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皆で仲良しアイドル!異種族アイドル同好会!  作者: フクキタル
第2章「始まり」
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第30話

もう30話ですね!いつもありがとうございます!

「ごちそうさまでした…」

「お粗末さまでした。」


はあ…なんか疲れる…


一騒ぎの後、やっと落ち着いたところで一息つく私。結局あれは本気で出したおしっこ…じゃなく聖水…?まあ、とにかくそんなもんではなかったようです…


「あははっ!さすがにお客さんにそんなの出せるわけないじゃん~みもりちゃん、普段も緑山さんにもこうからかわれているんでしょ?」

「うう…」


まあ…全く否定できないかも…


「みもりちゃん♥これ見てください♥今朝みもりちゃんを思って作ってきたラブジュースです♥」


っとめっちゃ飲みづらくなる水を渡したり…ってあんな変なこと、普通にやっているじゃん!?


「でもそれくらいみもりちゃんのことが好きってことだから大目に見てあげてね。私、緑山さんのことあまり知らないけどそれだけは分かるんだ。緑山さん、みもりちゃんのことが大好きってこと。」

「はい。それは私もよく知っていますから。」


たまに暴走したりやりすぎだと思う時もありますがそれくらいはいつものことですから。全然気にしません。


「みもりちゃん、同好会の子だよね?みらいちゃんから聞いたんだ。」

「え?団長さん、先輩とお知り合いなんですか?」


おしっこに装ってたハーブティーを一口しながら先輩の話題で話を始める団長さん。

ちょっと以外ですね。先輩、いつも自分は皆から何らかの理由で遠ざけられてるって言いますから私はてっきりぼっちだと…しかも団長さんみたいな変態さんとお友達なんて…


「あははーそれほどではないから。っていうかみもりちゃんって結構容赦なくボコボコにしてくれるんだね。」

「あ、すみません…」


でもなんだか否定しない団長さんでした。


「みらいちゃん、ああ見えても普通に構ってくれるセシリアちゃんみたいな友達もいるから。まあ、クラスではちょっと浮いている感じだけどね。」

「そうですか…」


色々大変そうですね、先輩…なんか理由があるのは分かっていますがそれでもやっぱり皆から遠ざけられるのは悲しいことだと思います…

私もクラスではゆりちゃん以外の子と話し合ったりするタイプではないんですが私の場合は皆私なんかよりきれいですごいから私から話しかけるの、結構迷惑じゃないかなって思って私から距離を取っている感じですから…


そんな私のことが気にかかったのか


「でもせっかくの高校生活だから。悔いのないように精一杯楽しまきゃもったいないよ。みもりちゃんはいい子だからもうちょっと頑張れば友達もいっぱいできると思う。だから一緒に頑張ってみましょう?」


そっと私の頭を撫でて励ましてくれる団長さんでした。


団長さん、お姉ちゃんみたい…あ、そういえば妹さんがいたっけ。

私とゆりちゃん、二人共兄弟がないですからこういうのなんかちょっと照れちゃうっていうか…でも決して嫌な気分ではないですからもうちょっとこうやって頭を撫でてもらいたい…


「みもりちゃん、足もすらっとしてきれいだね…この黒タイツに包まれたところがたまんない…中身の触り心地はどうかしら…」


って何自然にスカートの中に手が入り込むんですか!?止めんか!!


「あのね、みもりちゃん。」


っと急に私を呼ぶ団長さん。な…なんですか、そんなに改まって…また変なことでもするつもりなんですか…?


「私、今朝聞いた。昨日みもりちゃんのところに「大家」の人が来たことも、みもりちゃんが「大家」の人ってことも…」


すごく面目ないって顔…もしかして団長さん、昨日のことで自分に責任感を感じているのでしょうか…


「本当にごめんね。私、かなちゃんからもみもりちゃんのこと頼まれたのにちゃんと守ってあげられなかった。なんとお詫びすればいいのか…」

「い…いいえ!別に団長さんのせいじゃないですから…!特に怪我とかしたわけでもないしあれはただの事故みたいなもので…!」


先輩、私のことをこちらの団長さんにお頼みしたんだ…


私の話は既に団長さんのところにも届いたようでしたが私は決してそれを他の人のせいって被せたくありません。

結局私が「大家」の孫娘という事実は変わりませんから。その血に関わる事実が存在する限り私があの家に関連されることは避けられないと私は昨日の薬師寺から学びました。


でも私自身はできるだけ前向きに考えようとしています。「大家」にとって私は今はもう使い道のない出来損ない後継者の一人に過ぎませんから。

よく考えてみれば昨日薬師寺さんが私のところに会いに来たのは本当に大したことではなかったかも知れません。実際薬師寺さんは私に何の危害も加えなかったですし。まあ、薬師寺さんが怖いのは仕方ないんですが…


