第126話
クーラー壊れてしまいました。よりによってどうしてこんな季節に壊れたのかなっと思って家にいる時はほとんど下着一枚の様です。早く直したらいいですね。
韓国はとても熱いです。日本の皆様はこの暑さにどうお過ごしになっていらっしゃいますか。いつもお大事にお過ごしください。
いつもありがとうございます!
ここからは書き直し中です。
ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。
「ど…どうでしょうか…」
赤城さんがシャワーを浴びるために部室から出ていた間、きのこのことがバレないように片隅から着替えてきた私。着てみたかった衣装には間違いはないんですがやっぱりちょっと自身はないかも…
でも
「あら。よくお似合いですわ。」
っとずっと今の私の姿が気に入ったように微笑ましく褒めてくれる赤城さんを見てちょっとだけ今の自分のことに自身を持つことができました。
白をベイスにしてオレンジ色と空の色で飾り付けた爽やかで弾ける夏用のセーラー風の新衣装!ふりふりなスカートと同じ色でポイントを与えた膝当ても注目するところですね!まさに夏らしくて清々しい衣装です!
「着心地はいかがですの?」
「すっごくいいですよ、これ!本当に可愛いです!」
ど…どうしましょう!別に愉快な状況ではありませんがさすがにこういう可愛い服を着るとテンション上がっちゃいますよ!普段あまりこういうのを着る機会がないからもっと嬉しいっていうかとにかくすっごく新鮮でいい気分です!ありがとうございます!赤城さん!
「そんなに喜んでくださってお着替えさせた甲斐がありますわね。」
「私こそありがとうございます!着替えさせてもらって!」
ああ…いいですね…ライブの時にも着てみたいですよ、これ…
「それもいいアイディアですわね。後で検討して見ますわよ。」
「ええ!?べ…別にそういう意味ではなかったのに…!」
私の何気なく出ちゃった意見にも積極的に耳を傾けてくれる赤城さん。本当に優しいんですね…
このきのこのこともなかったならもっと良かったかも知れませんがここは一旦後で延ばしておきましょうか。まだ結構気にするのは仕方がないんですが本当に着てみたかったんですから、この服。えへへ…私、本当に可愛いのかな…
「ええ。もうこのままチア部に入ってもいいくらいですわ。」
だ…ダメですよ、引き抜きなんて…!
「冗談ですわ。それほどお似合いって意味ですからもっと自身を持ってもいいですわ。」
そ…そうですか…なんかプロのアイドルさんからそういうこと言われるとすっごく照れちゃいますよ…
それにしても赤城さんっていつもこんなに早起きしちゃうんですか。私は色々あってちょっと朝早く起きちゃいましたが…
「まあ、説明会が終わったらわたくし達はツアーがありますから。今はとにかく何をしても練習の時間を調達するしかありませんわ。」
シャワーを浴びた後のじとじとに濡れていた髪を乾くために髪を解しておいた赤城さん。いつもくるくる巻いているツインテールではない解きほぐしている赤城さんはまた新鮮な感じですね。
ツアーか。そういえば説明会が終わったらすぐ「Fantasia」のライブツアーがありますね。予約さえうまくできたら同じ学校の生徒はただだから予約の日は同好会の皆と徹夜する予定です。「Fantasia」のライブは前売りも全部売り切れてしちゃうほど大人気ですからうまくできるかは確信できませんが…
「そういうことなら特別に席をご用意してあげますからご心配なくもよろしいですわ。」
「ええ!?本当ですか!?」
いいんですか!?まさか本人から席を用意してくれるなんて!何という贅沢!
「普段桃坂さんやあの人の分しか用意しなかったからそれくらい容易いご用ですわ。」
あ。そういえばこの前のライブも先輩達の代わりで行ったんですね、私。なんか同好会だけ特別扱いされているようで嬉しいような、他の人に申し訳ないような…っていうかかな先輩の分はまさか…
「ま…まあ…」
やっぱりずっと仲直りしたかったんですね、赤城さん!!わざわざ会長さんの前でかな先輩の席まで用意していたなんて、何という少女心なんですか!!
