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ギルティブラッド  作者: 古炉奈
序章
1/7

プロローグ

世界は赤かった。

目を開けると広がるのは一面赤い世界だった。

世界が赤いのではなく自分自身が赤いことに気付くヌメヌメした感触が気持ち悪い、周りをよく見回すと二人いや……三人

人が倒れている。

三人とも身体中血で赤く染まりピクリとも動かない一人は母親だった苦痛の表情を浮かべているのが分かる。

もう一人は父親だった母親に覆いかぶさって守るように倒れているのが分かる。

少し離れた所うつ伏せでもう一人は倒れているこちらを向くが、顔はよくみえないあれは……


ダレだ……?

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