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皆で仲良しアイドル!異種族アイドル同好会!  作者: フクキタル
第5章「夢と茸」
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第148話

いつもありがとうございます!

「でもどうして会長さんがここに?っていうか今、授業中なんですよね…?」


3年生達の教室はここから結構離れているのにうちの生徒会長さんはどうして1年生達のところにうろうろしているんでしょうか…

でもよく考えたら生徒会長さんっていつもこんな感じですよね。思わずところからいきなり飛び来ちゃうっていうか、超人気者っと言われている割に結構暇そうっていうか…


「まあ、説明会が終わったら「Fantasia」はすぐ全国ツアーに言っちゃうからその間に皆のことをもう少し見ておきたくてね。」


っと爽やかな笑みを見せながら話す会長さん。


言われていれば確か前にも聞いたことがありそうな気分ですね。まあ、元から超って字が付くほど人気アイドルだったしそろそろそんな時期かも知れませんね。最近青葉さんみたいな有名人達とずっと付き合っていたせいでちょっとそういう感覚が鈍くなってしまいましたがこの会長さんだってそれほどの有名人ですから。

でも説明会が終わったら会長さんや赤城さんともしばらくの間はここにいないんですね…寂しくなりますね…


「じゃあ、生徒会の仕事はどうなるんですか。」


っと聞く私に向かってなんだかドヤッとした顔をするゆりちゃん。ど…どうかしたの?


「今のゆりちゃんなら一人で大丈夫そうだからそっちは一先ず安心かな。」

「ええ!?まさか全部ゆりちゃんに任せっきりなんですか!?」


そ…そうなの!?ゆりちゃん!?


「はい。指揮を取るのなら私一人でなんとか。」

「何せよゆりちゃんは優秀だから。あの鬼の副会長さんであるななさえ認めちゃったし、皆だって結構素直に従っているから。」


へえ…あの赤城さんもゆりちゃんのことを認めていたんだ…なんだか私の方まで鼻が高くなるような気分…ってなんで先からそんなにニヤニヤしているのかな、うちの緑山さんは…


「どうですか、みもりちゃん?あなたのゆりはこんなに周りから認められているんですよ?決してあなたの()()として恥を見せるわけにはいきませんから!」


え…?あ、うん…まあ、ゆりちゃんはずっとそんな感じだったから私もすごいっと思っているよ…?っていうか今、何かすごいこと言っちゃったよね…?


「こういうできる私と結婚したくなりませんでしたか?」


なんで!?


「さすが緑山さんです!第3校の生徒会はこの学校の優れたエリート達だけを集めたところなのに既に主だったなんて!この際思い切ってやりましょう、みもりちゃん!式の手配は私にお任せください!」


だからなんで!?


でもまあ、クリスちゃんの言った通りにゆりちゃんが生徒会の皆さんから認められているってことは純粋に嬉しいんです。中学校の時もずっと生徒会だったし元からすっごく真面目で頑張り屋さんですからきっと皆にそんな風に認められるって信じていました。

でもゆりちゃんはいつもこんな風に私よりずっと先へ進んで行っちゃうんだ…皆に愛されてどんどん中心になっちゃう…もし私のことが飽きちゃったらどうしよう…やっぱり私の傍から離れてしまうのかな…


「…ならいっそ今のうちに結婚してずっと一緒に…」

「ちょ…会長さん!?」


何を勝手に人のナレーションに入り込むんですか!?私、そんなこと一言も思ってませんよ!?


「本当かしら。でもゆりちゃん、最近クリスちゃんとすっごく仲良くなったから。」


まだ私の頭の中にいるんですか!?早くそこから出て…!…ってそれは何の…?


