隙間
以前より関わりがへって
何だか今までの時間が夢のようだと感じた。
でも、そう簡単には離れないと思う
だって、そんなのお互いに辛すぎる
愛という感情を形容した行為は
周りから見ればあまりにも幼稚で
また刺激の強いものかもしれない
お互いの弱いところを知っていて
それを使って楽しんでいるんだ
気持ち良さではない
反応を楽しんでいる、それだけ
自分の手の内に収まる相手が愛おしくて
また、蕩ける様な感情に溺れて
誰にも見せられない、なんて心で笑う
お互いに許せるからできることだと
信頼しているから空く時間だと
そう信じている
耳を噛むような行為に顔を赤らめている
周りの人を遠くから見る自分がいて
一歩ずつだが着々と
私は戻れない道を進んでいるのだと
まだ頭の片隅で揺らぐ彼の影を見つめながら
今一番愛しい人の事を思い出す