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迷宮に囚われた男  作者: 火川蓮
第二章 

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chapter9 魔法について その1

※本編に戻ります

みんなの自己紹介が終わり、ぼくはコミュニケーションを取る為、みんなに声をかけた。


「みなさんの魔法の知識は、どのくらいありますか?」


「ハッ、魔法とか本気で信じてるのかよ」


犀田さんが鼻で笑うように言い放った。


「そうですよ。魔法なんて非科学的なもの、ありえません」


海蛇田まからださんもメガネをくいっと上げ、犀田さんの言葉に同調する。


「確かに、"日本では"そうだったかもしれません。しかし、もうここは日本ではありません。まず、"その事実"を認める必要があります」


ぼくは静かに諭すように言ったが、二人の態度は変わらない。


「そんなこと言われてもなぁ」


「まったくです」


犀田さんと海蛇田さんは聞く耳を持とうとせず、苛立ちを覚えた。


「ちょっと二人とも!!」


白銀さんが注意を促す。


「あーしも、魔法とかよくわかんなーい」


サギジマさんが呆れた様子で答える。


「そんなことより、白銀ちゃんよぉ」


犀田さんはぼくを睨みながら白銀さんを呼び止めた。


「いつまで、速水の野郎にくっついているんだ?」


「別にいいでしょ。わ…私の勝手じゃない!!」


白銀さんがぼくの腕に力をこめたのを感じた。


はぁ……とため息をつく。もう、言葉で説得するより、見せた方が早いだろう。


「んだよ」


不満げに絡む犀田さんに向けて、ぼくは片腕を上げ、掌を前に突き出した。


視線を集めるみんなを前に、イメージを固めて詠唱する。


水球ウォーターボール!!」


すると、テニスボールほどの大きさの水の塊が掌の前に現れ、ふわりと宙に浮かんだ。水滴が光を反射し、微かに音を立てる。


みんなの目が一斉に見開かれる。驚き、困惑、興味――感情の混ざった表情が並ぶ。


「これが魔法です。使える魔法は人によって違いますので、注意してください」


ぼくはゆっくり言葉を締めくくった。


小さな水球は、掌の中で静かに揺れながら、周囲に魔法の存在を知らせていた。

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