それに


「私にはゆりちゃんや赤城さんみたいに私のために頑張ってくれるたくさんの方々がいますから。」


やっぱり私は私のために一生懸命頑張ってくれている皆さんに心配をかけたくないです。

今よりもうちょっとでも強くなること。多分それが私から皆にできる恩返しではないかと私はそう思います。


「そうか。強いね、みもりちゃんは。」

「そ…そうですか?」


強いだなんて…あの「勇者」様に褒められるのはやっぱりちょっと照れちゃいますね。えへへ…


「でもやっぱりちゃんと謝罪させて欲しいな。何がいい?私にできることなら何でも聞いてあげるわ。」

「そんな…!特に欲しいものとかありませんからそんなに気にしなくても…!」

「いや、こういうのやっぱりきちんとした方がいいと思う。」

「ええ…?」


謝罪って…別にそこまでしなくてもいいですよ…特に怪我したわけでもないですから…逆にこっちから気を使っちゃいますからこの辺で…


「何かやって欲しいプレイとかない?私、大抵のものはやってみたからその範囲のものなら何でもオッケーだよ?」


ってえええ!?プレイ!?なにそれ!?ゲームの話!?っていうかやってみたいって!?


「赤ちゃん扱いされたくない?痴漢や青姦とか興味ないの?あ、でもこれ全部緑山さんともやってみたのかな。」


誰がやるもんか、そんなの!!さてはキサマがやりたいもんだな、これは!?


「まあ、何事も経験が大事だから!私が脱がせてあげようか?あ、もしかしてもうプレイ始まったの?みもりちゃん、こういうのが好きなんだ。」

「何言ってるんですか!?」


絶対脱げないようにぎっしりと服を握っている私を見てまた何かのスイッチが入ったようなゆうな団長さん!彼女はまるで何かにとりつかれたように早速その大きい体で私を襲って凄まじい力でぐいぐいと服を引っ張り出し始めました!


「ゆうなちゃん、いるー?」


その瞬間、意味不明のプレイが始まったように服を脱ぎ始めた団長さんを止めたのは外から聞こえるある女性の声でした。


「あ、中にいるわね。入らせてもらうわ。」


聞き覚えのある声…もしかして会長さん…!?


「ちぇっ…邪魔が入ったな…」


ってええ!?今舌打ちましたよね!?っていうか邪魔!?


「もうーダメじゃない、ゆうなちゃん。私にはゆうなちゃんの考えが全部見えているもの。」


まだ団長さんからの許可も出てないのに勝手にドアを開けて中に入ってしまう会長さん。そしてその会長さんを見ている半裸状態の私と獣の顔をしている団長さん…


団長さんに襲われるところだった私を見て


「危ないところだったわね…みもりちゃん。」


と言ってくれる会長さんがまるで天使のように見えた私はその後、私の貞操を守ってくれたことを何度も涙でお礼を伝えました。


「危ないところだったわね…みもりちゃん。」


っと心配してくれる会長さんがまるで天使のように見えた私はその後、私の貞操を守ってくれたことを何度も涙でお礼を伝えました。


「体の方はどう?大丈夫?危なかったわよね。」


っと昨日のことについて私に怪我したところはない?っと心配してくれる会長さん。やっぱり会長さんだって昨日のことをずっと気にかけていたようです。


「はい。副会長さんから助けて頂いてなんとか。」

「そうか。良かった。しばらくは気をつけた方がいいと思うわ。この周りの警備も強化する予定で「Scum」や「百花繚乱」の方にも当分の間「緊急措置」に入ってもらうように通達しておいたから。」

「あ…ありがとうございます…」


私の身の安全のために世界政府と学校側に警備の強化を会長さんから要請してくれたって話はゆりちゃんから聞きましたがまさかこんなにも素早く進んでいたとは…

さすが会長さん…レベルが違います…


「それにしても今日「部活実績会議」があるから一緒に行こうって今朝言ったじゃない。どうしてまだ油売っているのかしら。」

「あ、言われてみれば。ごめんごめん。」


私から団長さんを引き離した後、着崩れの団長さんの身なりを整える会長さん。うちの先輩も先輩ですがそのお友達の会長さんだって結構女子力高いんですよね。世話好きですし。


「うへへ…♥セシリアちゃん、今日もすっごくいい匂いがするわね…♥乳もめっちゃおっきい…♥」


…団長さん、なんかすごく楽しそうですね…


「部活実績会議」とは各部の代表者、及び代理者が一人ずつ出席して部の活動実績について報告、今後の活動目標などを語り合う定期会議です。今派閥に分かれて争っている第3の中心人物達を一度に見られる数少ない行事ということです。


