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皆で仲良しアイドル!異種族アイドル同好会!  作者: フクキタル
第5章「夢と茸」
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第157話

1名様ブックマークなさってくださって誠にありがとうございます!もう20名様だなんて!感謝感謝です!もっと頑張りたいと思います!

最近敬語の勉強をしているんですがかなり難しいです。社会人の方々、尊敬しちゃいます。

学生時代に書いた小説を見つけましたがその頃はグルとか怪奇とかそういうのジャンルにはまっていたんですね。今ではスプラッターなどは到底無理ですが。

もうすぐ初投稿から1年になります。っと言っても実力不足であまり書けませんでしたが…

いつも待ってくださる皆様のおかげです。いつも遅くなってもう訳ありません。

いつもありがとうございます!

荒沼(あらぬま)(らん)」。


私達の前に現れた仮面の女性が案内した部屋から私達を待っていた彼女達の親は自分のことをそう紹介しました。


「荒沼さんって…」


少し心当たりのところを思い出したようなみもりちゃん。でもそれは私にも少なくとも存在しました。


荒沼(あらぬま)(らん)」。

年は私達より1個上で学年は2年生。副会長や青葉さんみたいな音楽科ではかな先輩と共に普通科の生徒ですが成績は同学年の中ではぶっちぎりで全国トップの人界の超エリートで私と一緒に生徒会の役員の一人で役職は「選挙」係ですが…


「今まで一度も見たこともなかったよね、この人…」


みもりちゃんの言ったとおりに私は入学以来、この荒沼先輩のことを一度も合ったことがありませんでした。


この部屋に私達を連れてきた女性の方と同じ仮面を被っているので顔はよく分かりませんが青緑色の長い髪の毛とスラッとしたスタイルから考えると間違いなくとてつもない美少女の人間のはずです。

副会長さえ名前以外は全く把握していませんので詳しいのは分かりませんが私が感じた限り間違いなくこの人も、ここの人達全員「百花繚乱」や「Scum」ほどの化け物達です。


「クラブ「陽炎(かげろう)」へようこそおいでくださいました。緑山様、虹森様。」


丁寧に私達を迎えてくれる荒沼さん。やっぱり何らかの機材で声を隠しています。


「は…はじめまして…「虹森三森」…です…」

「「緑山百合」と申します。よろしくお願いいたします。」


こちらからも軽く自己紹介させていただきましたがあまりにも怪しい空気でどうしても落ち着かないので正直自己紹介なんてどうでも良かったです。


「私は当クラブのホスト「荒沼蘭」と申します。以後お見知り置きを。」


形式的な紹介ですが特に私達に対して敵意を持っているようには見えません。

先お昼休みの時、黒木さんから聞いたこの学校の不穏な勢力のこともあったので気を抜くわけにはいきませんが今ここで私達を何とかする気はなさそうです。


「「陽炎」…ですが。」


正直言うと驚きました。まさかあの成績優秀の荒沼さんがこの怪しいクラブの親だったなんて。まだ内容までは聞けなかったんですがA館の謎の部活というのはこちらで間違いないようです。


「た…確か「陽炎」って名前はこの学校にもありますよね…?「選挙管理委員会」の…」

「はい。我々こそその「選挙管理委員会」の「陽炎」でございます。」

「え…?」


今…なんかさり気なくものすごいことを聞いたような気がするんですがもう一度お話していただけますか…?


「改めてご紹介いたします。生徒会所属の選挙係の「陽炎(選挙管理委員会)」と申します。そしてその委員長を務めさせて頂いております。「頭領(選挙管理委員長)」の「荒沼蘭」と申します。」


っと私達の前に体を傾けて挨拶する彼女のことによるこの状況を私はあっさり受け入れられませんでした。


今まで一度も生徒会に出席もしなかった名前だけの生徒会役員。そして「選挙管理委員会」と同じ名前で営んでいた謎のクラブ。「百合の花園」の探していた私達のところに都合よく訪れたこの「陽炎」という組織にふと珍しく胸をざわめかせる私でした。


