chapter20 それぞれの力を知る時
魔法の属性も、使い方も教えた。
次は、みんなの能力についてだな。
「魔法の使い方で、わからないところはありますか?
ないようなら、次はみなさんが得た“力”を確認しましょう」
そう言うと、全員が頷いた。
「では、みなさんのステータスを見せてください」
ぼくが言った瞬間――再び、ステータスが表示された。
……これ、どうにかならんの?
誤作動ではないみたいだけど、“特定の言葉”に反応して出る仕組みということか。
「それ、どうやって見せればいいんだい?」
ぼくが考え込んでいると、部長が尋ねてきた。
「“ステータス”と言えば出てくるはずです」
そう答えると、みんなが一斉に口にする。
せっかくだし、さっきと同じように――時計回りに行こう。
東組、南組、西組、北組の順番で。
ぼくのはもう出してあるから省略だ。
「順番はさっきと同じように東、南、西、北の順で」
と伝えると、部長が少し焦ったように声を上げた。
「それって――」
「今回は、鳥沢さん、部長、ぼく、白銀さん、熊沢さんの順ですよ」
「よかった。また最後かと思ってね……」
部長が胸を撫で下ろす。
ぼくは軽く笑いながら言った。
「今回の最後はサギジマさんです」
こうして、みんなの能力確認が始まった。
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