第117話
「ゾンビランドサガ」の最終化を見ましたが一体何だこれはっと思っちゃいまいした。これは3期のことを予告するのでしょうか…
いつもありがとうございます!
「それじゃあ早速お仕事からやってみようか。」
「そうですね。」
私は前にゆりちゃんのことを探しに「影」に行った罰として今度のオープンキャンパスの実行委員を任せられるようになりました。
なので先クリスちゃんと各部にオープンキャンパスの時の出し物についての意見を聞くために学校を一通り回りましてその時、私はクリスちゃんのことをもう少し知ることができたのです。
あまり意識できませんでしたがクリスちゃんはこのお嬢様学校の中でもとびきりの特別な存在。
魔界のお姫様、ひいては「幻想王」の異名を持った正真正銘の「ファラオ」。
正式な王になるためには高校を卒業した後、軍に入る必要があるらしいですがクリスちゃんは王として民を守るのは当然なことだとむしろそのことを名誉なことだと思っていました。
こうやってクリスちゃんは王として資格を十分併せ持っていて皆からも、特に魔界の子達からは絶大な支持を得ているのですが正直に言って私にはそこまでの実感はありません。
だってクリスちゃんはこんなにも私達に親しく接してくれて仲良くしてくれるのですから。
皆にとっては高貴な「お姫様」のクリスちゃんでも私達にとっては可愛くて優しい「お友達」の方が私にはもっとしっくり来るのです。
もちろんその後、ゆりちゃんとすっかり仲良くなって意気投合して
「みもりちゃん♥おパンツちょうだい♥」
「じゃ…じゃあ、私はタイツで…」
っとさり気なく私の私物を欲しがるようになったのはさすがにちょっとアレな感じっていうか…
まあ、もちろん脱いでやったんですがなんかゆりちゃんが二人になったみたいでさすがにちょっと困っているところです…
とにかく最近はゆりちゃんの性癖が甘口になった感じのクリスちゃんですが色々助けてもらっているのは確かです。
実際ゆりちゃんもクリスちゃんにはすごく感謝してますし先輩だって
「黒木さんのおかげでゆりちゃんを守ることができました。
本当にありがとうございます。」
っとゆりちゃんと同好会を守ってくれたことにお礼を言いました。
それだけクリスちゃんは我が同好会にとってもう欠かせない大事な人ということです。
でもそんなクリスちゃんのことだからこそ私は心配です。
クリスちゃんは優しいけど優しすぎて何もかも全部自分一人で背負うとするところがあるということを私は時々感じてしまいますから。
「彼女は私達のような一般人とは立場が違います。そう簡単に弱いところを他人に見せるわけにはいきませんから。」
っとゆりちゃんは仕方のないことだと言いましたが
「でも私は彼女の力になりたいです。」
それでもいつか彼女に恩返しがしたいと自分の素直な気持ちを明かしてくれたのです。
だから私もこれからは友人としてちゃんとクリスちゃんのことを見守ってあげようと思いますが正直なところ私にそんな大層なことが務まるのかちょっと心配です。
ゆりちゃんならともなく私は割と普通な家の子で特技とかあまりないんですから。
見た目も普通、家も普通でぶっちゃけに言って私とつるんでも特にメリットとかないんですから。
もちろん勉強ならそこそこやってますから勉強のことならいくらでも教えてあげられますがクリスちゃんは「神官」の資格で入学しのに成績も優秀でしかも「Scum」の部員として活躍して体力的にも不足はない。
前に寮長の紫村さんから聞きましたがクリスちゃんは子供の時、体が弱くてそれを克服するためにずっと体を鍛えてきたそうです。
確かにクリスちゃんっておっとりした見た目と違って割と引き締まった筋肉質の健康的な体型なんですよね。筋トレが趣味だってとかも言ってたし。
そういうところも本当にゆりちゃんに似てるな…
「緑山って顔はいいけど体だけはガッチガチで全然女に見えねぇんだよな。」