「よく考えてみてご覧?ゆりちゃんとクリスちゃん、最近ずっと付き合っているじゃん?このままだと本当にゆりちゃんとクリスちゃん、付き合っちゃうかも知れないよ?そうだったらみもりちゃんはどうすればいいのかしらー」

「ゆりちゃんとクリスちゃんが二人っきりで…?」


…よく考えてみれば確かにそれはそうかも知れません…会長さんの言った通りにゆりちゃんとクリスちゃんって前とは比べないほど仲が良くなりましたから…先、お昼休みの時も結局二人だけ話し合ったみたいだし…

何か私に聞かれちゃったら困りそうな話でもしちゃったのかな…もしかして私は私の考えている以上ゆりちゃんとクリスちゃんのことについて分からないかも知れません…いつも私のことを大好きにしてくれる二人だったこそ私はいつまでも私のことをずっと好きにしてくれるだろうっというとんでもない勘違いをしていたかも…


「みもりちゃん?」


やっぱりゆりちゃんも、クリスちゃんも私みたいな普通な子よりお互いみたいなきれいでお嬢様みたいなのが好きなのかな…確かに私なんかより二人共ずっと可愛いし何でもできるし…それに仲が悪かったでも仲直りした後、もっと仲良くなるって話はいくらでもあるし…

二人のことを本当に信じているんだけどゆりちゃんも、クリスちゃんもお互いに魅力的な子達だから知らないうちにお互いへの愛情とかができちゃったかも知れない…


「みもりちゃん?聞いている?」


じゃあ、私はただの邪魔者だから二人から離れてあげなければならないってこと…?それとも二人が私を置いてどこか遠く行っちゃうってこと…?そんな…そんなの…


「そんなのいやあああ…!」

「みもりちゃん!?」


迫ってくる嫌な思いについに泣き出してしまう私。そのことにびっくりしたゆりちゃんとクリスちゃんは慌てて私をあやそうとしましたがはち切れてしまった寂しさに私はついにわああんっと大声で泣き始めました。


「ゆりちゃああん…クリスちゃああん…私が悪かったから…」


二人共、私を置いて行かないで…私が謝るから…だから私を独りぼっちにはしないで…


「そ…そんなことしませんよ!?そうですよね、黒木さん!?」

「も…もちろんです!私達がみもりちゃんのことを置いてけぼりしちゃうなんて…!」


いきなり泣き出す私を精一杯宥める二人。そして


「会長!一体みもりちゃんに何を言ったんですか!?」

「お姉様!いくらなんでも泣かせるまでの必要がどこにあるんですか!?」


猛烈な勢いですっごく困りそうな顔になっていた会長さんのことを追い詰めました。


「ご…ごめん…!別に泣かせるつもりではなかったけど…!ちょいとしたいたずらだったのにまさかこんなに泣いちゃうなんて思えなかったわ…!ご…ごめんね、みもりちゃん!?ゆりちゃんも、クリスちゃんもみもりちゃんのこと、すっごく大好きだから!」

「もうー!みもりちゃんは後で私達と一緒にいっぱい声を出してくれる予定なんですよ!あん♥あん♥っと!」


な…何言っているのよ、ゆりちゃん…本当、意味分かんない…


泣きながらちゃんとツッコミも忘れない自分のことが真面目すぎて褒めてあげたいところなんですがこれは後にします。とりあえず会長さんはここに来た目的まですっかり忘れて慌てながら泣いていた私を精一杯宥めました。


「はい!全部ウソでした!真っ赤なウソだったんですよ!二人共、みもりちゃんとの子供のお名前まで考えているほどみもりちゃんのことが大好きなんだから!」

「ほ…本当ですか…?」


…って今なんと…?


