chapter6 シェアハウスする人たち その4
南側のソファーに座る人たちの自己紹介が始まった。
「猫島梓です。職業は四大魔法士。よろしく」
凛とした声で名乗った彼女は黒髪ショート。制服姿でなければ男と見間違えるほどの童顔だが、中性的な雰囲気があり、いつもカッコイイ空気を纏っている。
「海蛇田俊典と申します。職業は工芸士です。よろしくお願いします」
眼鏡をかけた海蛇田さんは、整った黒髪と落ち着いた物腰が印象的な、真面目そうな男性だ。
「犀田宏明。職業は戦士だったかな。よろしく」
ぶっきらぼうに名乗った犀田さんは茶髪で、どこかヤンキーのような雰囲気を漂わせている。だが、仕事の時は案外真面目だ。
「鳩川心優です。職業は契約者になります。よろしくお願いします」
震える声で名乗った彼女は、腰まで伸びた黒髪を揺らす小柄な女性。背丈は150センチにも満たなそうで、今年入社したばかりの新人だ。
「鷹橋薫という。職業は精霊救恤士だ。よろしく頼む」
低く響く声とともに名乗った鷹橋さんは、黒髪ボブ型で部長の次に年配者の男性。部署の頼れるリーダー、といった印象を受ける人物だ。
こうして南サイドの自己紹介が終わり、西サイドへと移っていく。
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