「分かるぜ。いつも「みもりちゃん、みもりちゃん」ばっかりだし。」
「あんなのただの「メスゴリラ」だぜ。」
って地元の男達もゆりちゃんのことをいつも「メスゴリラ」って呼んでましたから…
本人に聞かれたら確実にボコられるから密かに言ってるだけでしたがある意味ではぴったりのあだ名かも…
まあ、私はガッチガチのゆりちゃんも大好きで私にとってはいつまでも可愛い幼馴染だから全然気にしてませんけど。
「みもりちゃんだってずっと水泳やったからすごく健康的な体型ですから。
特に太ってる感じもなくてよく引き締まってて。」
「んー…でもやっぱり太ももの太さとか気になるし…お尻とか…」
クリスちゃんはむしろその太さがいいと言ってくれましたが私、このぷっくりした足だけは地味に気にしてますから…なんか陸上やってたゆりちゃんより太いし…
それに何と言ってもこのお尻のデカさが一番気になる…
とにかく私は私なりでクリスちゃんの力になってあげたいと思いますが本当に私にできることなんてあるのかな…
クリスちゃんに言ったら絶対喜んでくれるけど逆に気を遣わせてしまうかも知れませんし…
まあ、これはおいおい考えることにして
「クリスちゃんってさ…」
こうして並んでいると…
「いつ見てもすごいね…」
さすがに種の違いに思い知らされてしまいますね…
今まで見てきた人の中で大きさだけといえば断然先輩とこの前の理事長さんの方が圧倒的でしたがクリスちゃんだって優劣の差がつけられないほどの大きさですから。
会長さん、かな先輩やゆうなさんのこともあって最近こういうでっかい胸にはちょっと慣れちゃってもうそれほど気にしなくなったと思いましたがさすがにクリスちゃんのを見せられると格の違いを思い知らされるというか…
まさに「ザ・オトナ」って感じ…
「私にもできるかな…?」
「あはは…これはただ遺伝ですから…それに私は「夢魔」の間では少し控えめのサイズですし…」
あ…遺伝…しかも小さい方…
そういえばクリスちゃんのお母さん、テレビで見た時はもう胸で画面を埋め尽くす勢いでしたもんね…
まあ、クリスちゃんの胸のことは差し置いてもクリスちゃんがハイスペックであることは確かな事実。
すでに魔界の皆から圧倒的な支持を得ていてあの青葉さんやすみれさんもクリスちゃんのことを自分達の王として認めている。
それだけこの学校におけるクリスちゃんの存在感と影響力は多大なものであるということです。
なのに今のクリスちゃんは青葉さんによって真二つになった学校の現状をただ観望する立場を固守している。
それについて私はクリスちゃんにも何か事情があると思って何も聞かなかったのですが生徒会であるゆりちゃんはすでに詳細を把握していたのです。
「確かに彼女は魔界の人達にとって尊敬し、崇めるべきの存在ですがそういうやり方で今の青葉さんを止めても意味がないということを分かっているんです。
だから彼女から直接手を下さず、ただ様子を見ているだけです。」
ゆりちゃんいわくクリスちゃんにはクリスちゃんの事情がある。
だから早とちりでクリスちゃんのことを悪く思わないで欲しい。
ゆりちゃんの話で私はクリスちゃんも色々抱えているんだなっとようやくクリスちゃんのことを理解できるようになりましたが
「なんですか…その微笑ましい目は…」
「何もー?」
私はそれ以上ゆりちゃんがクリスちゃんのためにそう言ってくれたのが嬉しくて仕方がなかったのです。
数日までは憎んでクリスちゃんのことを口にするだけであんなに怒っていたゆりちゃんが自分の方からクリスちゃんのことをかばっている。
それがどれほどの目覚ましい進展なのかよく理解していた私は
「ゆりちゃんって本当に可愛いんだね。」
一皮剥けて成長したゆりちゃんの心から祝福してあげたのです。
「なんですか…もう…」
っと自分の頭を撫でる私のことがなんだかちょっと恥ずかしいのかゆりちゃんはしばらく頭を下げて何も言わなかったのですが
