏ん反り返るあいつが俺の下につくというのは普通に気分がいい。


大屋の件で気になるとしたら、昨日一緒に話していた如月と田中だが、恐らく少数グループで行動するつもりだろう。田中はともかく如月を取られたのは痛手ではあるがそこまで気にする必要は今の所ない。


そう、今の所俺がクラスの大半の支持を得てリーダーとしてトップに立つ未来は揺るがない。その現実に満足することはあっても不満に思うはずはなかったのだ。


西山が一人で暴走するまでは


「ではこちらの希望通り能力を判定してから西山様の判断で勇者様方を戦闘組、支援組、調査組で分けて面倒を見るということでよろしかったでしょうか?」

「ええ、昨日の相談どおりに。

しかし、僕たちにも意思はありますので戦闘組に入った者の戦場への派遣は個人の意思に任せます。」


確かに各自の配慮はしてる。だが問題は誰にも相談せずに西山個人の裁量で3組に分けることだ。


3組に生徒を分けるその判断を俺らに相談せずに決めたのは、個人的には納得できないがまだいい。

しかし、各自勇者が持つ固有能力でそれを判断しようとするのは解せない。


たとえ能力が強くても精神が弱い戦闘に向いてない奴だっている。


甘く考えていた。

やらかしたならやらかした後で対処すればいい。そう考えていた。


現世の俺らはまだ子供で、失敗しても許してもらえた。

でもここでそれは通用しなかった


俺らは西山に反対し、彼の言葉にたいし反抗的に振る舞った。


結果、俺らは上司命令違反ということで何人か捕まり、王城での扱いは乱雑に、最終的に一週間飯が出なかった。

下町に自分の能力で物を作り売って食料を買いに行こうとした奴もいたが、町の奴等に石を投げられたり、2度と戻って来ない奴もいた。


俺らは抵抗をやめ、人権を条件に言うことを聞いた。


俺は戦闘組、田中は支援、大家も戦闘、如月は調査のグループになったようだ。


別れる前、如月と田中が話していて、いつか一緒にこの国を見て回ろうという田中に如月が泣きそうでも嬉しそうだったのを見て、酷い罪悪感を持った。


・・・俺が大家みたいにもっとしっかりしていたらこんなことにはならなかった。


もう2度と失敗などしない、絶対にこの状況を変えてやる、と自分に誓い、俺は同じグループに戦闘組の仲間のもとに向かった。

これを読んだ後2話の田中視点の話を読むと聖女の糞さがよくわかる。


この話はちょっと不完全燃焼なので書き直すかも?

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