少しずつ落ち着き始まったような私はやっと会長さんの話に地味な興味を見せましたが会長さん本人からにはそれ以上何も聞けませんでしたが後で二人から聞いた話によるとゆりちゃんは自分の子供の名前を「みゆちゃん」、クリスちゃん「みくちゃん」っと考えていたそうです。どっちも私の名前の字と二人の字が入っていてとても素敵だとは思いますが何でしょう…この言葉にはきちんと言えない複雑な気持ちは…っていうか普通に考えても生物的に無理じゃん、そんなの…


「本当にごめんね、みもりちゃん。ちょっと意地悪だったわ。最近みもりちゃんにちょっと馴れちゃって。」


心を込めて丁寧に謝る会長さん。まあ、ちゃんと謝ったから許しますね。でも次からはそういう冗談は控えてください。私、そういうのちょっと苦手ですから。


「分かった。本当に悪かったわ。ゆりちゃんも、クリスちゃんもごめんね?」

「もういいです。みもりちゃんが大丈夫っと言ったならそれで。」


会長さんからの謝罪をすんなり受け入れるゆりちゃんとクリスちゃん。そう思ってくれると助かりますね。


「でも次からは気をつけてくださいね?みもりちゃんって本当に繊細だからこういうのかなり苦手です。もちろん何を言われても私はずっとお側にいるつもりですが。」

「無論私もですからご安心くださいね、みもりちゃん?」


ゆりちゃん…クリスちゃん…うん!ありがとう、二人共!二人共、変態だけど本当に優しいんだね!うん!どうしようもなく変態だけど!


「それにしてもどうして会長がこんなところにいらっしゃっているんですか。」


まだめそめそする私を抱きしめて慰めながら会長さんにここに来た理由を聞くゆりちゃん。えへへ…甘えたい…


「ん…まあ、みもりちゃんにはちょっと悪いんだけど一応クリスちゃんに今回のことを頼んだのは私だから。だからどうなっているのかなっと様子を見に来たんだ。」

「ええ!?」


今、会長さんは何のことを言っているんでしょうか!?クリスちゃんにこんなとんでもないことを頼んだのが会長さんって!?なんでそんなことをする必要があったんですか!?もしかして会長さん、普段私のことをそんな風に思っていたとか!?


「違う違う。あれは本当にクリスちゃんの趣味だから。」


クリスちゃん!?


「私のは…まあ、別にいいから。可愛いみもりちゃんは何も考えなくてもいい。」

「ええ…?」


むむむ…何かごまかそうとするのがちょっと気になりますが会長さん、このことについてあまり話したくないようですね…ますます気になりますね…それにクリスちゃんと


「そうですよ、みもりちゃん。みもりちゃんはただ今まで通り楽しく過ごせばいいです。」

「はい。みもりちゃんは必ず私達が守ってあげますから。」


昼休みの間、クリスちゃんから何か聞いたようなゆりちゃんまでそう言って一体何のためにこんなことまでしちゃったのかなってした好奇心が収まらないほど膨らんでしまいましたが残念ながら私はそれ以上のことを聞くことはできませんでした。なぜかと言うと…


「なるほどーこんな感じだったんだね。」

「会長さん!?」


いつの間にかゆりちゃんと代わって私を抱いていた会長さんから私のスカートをつまみ上げて中身を確認したからです!


「ふむふむ。知識はあったけど実際見るのは初めてだからちょっと気味悪いかな、これ。何かグロっぽい。それに一体何なのよ、この大きさ。ガチガチになるとめっちゃ痛そうじゃない。」

「会長さん!?」


何か興味深いって目で私のお股に入っているあれの評価を行う会長さん!こ…こんな屋外で晒したりするのは止めてください…!っていうかグロって何ですか、グロって!見た目はちょっとあれですけど一応この世界限定の私の体だからそんな風に言うまでは…!


「でもまあ…」

「会長さん…?」


な…なんだか抱く力が少しず強くなるような…!い…痛いですよ、会長さん…!


「…はめられちゃったらきっと気持ちよくなるよね?♥」


なんで!?


「みもりちゃん♥良かったら私と気持ちいいことでもしない?♥理性がふっ飛ばされるほど気持ちよくしてあげるから♥()()とか好きかしら♥」


その時の私はこう言いたかったです。理性がふっ飛ばされていたのはクリスちゃんの魔法に掛けられていた会長さんの方です!っと。

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