「初めて見ました…私はただの都市伝説みたいなものだと思ってたんです…」

「よく言われておりますが我々は確かに存在しております。無論当クラブのこともあって外からあまり姿を表してはありませんが管理人としての我々はご覧の通りちゃんとこちらから活動しております。

クラブのこともまたある程度の選別は独自的に行っていますのでご存知の方はほんの少しですが。」

「そ…そうだったんですね…」


さすがみもりちゃん…こんなに怖じけているのにちゃんと質問しています…


しかしずらっている仮面の少女達は何も言わず静かに私達を眺めているだけで何もしませんね。まるで観察でもされているようで少し気味悪いですが幸いにあの速水さんや石川さんみたいな極端な人ではなさそうで一先ず安心しました。


「当クラブは「秘密厳守」、及び「絶対中立」の原則に基づいて運営されております。厳選された貴賓の方々のみが当クラブから学校内で保証された「お互いの愛」を確かめることができております。そのために必要な施設は全て整っており、真っ白な百合の花を思う存分咲かせるように最高の環境を最善を尽くして提供しております。

無論支払いは一切求めてません。我々はただ「観察」させていただきたいと思っております。いっそこちらから払わせていただきたいところですがあいにくこちらの皆さんはお金に困っていらっしゃる方は殆どいらっしゃらないので。」


そういう胡散臭い活動内容、よくお話しますね、荒沼さん…でも回りくどくないので結構気に入りました。


「本当に存在しましたね…「百合の花園」…」

「ご存知でいらっしゃいまして誠に光栄でございます。」


信じられません…こんなに早く向こうから迎えに来てくれるとは…その以前んに存在していただいて本当に感謝します…!


正式名称は「陽炎(選挙管理委員会)」と同じクラブ「陽炎」でしたね…「百合の花園」っというのはおそらく生徒達の中で呼ばれている隠語みたいなものだったようです。


「実はお客様の幅を広げたいと思っておりますが現時点では少々難しいではないかと思って詰まっている状態です。」

「べ…別に隠す気はないようですね…」


みもりちゃんの言葉を肯定するように首をうなずく荒沼さん。


「はい。改めて申し上げますが我々の目的はただの観察です。女の子同士の初々しくて汚れのない愛の交じらいをこの目で確かめたいです。部屋に入る時のときめき、お互いの体を触れ合って相手への愛を交わし合う時の情熱、そして部屋から出る時の幸せさ。その全てを我々はただ純粋で清らかな心で応援し、見届けたいだけです。」

「つ…つまり「覗き見」が趣味…ということですね…」


さ…さすがみもりちゃん…!ズバリっと!


「はい。いかにも。」


こっちも!!


「っと言っても今まで一度も()()のところは見たことはありませんので。無論そのことについては我々は一言も口外しません。もしそのことで被害を受けてしまうことがある場合我々は責任を持って喜んで命さえ授けます。」

「い…命って…!さすがにそれは…!」


慌てて荒沼さんの話を防ぐみもりちゃん。


「もちろん覗き見は犯罪なんですが一応本人達にちゃんと許可を得るんですから…!私にはそんな趣味はありませんが少ないけどそういうマニアもあると思うし…!」


こんな時もみもりちゃんは初対面の荒沼さんをかばってくれるのですね…まあ、みもりちゃんだって最近結構面白い()()に目覚めたようですし通じるところがあったということでしょうか。


「よってお二人様におかがましいですが何とぞお願い申し上げたいことがありまして。」


っと私達の前に何かずっしり入っている黒いケースを差し出す「陽炎」の部員。それを渡された私は一気にその中身を予想することができました。


「この重さ…もしかして…」


間違いありません…これはお金です…!それも一生働かかずに遊びまくっても使い切れないほどの…!


「必要でしたらもっとご用意できます。」

「ちょ…ちょっと待ってください…!いくらなんでもこんなお金、受け取れませんよ…!」


いきなり目の前に置かれたとんでもない金額のお金にもちゃんと理性を保っているみもりちゃん。

でもそうですね。私もみもりちゃんとの初めての思い出ですから。これだけは大切にしたいです。


「いえいえ。とんでもありません。」


ですがそこが付け目ではなかったように話を戻そうとする荒沼さん。じゃあ、このお金の意味は一体…


「お二人様にお願いがありましてわざわざこちらまでお越しいただいたのは確かですがお頼み致したいところはそこではありません。我々からお二人様に求めるのはただ本日ご体験になさって感じた当クラブの良さを皆様に()()していただきたいだけです。無論Vip待遇で。」

「宣伝…?」


こ…これは読めませんでした…!まさか第3女子校の七不思議の一つ「百合の花園」が自らもっと知らされてしたいとお金まで付けて依頼するとは…!しかもおまけでクラブのVip待遇まで!