「撫でるのならこっちも撫でてくださいよ…」
「…どうしてスカートを捲るの…?」
間もなくいつもの何を考えているのか全く分からないゆりちゃんに戻ってガンガン甘えてきたのです。
ゆりちゃんからクリスちゃんは何も悪くないという話もありましたがもともとクリスちゃんのことを責める気は端からこれっぽっちもありませんでした。
きっと何か大事な理由があるって思ってましたしそれを知った上でクリスちゃんのことを悪く思う気なんてなおさらありませんから。
ただクリスちゃんは色々背負いすぎてちょっと無理しているみたいだから私達に相談して欲しいなって思っているくらいです。
もちろん私なんかにお姫様のお悩みが務まるのかは全く別の問題ですが…
「どうしました?みもりちゃん。そんにじっと見つめて。」
「あ…!ううん…!何も…!」
でもやっぱり心配だから私はついついクリスちゃんのことを気にしてしまうのです…
今日私のお仕事は発表会とオープンキャンパスの時にお披露目する各部の出し物の事前調査なのですが正直にこの学校に部活なんていくらでもあってどこから回ったらいいのか見当もつきません。
「「Scum」の方は私がやりますからそっちは大丈夫です。」
「うん。分かった。ありがとう。」
というかクリスちゃんってもともと「Scum」所属だったんですね。
最近ずっと同好会にいるからすっかり忘れちゃいました…
「青葉さんの「合唱部」の方は先輩が行くって言ってたしね。大丈夫かな…」
今回の仕事は各部から出し物のことを聞くのがその目的で当然青葉さんの「合唱部」にも話を伺いにいかなければなりません。
「うみちゃんのところには私が行きます。」
そしてそこに行くと最初に言い出したのはなんと先輩の方だったのです。
今の先輩と青葉さんは非常にギクシャクな関係。
青葉さんは去年のことでなるべく先輩に会わないようにしていてそんな青葉さんのそっけない態度に先輩は毎日寂しい思いを重ねている。
本当は先輩のことも、青葉さんのことも、お互いのことが大好きで仕方がないのに。
その状況をなんとかしたいと先輩は自分の方から青葉さんに話に行くと言いましたが正直に私は心配で今もソワソワしている状態です。
先輩は取り繕ううことが下手くそな正直で真っ直ぐな人で思いついたことや心の言葉をよく直接ぶつけますから青葉さんのことを困らせたりしたらどうしようって…余計に怒らせたりするんじゃないかと…
「もう…心配で仕方がないよ…どうしよう…」
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、みもりちゃん。」
っとクリスちゃんは先輩だってもういい大人だから心配することはないと私の思い過ごしを抑えてくれましたが
「うみちゃんのことですか?大丈夫ですよ、二人共ー
マミーの気持ち、ちゃんとぶつけてきましたからー」
後で先輩から聞いた話によるとどうやら自分の嫌な予感はドンピシャだったようです。
その後、私とクリスちゃんは次々と学校中の部活の関係者達に会ってオープンキャンパスの時の出し物について話を聞きました。
話を聞いているうちに私は皆がどれほどこの発表会に向けて頑張っているのか改めて分かるようになりました。
「絶対いいところ見せて部員をいっぱいゲットする!」
っと部活をもっと盛り上げるために張り切ったり
「やっぱり夢のために頑張れるっていうのは楽しいじゃん?」
夢に向けて努力を惜しまなかったり皆とてもキラキラ輝いていました。
私はそんな皆が眩しくて心から尊敬するようになりましたが決していいことばかりではないということも同時に分かってしまったのです。
「もう後がないよ…ちゃんと結果を出さなきゃ部活を止めさせられちゃうから…」
「もうやだよ…このまま終わりたくない…」
青葉さんによって学校が真っ二つになって新たしい方針が決まって今回の発表会に残った青春を全部掛けられたものもある。