私は出たことがありませんが生徒会のゆりちゃんやチア部のかな先輩、そして同好会の部長であるみらい先輩の皆は全部その会議のことを経験済みです。


でも…


「去年からなんか雰囲気とか変わっちゃってね。怖いっていうか。」


かな先輩の話によると思ったより穏やかなところではなさそうです。


学校内の大型部から初め、陸上部を含めた体育系の弱小部、そしてうちの同好会みたいな正式部でもない同好会の代表者まで参加する結構大きい会議ですが発言権の殆どは「合唱部」などの大型部が握っていて小さい部の人達はろくに一言もできずそのまま帰ってしまうらしいです。

それにいつも喧嘩ばかりしちゃって最近になってはもう会議とも言えないって…

色々大変ですね…


「それはそうとゆうな先輩ってやっぱり会長さんとも知り合ったんですね。同じ神界の人だからなんでしょうか。」

「それもあるけどなんかセシリアちゃんって結構ちょろそうじゃない?この子なら結構いい感じで倒せると思ってね。」


本人の前で身も蓋もねぇ!!


「あはは!ダメダメ!みらいちゃん以外の人にそんなに軽々しく抱かれる気全くないもの!」


この人は何言ってんだ!?


「お二人さんが普段どんな交友関係を保っているのかはっきり分かりました…」

「あら、そう?」


先輩、こういう人達とお友達なんですね…なるほど…


「それにしてもみもりちゃんには申し訳ないね。わざわざ届けに来てくれたのに。」

「いえいえ。お仕事ですから。」


ハンカチをお返しするためにわざわざ指導室まで来てくれた私への悪いって気持ちを示すゆうな団長さんですが別にそんなに気にすることではありませんから。私だってハンカチとお礼のお菓子だけ届けたらすぐ部室に戻るつもりでしたし。そんなに申し訳ないって言わなくても…


「みもりちゃんへのお詫びは私から預からせてもらっておくから安心してね。なんか欲しいシチュとかあったら遠慮なく言ってね。私、おもちゃとかもいっぱい持っているから。」


そっちのお詫びはもういいですから!!っていうか何のおもちゃなのか絶対聞きませんからね!?


「それよりみもりちゃん。もしかしてみらいちゃんがどこにいるか知ってる?先からずっと探しているんだけど見当たらなくて。電話も出てないし。」


っと私に先輩の行方を聞く会長さん。先輩に何か重要な用事でもあるんでしょうか。


「今日は私もまだ部室に行かなかったから合ってなかったんですけど…」

「そうか。困るわね。」


困っていうより…なんだかすごく残念がる顔ですね、会長さん…

あ、そういえば会長さんって先輩のこと、好きって言ったから。今、ちょっとだけ「一緒に行きたかったのに…」って聞こえたし。

会長さん、以外に可愛いところもあるものですね。初々しくて純愛って感じで。なんか胸がキュンとして微笑ましいかも。


「仕方ないね。今日だけはみもりちゃんに一緒に来てもらおうかしら。」

「わ…私ですか!?」


急に私に話を振る会長さん!それってまさか私にその会議に出席して欲しいっということですか!?


「いいですか!?私まだ正式で入部したってわけでもないんですよ!?それにあの会議、偉い人達もいっぱいありますからもし私のせいで同好会の評判が悪くなってしまったら…!

「大丈夫。特に難しい話をする場所でもないから。今後の活動についての意気込みとかこれからも頑張りますとか適当な話をすればいいのよ。生徒会もついているし何よりゆりちゃんがいるからひとまず安心できるんじゃない?」

「そ…そう言われても…!」


なんかすごく断りにくい…!

そ…そういえば会長さんって案外こういう強引なところも結構あるってゆりちゃんから言われたような気も…!


「まあ、あまり時間もないから一旦行こうかしら。でも参加しないと同好会の今後の活動にも支障ができちゃうからできればちゃんと参加した方がいいわ。」


爽やかな笑顔でそんな恐ろしい話を平然とする会長!既に彼女の手に掴まれて引っ張られていた私の手はろくな反論もできなず、状況も飲み込まれないまま部屋から離れてしまいました!

っていうかそんな話、聞かされちゃったら行くことしかないのでは!?


「あ、でも行くまでにお茶一杯くらいどう?私が出してあげるから。」

「嫌だわ。だってゆうなちゃんのお茶、小便臭いだもの。」

「ちぇっ…」


また何やってるんですか!?団長さん!?っていうかガチで飲ませたことあるってこと!?スカート捲るな!!

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