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皆で仲良しアイドル!異種族アイドル同好会!  作者: フクキタル
第5章「夢と茸」
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第162話

いつもありがとうございます!

初めての出会い。私はあの子との出会いを今もはっきり覚えていた。


第3女子校には毎年外から大物と呼ばれる令嬢や各分野から頭角を現している優れる人がたくさん入学している。もちろん家からちやほやされて育たただのぼんぼん育ちのお嬢様だっていくらでもある。

その中で私が入学する時は特に並外れの格別さを持つスター揃いの年だった。


大企業「灰島」の跡取り娘の「鬼」「灰島(はいじま)(すみれ)」。

「水の矢」の継承者で「黄金の塔」の頭領「霊」の「幽霊少佐」「速水愛」。

「勇者」という名でよく知らされている「雷の槍」継承者「人龍」「結日(ゆうひ)優奈(ゆうな)」。

世界的な画家として名高い「石川(いしかわ)金剛(こんごう)」や世界級のチェリスト「立花(たちばな)莉子(りこ)」など名前だけなら誰でも知っているような子が約束でもしたように一斉に私と同じ年に第3女子校に入学してきた。


世界政府から援助されている割になぜか理事長や理事会まである変な学校。あらゆるお姫様やお嬢様達が揃ったせいで独自的な自衛の組織も揃えているこの学校は今はあまりにも大きくなってしまって世界政府からも用心しているらしいだが今まで学校のモットーである「共存」をちゃんと果たしているからこれといったトラブルは起きなかったのでこれといった干渉はなかった。


私も上で言及した彼女達みたいに皆から結構注目されていた。何せよ私はあの「プラチナ皇室」の皇女だったから。皆にはもうちょっと「Fantasia」という名前の活動名で知られているかも知れないだがどちらの理由とても私は彼女達並み以上の注目を浴びられていた。


今覚えば今は特に構わないだがその時の私は「プラチナ皇室」の第3皇女呼ばれるのがあまり好きではなかったと思う。

お父様の後を継いだのは第1皇女の「ビクトリア」お姉様。皇帝として全ての知識や嗜みを身につけたお姉様とは違って私はただの「アイドル」だった。

だから私は私の力や努力で成し遂げたものでもないただの出身だけを語るその呼び方にあまり気が進まなかったのであった。


3人との結婚。神界のエルフ、魔界のダークエルフ、そして人界の人間。その中で生まれたエルフと人間の「ハーフ」。それが初めて知った私の出生だった。

エルフの王としてお父様は世界政府との共存、そして国をもっと豊かにすることしか考えなかった。本当に恋をして生んだのは私も、ビクトリアお姉様もない。私のもう一つの姉で私の唯一な家族だった「エミリア」お姉ちゃんだけであった。

だからお父様は「堕落のエルフ」と呼ばれるダークエルフとの結婚を長老会の激しい反対にも関わらずダークエルフの女性との結婚を強行した。

それぞれエルフの名家と世界政府の高位官僚の娘の中で生まれた私達は倉庫に押し込めるようにずっと城の中で住ませておいた。お父様にとって私達はただの政略結婚の産物に過ぎなかった。


長老会によって堕落の象徴だったエミリアお姉ちゃんとそのお母様は魔界に送られたが私が幼稚園に通っている頃、お姉ちゃんだけはこっちに来ることができたた。

その頃のビクトリアお姉様はお父様からの後を継ぐために家から出ていたから私はずっと一人だった。時々お母さんのところに会いに行ったことはあったが家の方針でずっとそこにいられなかったので私は幼稚園から戻った後の一人だけの時間がとても嫌いだった。

広くて静かな家。一人であの家でいるとなんだか自分を感じられない気分になってしまって私はずっと物置の屋根裏で暮らした。使用人達は何度もそこから引き出そうとしたが私は決して下りなかった。

たまに家に戻ったお父様も、お姉様も私に全く興味がなかったのでこのことについて一言もなかった。私はその薄暗い部屋でずっとテレビや本の中で生活していた。

今は皆の前で歌ったりするアイドルだが昔は正真正銘の引きこもりだった。


ある日、幼稚園から戻った私を迎えてくれたのはいつものメイドではない見慣れのない全くの初対面の女性だった。

霧のようのい霞んでいる真っ白くて長い髪。青黒い皮膚。でもお父様やビクトリアお姉様とは違って私のことをちゃんと見てくれていた金色の目はとても温かくて優しい。

私を見て


「セシリアちゃん…だよね?はじめまして。私は「エミリア」。セシリアちゃんのもう一人のお姉ちゃんなんだ。今日から一緒に暮らすことになったの。よろしくね?」


っと自分のことを紹介したエミリアお姉ちゃん。その笑みがあまりにも明るくてホカホカだった私は初対面の相手ということにも関わらず


「は…はい…」


っと彼女から出した手を取ってしまった。


年はビクトリアより2個下。私とは8歳も年が離れていたお姉ちゃんはその頃ちょうど中学生だった。

学校から戻ってきたからずっと私と一緒にしてくれたお姉ちゃん。

いつも私と遊んでくれて私に友達も一杯作ってくれた。家の人に内緒にしてこっそり抜け出して祭りに連れて行ったり、電車で海まで行ったりとても楽しかった時間。私は今もその時間を忘れられない。