「ですが先、荒沼さんからお話したのではありませんか。独自的に選別を行っているっと。」

「はい。今の状況ではまだ念には念を入れなければならないかと思っているので。」


それもそうですね。観察がしたくてももし「百花繚乱」や「Scum」の人と関わってしまったらいくらあの「陽炎」の頭領っと言ってもただで済まないはずですから。


「だからこの「陽炎」の部室のように目立つところで運営していたわけですね。ここなら「陽炎」の人以外は立入禁止ですから。」

「お察しのとおりでございます。我々は「選挙管理委員会」の「立会人」。「絶対中立」に基づいて動かなければ何の意味も持ちません。だから我々「陽炎」はあの理事長や「Scum」の志村さんさえ手出しできないのです。」


なるほど…だからこんなふざけた仮面まで被って自分達の正体を隠したわけですね…その上、


「ちなみに我々の戦闘力は学内頂点だと誇っております。」


こんな化け物達お揃いだなんて…


「無論緑山さんのような方々には到底敵わないんですがここの全員は7つの世界政府付属高校の中で第1女子校の生徒会「Silence」や第2女子校の自動戦闘部隊「Frontline」と共に最強を争っております。単に力の差だけを論じるそのような優劣つけなんかに大した興味はありませんが。我々はただいかなる時でも公正な判決ができる「立会人」として自分の力を養うだけです。」

「そ…そうだったんですね…」


そんな最強集団の共通の趣味が女の子同士の覗き見なんて…


「どうしますか、みもりちゃん?」

「ううん…そうだね…」


少し悩むみもりちゃん。


「でもなんで私達なんでしょうか…」

「お二人様のお噂はかねがね伺っておりました。ここ数日、密かで観察しつつ何名様の候補の中で厳正な審査を行った結果、満場一致でお二人様で決定されましたのでこの件について異論を唱えるものはおりません。当然この件の全ては極秘と扱われるのでご安心願います。」


まあ♥それほど私とみもりちゃんの恋話が広まっていたということでしょうか♥なんだか照れちゃいます♥


「ぶっちゃけ言ってみたいっというですよ。()()()()()()。」


「この人、隠し気、全然ない!!」っと突っ込むみもりちゃん!


「無論お二人様から直々ご覧に入れていただきましたら申し分ありませんですが。」

「ええ…」


っと言ったところのみもりちゃんですがそんなに満更でもなさそうな…


「いや…こんなにお願いしているんですから…見られるのはやっぱりちょっと恥ずかしいけど…」

「ご心配なさならないでください。当クラブには会長のセシリアさんのように「精神操作」の筋の良い能力者も備えております。見られるという事実だけを忘れるように操作できるのでそのような恥は感じられません。撮影や録音のような不敬な行為も禁止されていますのでどのような記録も残しておりません。」

「そう言われても…」


さすがみもりちゃん…困っている人をほっておけないのはいいことですがこれって困るのに値する問題でしょうか…


「で…でもゆりちゃんの意思もあるし…それに私…こういうのがついていて…」


っと初対面の人の前からいきなりスカートを捲りあげて中身を確かめさせちゃうみもりちゃん!!なんでいきなり人の前でおちん○○とか見せちゃうんですか!?


「いや…だって言葉で説明するよりこっちの方が信じてくれると思って…」

「それはそうですが…!」


みもりちゃんってたまに私より常識はずれのことをしちゃったりするんですがさすがにこういうのは良くないですよ…!

それより荒沼さんの反応は…!


「あ…お…恐れ入りますが我々は男根の方には全く興味がありませんのでこの度はご遠慮させて…いただきたいと…」


要らないんですか!!

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