第87-5話
いつもありがとうございます!
「どうですか?♥みもりちゃん♥乳首カリカリされるの、気持ちいいですか♥」
「も…もう止めて…ゆりちゃん…こ…こんなの間違ってるよ…」
「ダメです♥これは私とみもりちゃんの愛を取り戻すためにどうしても必要なことですから♥」
っと私の胸から手を離さないゆりちゃんのことに私は体を震えながらなんとか理性を保つために精一杯耐えましたが
「あ♥もうこんなに乳首、硬くなっちゃいましたね♥じゃあ、みもりちゃんの新たな感覚の誕生を祝福してー…♥」
「ええ…!?腋なんか舐めちゃ汚いよっ…!」
次から次へと続く快感の連続はいつまで耐えきれるものではありませんでした…!
「うーん♥甘しょっぱいみもりちゃんの腋♥本当に癖になりますよね♥
ジューシーでまるで海外のトロピカルフルーツみたいです♥」
それって前にもやったことあるってこと!?
っていうか止めてよ…!そんな食レポっぽい感想…!
持ち上げられた腕の挟みに絡んでくる生暖かい舌。
ただでさえ汗かきの体質のせいで汗まみれになっているというのにそれに加えてゆりちゃんの唾液でもうこんなにベトベト汚れている。
自分ではどうすることもできないくらい異質の感覚ですが体だけは意思と関係なく勝手に反応してしまう。
どんなにあがいてもあがいてもゆりちゃんはそこから離れてくれなくて私の体はどんどんその不慣れの快感に飲み込まれる一方でした。
「そろそろ薬の効果が出てきたようですね♥」
「く…薬…?」
しれっと明らかに怪しくて危険そうな単語をするゆりちゃん。
ゆりちゃんは今度はまた私の耳に移って先みたいに耳の中を舌で弄りながら今回の計画の詳細を言ってくれました。
「お母様から送って頂いた特製の惚れ薬なんです♥1錠だけでただ触るだけで潮を吹き出してしまうほど強力な品ですよ♥」
「お…おばさんが…!?」
なんてことを…!なんで子供にそういう危険なものを送ってるんですか…!おばさん…!
っと思い切り叫びたい気分ですが実際私の体はもう自分の意思ではなんとかできないほど快感を求めるようになっていました。
お腹の辺りがウズウズして意識がぼんやりするほどより強い刺激を渇望する盛の獣のように私の体は感覚に研ぎ澄まされていました。
ゆりちゃんの滑らかな舌と匠の手先が巧妙に体のあっちこっちを触ってそこから始まった快感は全身を巡ってやがて
「ダ…ダメっ!」
恥ずかしい声の形として噴出されてしまう。
「気持ちいいですか♥みもりちゃん♥お腹の疼きが止まりませんよね?♥」
艶めかしい笑い。
今の状況を心底から堪能しているようにゆりちゃんはたまに見せてくれる心のどこかがねじれたような笑い声で私にそう聞きました。
実家のお母さんから送ってもらったという怪しげのお薬。
それを先の食事に飲んだお水の中に混ぜておいたというゆりちゃんの話は今後私がゆりちゃんの行動について疑いを抱きかねなくさせましたがそれでもゆりちゃんにはそこまでしても成し遂げたいことがありました。
「今度は下の方に移らせてもらいましょうか♥」
でもその目的を聞き出す前に
「よいしょ♥」
私のタイツはゆりちゃんによって力づくて思いっきり破られて
「あらまあ♥もうこんなに濡れていたなんて♥」
あそこに広がっている私のお股という光景をゆりちゃんは楽しそうに眺めていました。
「パンツもこんなにビショビショにしてビクビクと私のことを欲しがっているとは♥とんでもないドスケベさんでしたね♥みもりちゃんって♥」
今自分がどんな格好をしているのか私には全く見当も付きません。
確かなのは私は今までの人生の中で最もはしたない格好をしていてそれを世界一で大切に思った幼馴染の女の子に見られているということです。
その事実だけで恥ずかしくてもう死にそうですが薬の効果のせいなのか私の体はもうこんなにもウズウズして今まで以上の快感を求めている…
私は本当におかしくなってしまったのでしょうか…?
「なんといやらしい格好♥お股をこんなにパカッと開いてありったけの自分を解放しているみもりちゃん♥
みもりちゃんのお股から炊きあがる濃厚なメスの匂いにゆりは頭がおかしくなりそうです♥」
もうおかしくなったんじゃないかなってツッコミを入れたいところなんですがもうそんなことも思い出させないほどこの体はもう自分だけのものではない…
私のゆりちゃんへの信頼はもはや盲目的な渇望と入れ替わっていました。
「元々みもりちゃんは感じやすいタイプですから♥体中が性感帯と言ってもいいほど敏感ですしそんなあなたを満足させるために私も腕を上げてきましたからきっとその化学反応はみもりちゃんにとって今まで経験できなかった新境地だったんでしょう♥」
自分にも知らなかった自分の特性。
ゆりちゃんは私より私のことを知り尽くしている唯一の人でしたが何故かゆりちゃんはこれ以上私に何も仕掛けて来なかったのです。
ただ息を潜めて真正面から半裸になって息を切らしている私のことを眺めているだけで先みたいに体を触ったり舐めてきたりはしませんでした。
「でもみもりちゃんをイカせたりする野暮なことは絶対しません。」
そう言った時、私は目隠しの向こうからゆりちゃんが鬼気迫った顔で私のことを見ているとふとそう感じるようになりました。
「あなたには私と同じ苦しみを味わってもらいます。胸が焦がれてもどかしくて不安に押しつぶされそうな私の苦痛を間接ながら味あわせて差し上げます。
あなたのゆりはあなたを見て毎日をそういう気持ちで生きているということを思い知らせてあげます。」
ありったけの鬱憤に静かな怒りを燃やしているゆりちゃん。
どうやら私は無意識的にゆりちゃんをそんな苦しみに満ちた心の部屋に閉じ込めていたかも知れないと自ら反省する時間も与えず
「覚悟してください、みもりちゃん。これは全部あなたの迂闊な行動が招いたことです。」
ゆりちゃんは私の口に声が出ないための轡を噛ませました。
薬の効果でもがく私がいくら声を出そうとも口は塞がれて私の声は決してゆりちゃんに届かない。
それでも私はゆりちゃんにこう話したかったのです。
「ごめんね…ゆりちゃん…」
っと。
ぼやけていく意識の中でも鮮明に思い浮かぶその言葉は私のせめての償い。
私は自分も知らないうちにゆりちゃんを傷つけていたのです。
それがあまりにも苦しくてつらくて私はあのまま悲鳴をあげたい気分でしたが結局ゆりちゃんにその気持ちは決してたどり着くことなく虚しく空中で散るだけでした。
「直にあなたは私無しでは生きられないということに気づくのでしょう。ああ、やっぱり私の人生はゆりちゃんと一緒じゃなきゃダメだって。」
前のように私がゆりちゃんを求め、欲しがるようにさせること。
それこそゆりちゃんがこんな無茶なことを決行するまで成し遂げたい目的でした。
「それじゃ続けましょうか♥私のみもりちゃん♥」
そして私は絶頂とその途中をさまよう地獄の快楽巡回を巡らせるようになってしまったのです。