お姉ちゃんが来た後、私は二度と屋根裏には戻らなくなった。お姉ちゃんがいたから私はもう寂しくなかった。


でも問題は私の小学生頃に起きてしまった。ついにビクトリアお姉様がお父様の後代を継いで「女王」として即位したあの時、私の体に異変が起きてしまった。


なぜそんなものが私にできてしまったのかはまだ分からない。生まれてからずっと身につけていたが自覚してなかったのか、それとも何かきっかけになって発現されてしまったのか。ただいつの間にか見えていた。

「私以外の他人の考え」が。


初めては気のせいだと思った。でもまもなくその人の本音というのを気づいた時、私は真っ先でお姉ちゃんに相談した。

これが見えてしまって私は分かってしまった。学校の皆はただ私が「プラチナ皇室」の皇女だから私と付き合っているだけでこれがどうしようもなく怖いって。それ以上、私がこれでお姉ちゃんの考えすら読み取ってしまうのではないかが一番怖かった。もしこれでお姉ちゃんが傷ついたり、私のことが嫌いになってしまったらどうしようっと。


でもお姉ちゃんは何も言わずにそっと私を抱きしめてくれるだけだった。その時のお姉ちゃんの考えは見えてなかったが私はお姉ちゃんはただ純粋に私のことを心配してくれているとういのを実感した。


「何も言わなくてもいい。お姉ちゃんが全部なんとかしてあげるから。」


そう言ってくれるお姉ちゃんは私の全部であった。


お姉ちゃんその力のことを神様から与えてくれた力である「権能」というものだと説明した。いつ、誰かに現れるのかはまだ証されていないだが


「これはきっと神様からセシリアちゃんに世界の皆の力になって欲しいって与えてくださった力なの。セシリアちゃんはいい子だからきっとうまくできるってお姉ちゃんは信じている。」


お姉ちゃんは最後まで私のことを信じてくれた。


でも噂はいつの間にか広まってしまった。お姉ちゃんは絶対言わなかった。多分皆の考えを知ってしまった私の行動から皆分かってしまっただと思われる。私のことをそう思っている友達の前で平気でいられるほどその時の私はそんなに大人ではなかったから。


私の能力のことはとうとうビクトリアお姉様と長老会の耳にまで入ってしまい、幼い私の人生は崩れ落ちてしまった。

私が人の頭の中を見られるようになったとういのが知られた後、私は二度とお姉様の前には出られなくなってしまいお父様は私をまるで疫病神のような扱いをつけて家から出られないように閉じ込めて二度と私に会いに来なかった。

まあ、当然なら当然かも知れない。もし私がお父様の中からこの国に害になれるものを読み取ったり、弱点でも掴んでしまったらこの国はとてつもない状態にはまってしまう。その上、人を操ることもできたから逆謀でも企んでしまったらこの国は文字通り終わりだっとお父様はそう思っていた。

だからお父様はお姉様の反対にも関わらずいつでも私を始末するために私の目の届かないところで私を狙撃する準備をしていた。


皆私の前ではいつ自分の考えが読まれてしまうとか恐れるだけで誰も私の話を聞いてくれなかった。エミリアお姉ちゃんはあんな私のためにお姉様や長老会に駆け回って頑張ってくれたが誰一人ダークエルフのお姉ちゃんの声には耳を貸してくれなかった。


その1年後、あのエミリアお姉ちゃんさえ私の傍からいなくなった。理由は今でも分からない。でももう私なんかはどうでも良くなったっとその時の私はそう思った。

ここに来る前にも魔界では普通に生活していたからあえて母親も違う私のために頑張る筋合いはない。強くなって自分のことまで操る前にさっさといなくなるのが当たり前のことだと思ってお姉ちゃんは私から離れることを選んだと思った私は絶望してしまった。


こんな能力なんて別に望んで得たものでもないのにこれのせいで全部壊れてしまった。これのせいで全部間違ってしまった。多分これはこれからもずっと私が死ぬ前まで私に付き纏って次々と私の人生を崩してゆくだろう。だったらこんな能力、私の手で終わらせてやろう。そう思った私は一人で人界にお母さんを会いに行くっと言って家から抜け出した。

お母さんはもう再婚して立派な家庭を築いていたからこっちから会いに行くつもりなんて全くなかった。私はただこのまま消えてしまいたかっただけだった。

まだ小さい小学生に過ぎなかった「セシリア」という名前の少女はそうやって自ら自分の命を落とそうとした。


そう思ってお姉ちゃんとよく遊びに行った海に着いた私は日もくれてしまってはても見えない海を眺めた。ふと自分が歩んできた人生はただの惨めなことしかなかったくだらないものだったと顧みた私はもう一度あそこの浜辺で一緒に遊んでたお姉ちゃんのことを思い出した。

誰もいない夕日の浜辺。あそこでずっと私を待ってくれてた私の唯一な家族。


「私、次も絶対お姉ちゃんの妹になるから。」


そう思ってもう私の傍からいなくなった私の思い出のお姉ちゃんに別れの挨拶をした私はふと私の方を先からずっと見ていたある同年代の少女のことを気づいてしまった。


夜空の潮風になびく鮮やかな桃色の髪の毛。穏やかではっきりと整った目鼻立ち。何より同じ年頃の女の子とは思われないほどでかい胸。その全てがまるでお姉ちゃんからよく聞いた「海の妖精さん」のように見えた私は同じ女の子ということすら忘れてついその美しさに見惚れてしまった。


「こんばんはー」


初々しくてしとやかな声。その子は一人ぼっちでベンチに座っていた私にそう挨拶しながら近づいた。

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