その残酷な現実をまた目の前に押し付けられた私はなんとか彼女達を励ましてあげなきゃと思いましたが
「大丈夫です。」
私より先に彼女達に「大丈夫」と言ったのは他でもなく魔界のお姫様であるクリスちゃんだったのです。
彼女は魔界の姫である自分のことを好ましく思わない神界の人達にも激励と勇気の言葉を掛けて希望を与えました。
最初は皆ただ戸惑ってばかりでしたが
「あ…ありがとうございます…」
それでもその真剣な優しさだけはちゃんと分かってくれたと私はそう思います。
その時、私は気づいたのです。
クリスちゃんの心にある真の王としての資格は何なのか。
それに基づいた一番大事なものは何なのか。
私はそれは出身や身分にかかわらず皆を慈しむ優しさと公平に接する包容力だと思います。
その慈愛の心に基づいた知恵と勇気こそ本当の強さであることをクリスちゃんは行動を持って私に教えてくれたのです。
そしてやっと半分くらい回った私達は少し休息を取った後、
「じゃあ、次は…」
早速次の部に向かうため、残っている部活リストを確認しましたが
「げっ…「百花繚乱」なの…?」
その次に控えているのがこの学校の風紀を任されている「百花繚乱」であることに難色を示さざるを得ませんでした。
あそこにはこの学校の一番の変態さんである「団長」の「結日優奈」さんがいるのですが肝心なのはそこじゃない。
もちろん
「みもりちゃんのおしっこ飲みたいなー誰か飲ませてくれないかなー」
って変なものをおねだりされるのは非常に困りますがあそこにはなんと言っても青葉さんと対立している神界側のリーダーである第3席の「速水愛」さんと
「「石川」さん…」
「美術部」の部長である「百花繚乱」の副団長「石川金剛」さんがいるのですから。
この学校にはたくさんの部活がありますがその中でも石川さんの美術部は特に異質なものとして皆から決して近づいてはいけないところとして避けられています。
神界生まれであの速水さんと一緒に「黄金の塔」出身である彼女は森の中で生活している「ゴーレム」で速水さんとは私とゆりちゃんのように子供の頃からずっと一緒だった幼馴染だそうです。
中学校までは名の知られた不良としてその辺では恐怖の存在として認識されていたという石川さん。
でも彼女は同時に売れた画家として活躍していて彼女の絵は特にお嬢様達に大人気です。
だから彼女が芸術特待生として入学した時は学校は大騒ぎになったんですが
「私に話しかけんな。ぶっ殺す。」
どうやら石川さんは人と付き合うのが嫌いな人だったらしいです。
ただでさえ有名な不良で悪い噂はいくらでもある人なのに口振りも荒くて顔つきまで悪くて彼女はすぐ要注意人物として皆に遠ざけられるようになった。
その上、短気の怒りがちな性格で誰も彼女と仲良くしようとしなくて彼女と話をするのはいつも幼馴染である速水さんと当時団長候補だったゆうなさんだけだったらしいです。
同級生はもちろん上級生でさえ彼女に気安く話をかけようとしなかったそうです。
当然下級生達は自然と彼女のことを避けるようになって誰も美術部の周辺には近づかないことにしています。
たまに画家の彼女に憧れて入部を希望する子がいたらしいですが
「ここはお前らみたいな素人が来るところじゃねぇ。他を当たってみな。」
っとものすごく怖い顔で来る子を皆帰らせたそうです。
おかげで名門だった美術部は疎まれるばかりの忌避部に落ちぶれ、その入部希望者を全部取り込んだ「デザイン部」や「漫画研究部」は指折りの大型部として成長できたのです。
だから今も美術部の部員は部長の彼女一人で未だに誰も入部しようとはしてない。
何より鬼気迫った表情でタバコを咥えて絵を描いている石川さんの顔があまりにも怖くて皆そのまま逃げ出してしまうそうです。
それに私には私で彼女に関わった嫌な思いがあって…
「石川さんって確かみもりちゃんのクラス担任の「石川ダイヤ」先生の娘さん…ですよね?
