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皆で仲良しアイドル!異種族アイドル同好会!  作者: フクキタル
第5章「夢と茸」
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第125-6話

いつもありがとうございます!

事件は映画を見始めて間もない頃に起きました。


先生の頼みで渋々映画を見るようになったクラスの皆でしたが、いざ映画が始まったらすごく夢中になって興味を持ってくれました。

知らなかった世界と歴史の一面。

それを知った生徒たちは以前より広くなった視野を手に入れ、より豊かで柔軟な思考ができるようになる。

新しい情報。満たされる好奇心と知的満足感。

そこから生まれる楽しさ。

私はそのすべてを皆と共有できて、やっと自分もこのクラスの一員となった気がしたのですが、


「ひぃ…!?」


あの時、私が感じたのはそういう一体感や思考の満足感だけではありませんでした。


「どうしたの?虹森さん。」

「あ…!い…いいえ!何でもありません…!すみません…!」


とっさに起きた出来事に先生は私の様態を聞きましたが、私は口を塞いでなんとか飛び出ようとした声をかろうじて押さえて何でもないと、自分のことをそう伝えました。


でも自分では分かっていました。


「へ…変な声出ちゃったよ…!」


自分は生まれてから一度もそういう音を出したことがないということと、


「可愛い声が出ましたね❤みもりちゃん❤」


その変な声を出させたのがもう自分の伴侶と言ってもいい大切で大好きな幼馴染であることを。


「な…なに…!?今の…!?」


突然、全身を走り出す強烈な刺激。

今まで感じたことのない異質的で、不慣れの刺激に戸惑っている私のことを、


「やっぱり「男」としての感覚にはまだ慣れてないようですね❤」


ゆりちゃんはいつもより妖艶さが増した目で見つめていました…!


「な…なに…!?ゆりちゃん…!その目と今の「男」としての感覚って…!」


私は今のゆりちゃんの言葉にびっくりして早速、その意味を求めましたが、


「しっ…❤大声を出してはなりませんよ?みもりちゃん…❤」


唇に指を当てて静かに喋ることを勧める謎のモードに突入したゆりちゃんでした。


「いくら一番後ろにある席だとしても先みたいな大声を出したらさすがにバレちゃいますから❤」

「ええ…!?」

「うふふっ❤びっくりする時だって声を潜めるみもりちゃんも可愛いです❤」


っとゆりちゃんはひっそりと驚く私のことをいつものように可愛がってましたが、


「さぁ…❤ではせいぜい耐えてくださいね…❤」


その次に待ち受けていた試練は全く手加減のないガチのやつだったのです…!


「ふあぁ…❤」

「ひぃぃ…!?」


その時、ゆりちゃんが座っている右の耳から吹き込んできた生暖かい息に、私は今まで感じたことのない奇妙な気分に包まれて、


「ちょ…ちょっと…!?」


驚きのあまりに今でも立ち上がりそうな勢いで、ゆりちゃんの方を振り向こうとしましたが、


「どうですか…?ゾクゾクしますよね…?❤」


至近距離で囁かれる初めてのゆりちゃんの艶めかしい声に身動きも取れなくなってしまったのです…!


今まで一度も聞いたことのない挑発的で大胆な色めいた声。

ちょっとあれなちゃめはしょっちゅうのことでしたが、


「うふふっ。もう、みもりちゃんったら❤そんなにゆりの下着が気になるんですか❤

ではお言葉に甘えてご覧に入れて差し上げましょう❤」

「どこを甘やかしたの!?」


って感じで、まるで私のツッコミを待っているボケって感じでしたが、


「大丈夫ですよ…❤今なら誰も気づいてませんから…❤」


今日のゆりちゃんはガチのあれの感じがして…!


ゆりちゃんが喋るたびに耳に当たる生暖かい息。

全身の毛が先立つような、それとも下半身の芯がほぐれてしまったような、とにかくそういう脱力感とゾクッとする気分を行き来する間、


「え…!?嘘でしょ…!?」


私はついにビンビンになってそびえ立っている自分の下半身のあれに気がついてしまいました…!


一体いつからこうなっていたのかすら分からないほどガッチガチになっているあれ…!

話で聞いてはいたんですが、


「こ…ここまで大きくなるの…!?」


まさか初めて見るのが自分のものになるとは想像もしなかった…!


「こ…こんなの、本当に入れるの…!?死んじゃうよ、絶対…!」


子供がどうやって産まれるのか、そのメカニズムについての知識はある。

ゆりちゃんの場合は気づくのが少し遅かったんですが、とにかくその過程と欠かせないものが何なのか、私はよく知っています。


「いいえ!女の子同士でも子供は産めます!

