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迷宮に囚われた男  作者: 火川蓮
第三章

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chapter19 魔法の講義

ぼくはみんなから称賛の嵐を受けた後、残っている問題を片付けることにした。

教えたからには、最後まで教えないとね。

“教えた力”をどう使うかは本人次第だ。


「魔法の使い方と──“ステータス”についてですね」


そう言った瞬間、ぼくの能力が現れた。

……これも、かよ。


■◆■◆■◆


【名前】:速水颯哉ソウヤ・ハヤミ

【種族】:人間

【年齢】:25歳

【性別】:男

【レベル】:1

【職業】:剣士Lv1

【称号】:【異世界人】【召喚されし者】

【体力】:300/300

【魔力】:190/200

【攻撃力】:300

【防御力】:150

【俊敏性】:200


能力スキル

日常生活スキル:家事Lv5、礼儀作法Lv7、計算Lv8

戦闘系スキル:体術Lv3、剣術Lv2、棒術Lv4、身体操作Lv1

魔法系スキル:無魔法Lv1、水魔法Lv1、風魔法Lv1、光魔法Lv1、空間魔法Lv1、魔力感知Lv1、魔力操作Lv1

固有スキル:アイテムボックス、身体強化フィジカル・リインフォースメント


■◆■◆■◆


空中に現れたそれは、液晶パネルのように見えた。


「それは?」


白銀が尋ねる。


「ぼくの能力です。ステータスという言葉に反応して出てきたみたいですね」


というか、"これ"どうやって消すんだ?

"消えろ"と念じたら、消えるのかな?

そう思った瞬間――だった。

画面は静かに閉じるように消えた。


「え? 消えた!?」


白銀さんが驚きの声を上げる。なるほど、そういう仕組みか。


「能力の説明は後にします。まずは、先程ぼくが使った魔法について話しましょう」


みんなは納得いかない様子だが――能力ステータスの話は長くなる。先に魔法の説明だ。


「いいですか。魔法は、精神が乱れていると使用できません」


ぼくが語り始めると、みんな姿勢を正した。

犀田さんと海蛇田さんはふて腐れ気味だが、まぁいい。


「まず、自分の中の魔力を感じ取ることが大切です。

体の中のエネルギーを循環させるイメージを持ち、放ちたい場所――掌や指先――に出すことを想像します。

そして、詠唱して魔法を放つんです。たとえば――《ウォーターボール》」


ぼくは再び――魔法発動させ、掌に水球を生み出したのだった。

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