お顔、そっくりでしたし。」
「あ、うん。」
っと今クリスちゃんが言った通りに彼女は私達のクラス担任、歴史担当の「石川ダイヤ」先生の実の娘さんですが私、前にちょっと見ちゃったんですよね…
「あなたはもう私の母親ではありません。これ以上話しかけてこないでください。」
廊下で偶然出会った石川先生が娘さんに声をかけた時、石川さんがああやって先生と自分の関わりを否定しているところ…
私、それがあまりにも悲しくてその後、お母さんに電話しちゃったんです…
「どうしたの?みもり。急に電話して。何かあったの?」
「ううん…ちょっと声が聞きたくなっちゃって…」
厳しい生活の中でも私のことを立派に育ててくださったお母さん。
たまに怒られたり、喧嘩したりすることはあっても私はお母さんが私のお母さんであることにすごく感謝しています。
石川さんに何か事情があることは確かですがそれでも私は自分の親ではないと言い切る彼女の話に胸がすごく痛かったです。
だって担任の石川先生はとても優しくてきれいな人ですから。
私は私の大好きな先生に親子の絆を否定してしまう石川さんの言葉がすごく痛くて仕方がありませんでした。
無機質な白玉のような真っ白なお肌と灰色の瞳。
そして白い砂のようなきれいな髪の毛。
親子より姉妹としか見えないほど石川先生と石川さんでしたがお二人の心の距離感は気が遠くなるほど凄まじいものだったのです。
私は入学の時から私に優しく接してくれた石川先生のことが大好きでなんとか力になってあげられないかなとゆりちゃんに相談してみましたが
「家庭の事情は極めてデリケートな問題ですから。勝手に首を突っ込んではいけません。」
「ごめんなさい…」
余計なお世話だと逆にめっちゃくちゃ怒られて…
「石川先生が悪い人とは思いません。だからといって私達がその関係に口出しする立場ではないということくらいみもりちゃんだってよく理解しているはずです。
あなたの優しさは相手によって逆効果を招きかねないということを常に心がけてください。」
「はい…」
普段は意味の分からないことばかり言っているくせにこういうことに限ってはちゃんとしている…
地元の皆はだから質悪いとゆりちゃんのことをそう言っていましたがそれでも私はそういうゆりちゃんも好きです。
「あ、でも石川さんって魔界の人が嫌いなんですよね?なら私はあまりそっちには行かない方がいいかも知れませんね。」
「あ…確かに…」
そして石川さんの一番厄介なところは何と言っても彼女が極端な魔界嫌いということ。
それは石川さんの「ゴーレム」という種族に関わる大問題でそれについては幼馴染の速水さんも、上司のゆうなさんもなんとも言えないらしいです。
だから今彼女のいる「百花繚乱」に魔界のお姫様であるクリスちゃんを連れて行くことはかなりまずいと判断した私は
「じゃあ、そっちは私一人で行くよ。」
ここはクリスちゃんと二手に分かれた方がいいと思いましたが
「あれ?みもりちゃんとクリスちゃんじゃんー」
その時、私達の目の前に現れたこの学校の一番の変態さん。
そして彼女の隣に立っている強面の長身の女性。
「こんにちは。二人共。」
いつか先輩の頼みで私とゆりちゃんの衣装を作ってくれた真面目な「鬼」の3年生。
そして女の子であれば形振り構わずくどく度し難い「竜人」の誑しや。
「この二人…なんで友達なんだろう…」
全く似合わない「百花繚乱」と「Vermilion」のトップ。
その二人はそうやって私達のことを見つけてこっちへ歩いてきたのです。