肝心なのはみもりちゃんと私の愛情です!」


今はなんとか飲み込みましたが、あの頃のゆりちゃんは現実からずっと目を逸らしていました。

でも現実にさえ感じてしまうこの夢の空間で自分には絶対不可能だと思っていたことが起きてしまった時、


「こ…これが()()…!」


私は現実なら絶対口にもしないその単語を自分の言葉で言ってしまったのです…!


まさか幼馴染の、しかも同じ女の子の囁く声でもうこんなにカッチカチになってしまうとは…!

それにいくら今は自分の体としても全く慣れないエグすぎるサイズ…!

もしかして今私、ゆりちゃんの声で…!


()()してますか?❤」


い…言い方…!


っと身も蓋もないゆりちゃんのワードチョイスに一時は声が飛び出しそうに鳴りましたが、かろうじて口を塞いで声を飲み込んだ私は、


「だ…だめだよ…!ゆりちゃん…!女の子なんだからそんなことすいすい言っちゃ…!」


今後のその単語はNGワードにすることにしました。


でもそれは食で言えばあくまで前菜。

本番はまだまだ先のことで、


「えええ…!?」


私の試練は今、始まったばかりです…!


その時、全身を走り出す強烈な感覚に、私はぼやけていた精神が一気に冴えるような気分になりました…!

そしてそれが、


「ゆ…ゆりちゃん…!」


私の右耳の方から入り込んできたゆりちゃんの()()だということに気づくにそんなに時間はかからなかったのです…!


「ゆりちゃんはいつも健康な食事を摂ってるから歯もきれいに生えて歯茎の色もいいね。

舌の色も鮮やかなきれいな紅色だし。」

「ありがとうございます。先生。」


いつも一緒に歯科に行ったら先生に褒められるのはゆりちゃんの方で、


「本当だーツヤツヤしてすごくきれいだね、ゆりちゃん。」

「うふふっ。日頃の体調管理は大事ですからね、みもりちゃん。」


自分もそんなゆりちゃんを見習って歯磨きも、食習慣も気をつけました。


潤沢できれいなピンク色の舌。

弾力があって柔らかくて、日頃の健康な食習慣が垣間見ることができるあの健やかで可愛いペロが…

あの可愛かったゆりちゃんが…!


「や…やめ…!」


まさかこんなに夢中になって私の耳の中を舐めるようになったとは…!


まるで耳の中から大事なものを手探りしているように、奥の奥まで、隈なく舐め尽くすペロ…!

柔らかくてぷるんとしたペロが舐めたところから今まで感じたことのない強烈な感覚が弾けるように湧き上がって、


「お願い…!もう止めて…!」


私はその快感に等しい感覚に悶え続けたのです…!


耳の中でペロの唾液がかき混ぜられる時の音、そして喉の奥から吐き出されるように出てくるとろけそうなしっとりしたゆりちゃんの吐息…!

もはや私の声が全く聞こえなくなったようなゆりちゃんは、


「…みもりちゃん好き❤好き❤好き❤…」


っとずっと私の名前をつぶやき続けていました…!


「こんなことしたら…!私、起きちゃうよ…!」


その時、私は精一杯の力を振り絞って、これ以上進んだら現実の自分が起きてしまうと、ちょっとフィーバー状態になったゆりちゃんを落ち着けようとしました。


夢中になって少し忘れかけていたと思って、一旦ゆりちゃんの行動を止めて、もっと現状を認知した方がいいと言う私でしたが、


「あら❤これくらいのお茶目ならいつものことなのでは?❤」


どうやら今の私よりもっと状況を把握していたのはゆりちゃんだったようです…!


クリスちゃんは私とゆりちゃんにそう言ってました。


「ここはみもりちゃんが嫌がって起きたらおしまいになるシステムなのです❤

この夢の中で起きたことは全部忘れて、なんとなく変な夢を見たっていうふんわりとした感じのモヤモヤな気持ちしか残らない幻というシステム❤

だからなるべくみもりちゃんを起こさないように気をつけてくださいね❤」


っと。


それはつまり私が起き上がらないレベルのいたずらなら割と何でもオーケーということ…!

クリスちゃんは私だけのためではなく、ゆりちゃんのためにもあんなヒントを与えたのです…!


「まさかこれくらいのスキンシップ、私のみもりちゃんが嫌がったりすることはありませんよね?❤」

「ず…ずるいよ…!」


ツボと言ってもいい敏感な部分だけを攻めて、その絶妙な舌さばきに今でも声が飛び出しそう…!

ちょっとした油断でもしあんな声をしたら、みんなに授業中、幼馴染の女の子とこっそりあんなことをする変な子だと思われてしまう…!

起きたら全部忘れるとしてもそれだけは絶対いや…!


でも必死に声を抑えている私の気持ちがどうであれ、


「うふふっ❤みもりちゃんったら❤もう下着がじわっと濡れてきましたね❤」


ゆりちゃんのいたずらはまだまだ続くようです…!

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