「と…とにかく席のことはおまかせくださいませのことですわ…この前はお世話になっちゃいましたから…」
赤城さん、ゴニョゴニョしている…さすがにちょっと恥ずかしいって思っているかも。
でもそんなことわざわざ言うまでもないですから!私、かな先輩のことも、赤城さんのことも大好きですからお二人さんが仲良くなって欲しかっただけです!
「虹森さん…」
えへへ…ちょっとこっちもちょっと恥ずかしくなっちゃいましたね…でも赤城さんにそれだけは知ってもらいたかったんです。私は私が好きな人達のために私にできることをやっただけ。だから遠慮したりするのは結構だって。赤城さんにはいつまでも私の憧れのお一人としていて欲しいです。
「あ…でも…」
それはそうとして私にはどうしても赤城さんに聞かざるを得ないことがありました。
「何で私までツインテールなのか説明してもらえますか…」
結局これについて聞いちゃいましたが実は先からずっと聞きたかったんですよね、私…
いつの間にか結ばれている両サイドの長いツインテール。赤城さんのくるくるやかな先輩のふわっ、青葉さんのきっぱりのとはまた違う定番のさらっとしたものなんですがこういう場合、こんなのがもっとマニアックなんですよね…!さすがに長い黒髪のツインテールなんて、マニアック過ぎますよ…!
「あら。気に入らなかったんですの?」
っと何でこの素晴らしさを分かってないのかなって顔で聞いてくる赤城さん!
気にいらなっていうかなんかなんかちょっとあれじゃないですか…!?特定の人達が好きそうなキャラっぽくて…!
「前からずっと思ったんですの。虹森さんって結構お似合いそうだって。髪だってとても順たくて色もこんなに麗しい漆黒の色…予想通りとてもお似合いですわ…」
あ…ありがとうございます…普段ゆりちゃんから手入れもらっているおかげだと思います…って
「ああ…なんと美しい髪の毛でしょう…まるで真っ暗な絹ですわ…」
あ…あれ?なんか赤城さん、ちょっと様子が…なんかすっごくうっとりしているような…
「少し触ってもよろしいですの…?なんか今日のあなたはいつもと違ってすっごく艶めかしいですわ…」
艶めかしいって…!まさかこれって…!っていつの間にか私の髪を弄っている!?
「ここだけのお話ですがわたくしって結構他人の髪に興味があるんですの…あの人のヘアケアはわたくしのお仕事でしたからそのせいでかも知れませんわ…」
そ…それは構いませんが何でいきなりそういうデリケートなものを今私に告白しているんですか…!?っていうか赤城さんの手動き、めっちゃ怪しい!!
「だからあなたみたいな美しい髪を見るとなんか中からぐっと込み上げる気分っていうかそういう感情を感じてしまうんですの…しいていうと性的な興味っと言ってもいいかも知れませんわ…」
少しずつ私の髪から喉の辺りまで絡んでくる赤城さんの手…!いつの間にか壁に追い詰められている状態になってしまって全然身動きが取れません…!
「あなたは元からわたくしのファンだと聞いたんですわ…こういうの、全く満更でもないようでは…?ふう…」
「あ…赤城さん…!だ…ダメです…!く…くすぐったいです…!」
震える私の耳元に甘くて妖艶な息を吹き込める赤城さん…!ぞくっとしてとても際どい感覚ですが完全にスイッチ入っちゃったんですよ、赤城さん…!目もぼんやりしているし、先からずっと息も荒れているし…!やっぱりクリスちゃんの能力、効いていたんだ…!
「何という素晴らしい色つや…それにこの甘くて刺激的な匂い…やはり今日のあなたはいつもと一味違いますわ…」
っと言いながらいきなり手の方向を下に向ける赤城さん!だ…ダメですよ、赤城さん…!そっちは…!
