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プロローグ
彼はちょっと前まで地球の普通の高校生だった
彼女はちょっと前までただの帰りたがりの勇者だった
交じわるはずのない関係は何の因果か、運命の悪戯か重なった。
彼女は今だ彼との関係をどういえばいいのか迷い
彼もまた彼女との関係をどう現すのかわからなかった
下僕というには切り捨てられず
主と慕うには命はかけない
信頼できるほどの日は浅く
信用できるほどの年月はたってない
しいて何かというのなら
被食者と捕食者の相互関係というのがしっくり来るかもしれない
読んでくださりありがとうございます。
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