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Quiet talk 夢の中の少年たち
※番外編です
※ソウヤ視点です
これは――ぼくが幼かった頃の話。
近所にいた男の子たちと、よく遊んでいた。
「ヒロノブ兄ちゃん、待ってよー」
「イクト、待てって言われて待つ人間なんていないんだよ」
ノブ兄とイクトが追いかけっこしている。
ぼくは走り疲れて、砂の上に座り込んだ。
「ソウヤ、いつまで座ってるんだよ」
「ソウヤ兄ちゃんも、一緒に遊ぼうよ」
二人に声をかけられ、ぼくは立ち上がった。
「よし、缶蹴りしよう」
「缶蹴りー?」
「缶なんてあるの?」
イクトとノブ兄が首をかしげる。
「ここは公園だよ。缶のひとつや二つ――きっとある」
ぼくは辺りを探しながら、砂利を蹴ったり、葉っぱをめくったりした。
草陰に落ちていた缶コーヒーを見つけ、にっこりと笑った。
「ほら、あった」
そう言って二人に見せると、三人で夕方まで夢中になって遊びまわった。
砂の感触、草の匂い、少し冷たい風――すべてが楽しかった。
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