chapter13 魔法の属性 その1
「ぼくが“知る限り”では、12属性と回復魔法――合わせて13種類が、基本とされています」
そう答えると、カラスバさんが眉をひそめた。
「基本……だと?」
「どういうこと?」
白銀さんも、首を傾げながらぼくの言葉を追う。
「属性魔法の中には、“複合魔法”、“上位魔法”、それに“派生魔法”というものが存在するとされています。
……もっとも、ぼくも全てを知っているわけじゃありませんけどね」
一度、息を整えてから言葉を続ける。
「では――基本魔法とされる12属性から、順番に話していきましょうか」
まずは…。
「最初は、無魔法――無属性魔法とされている魔法から説明します。
無魔法は、全ての魔法の基礎とされ、“属性を持たない魔法”と言われています。
この無魔法を基準に、各属性魔法が昇華されていったという話もあるみたいです。
なので、無魔法が使える人は、すべての魔法を習得できる可能性を秘めている――そう言っても過言ではありません。
ですが……魔法を習得するには“適性”があるようで、理論上は可能でも、全ての魔法を修得するのは“不可能”とされています」
ぼくの言葉に、みんなの表情が驚きに染まった。
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