さすが吸血鬼です…!一応体育系の私がこんなにびくともにできないほど全然動けないなんて…!最近ちょっと馴れていたから忘れかけていましたがいくら日が出ているとしても普通の私が純粋なパワーで吸血鬼の赤城さんに敵うわけないです…!
ど…どうしましょう…!このままじゃあれがバレちゃう…!
「どれ…ここはどんな秘密を持っているのか…って…」
止める暇もなくあっという間にスカートの中に手を入れ込んでしまった赤城さんは何もいないはずの私の下から今自分の手に触れている何かを感じて一瞬状況が全く見えないって顔をしちゃいました。
「こ…これってまさか…」
バレちゃった…私はもう終わりなんだ…
「た…確かにこれってあれですわよね…?男性の方についているその…」
信じれないほどびっくりした顔で何でも握ってみて自分の手に触れているそのもの確かめている赤城さんの手は人並みよりちょっと低い体温で冷たいでもなぜか体をどんどん熱くさせました…!までゆりちゃんにも触れたこともないのに…!って赤城さん、揉みすぎますって…!そ…そんなに握っちゃったら…!
「んっ…♥」
自分の意識と関係なくつい出てしまう変なあえぎ声に私自身もびっくりするほど恥ずかしくなったんですがその以前にそれを聞いて先のゆりちゃんやクリスちゃんと同じ目になってしまった赤城さんを見て何より生存的な恐れが先走っちゃいました。
「あらあら♥」
まるでその反応楽しんでいるような赤城さんは
「こんないやらしい声を出してしまうなんて♥いけない人ですわね♥先輩としてお仕置きをせざるを得ないですわ♥」
舌を一度ペラっとした後、その小さい体のどこからそんな力が出せるのかっと怪しむほど凄まじい力で私を床に押し倒しました!
「これって夢ですわね?ちょっと思いつきましたわ。前にクリスからこういうのを計画していたっと言われたことを。こういうことでしたわね。とんでもないことをやっちゃうのではありませんか、クリス。」
夢の中で夢というのを自覚しているなんてなんという精神力…!っていうか飲み込み早っ!
「普段わたくしがあなたに性的な感情を感じられることは決していないはずですが夢なら別ですわ♥まあ、本当のことを言わせてもらえばあの人とやりたかったんですがこれは後ほどクリスに頼めばいいことですから今日はそのための予行演習ということでいいでしょ♥」
倒れている私の上に乗って今まで見たこともない色っぽい笑みを浮かんでいる赤城さんは昔の映画で見た血を吸うために相手を誘惑するドラキュリーナのそのものでした!この人、こういう顔もできるんだ…って何をのんきなことを言っているの、私!?
「だ…ダメですよ、赤城さん…!やっぱりそんな大切なのは私ではなくかな先輩と…!」
「どうせ夢なら忘れちゃいますので別にいいんじゃないですの♥」
私の切ない願いにも全然聞こうとしてない赤城さん!だ…ダメです!先のゆりちゃんとクリスちゃんみたいに完全に理性を失っているんです…!
「こんなにきれいな髪の人とできるのならそれも悪くはないですわね♥夢だから可能なことなんですが♥夢とはいえあの人には絶対内緒ですわ、虹森さん♥」
ま…まさかかな先輩ではなく赤城さんによってこんな状況になると…!早く逃げなければならないんですがどうなっているんですか、このバカほどおぞましいパワー…!昼もこのくらいなら夜には一体どれほどになっちゃうのですか!?
「大丈夫ですわ…♥わたくし、結構慣れていますから…♥あの人もいつも褒めてくれるし…♥」
普段一体何をしているんですか、お二人さんは!!
今、私は間違いなく生まれて初めての大きな危機に襲われていますがこの状況をくぐり抜けるすべが一つもない状態です!皆さんならこの状況でどうするのですか!?
一つ!全力を絞りきって力で逃げ出す!
二つ!そのままやっちゃう!
三つ!いつものように誰かが助けてくれるの待つ!
賢明なご正解、絶賛募集しちゃいます!!




