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はじめましての方こんにちは
前作を読んで下さった方、お久しぶりです。
この小説はアンデットは帰りたいの後日潭でございます。
前作を読まないとわからないことは書かないようにはするつもりではありますが、この小説は前作の補足説明として書いている部分もございますので是非読んでみて下さい。
逆にこの作品を5話ほど読んで前作を読んで見るのも面白いかも知れません。
長長と書かせていただきましたがどうぞよろしく
神々は一人ぼっちの世界が嫌いだった。同属はたくさん持っていた神々だったが、彼らはあくまで隣人であって、決して家族ではなかったのだ。
寂しさに飽きた神は林檎を食べ、その後喉から手を入れ種を取りだし、地面に埋めた。そこからみるみる魔族が生まれた。
神々は生まれた魔族を自らの子のように扱い、血を分け与えた。
分け与えられた血は知となり値となり恥となり質となった。
だが血を分け与えられた魔族たちは次に肉を欲しがった。なので神々は林檎の葉を折って世界にばらまいた。
葉は地上に落ち様々な獣となった。魔族は知能のないこれらを魔物とよんだ
月日は流れ、魔族は神々に愛され、神々は魔族を愛し平和な世が続いた。
しかし、後のとある神が生まれそのバランスは壊れた。
神は愛の神だった。
神々が魔族を生んだ事で愛を知り、そうして生まれたのがそれだった。
魔族後に生まれたそれは神々に愛される魔族に嫉妬し、憤怒し、哀しみ、苦しみ、そして嫌悪した。
どうして自分が愛されないのか理解できなかったし納得できなかった。
だから彼は最も弱い魔物に自分の汚れを渡し、最も汚れた獣に自分の涙を与えた。
こうして世界は狂った。
読んで下さりありがとうございます。