神様がくれた新しい肉体
手元に1枚の便せんがあるので,まずそれを見てみると,こう描いてある。
「転生者へ、新しい肉体はどうだい?君の体は壊れていたから,新しい肉体を生成しておいた。かなり力を入れて作った肉体だから,大事にしてね?。」
・・・確かにいろいろ変わってるような・・・服装も・・・
全体的に身長は縮んだようだし,服装も変わってる・・・おいちょっと待て・・・
性別が変わってる・・・男性器がない・・・
待って自分女の子になったの?どういう風に生きればいいの?生理現象とかどうするの???
待て、性別が変わったってだけでちょっと困惑しすぎだ
出来るだけ女の子らしい仕草をしてあまり話さなければいいんだ、問題はない。
他に持っているのは・・・銃?
2丁のハンドガンに見た目から恐らくサブマシンガンだと思われるものをショルダーバッグにいれてある
ガンの使い方はVRゲーでやったけど・・・リアルでの使い方はほぼ分からないしどうしようか。
他にも銃の物だと思われる設計図がいくつか持ってるが・・・せめて日用品も下さい・・・
さて,とりあえず近くにあるのは・・・って,後ろは平原じゃん・・・
目の前にあるのが砂漠なだけで,後ろには4mぐらいの城壁に囲まれた都市が。
とりあえずそこにいって見るか・・・
名はラヴィスラグナ,シリンダ,13歳、女、職業は旅人、目的は移民、親を早く失い,手持ちの奇特な武器は自作で、服は買ったもの。これで間違いないか?」
「はい。」
現在入国審査中
ラヴィスラグナのラグナは奈倉から、ラヴィスは自分のハンドルネームだ。
シリンダーはガンパーツから取った。
「・・・その武器の名前をなんと言い、またどのような武器なのか教えろ」
「ハンドガンとサブマシンガンです,火薬と鉄の弾丸を使用し,モンスターに対して使用します・・・
発射の際特有の大音量と硝煙の香りがします。」
「・・・」その銃をよく見ていた入国審査員は頷くと
「歓迎する,ようこそエンジンへ。」とだけいい城壁内へ下がっていった。
恐らくこんなものだれも持ってないからだろう。
とりあえず地図はもらったので,移民センターにとりあえず入って移民を済ませた。
とはいっても、ここの暮らしはやはり通貨で成り立ってるようで、とりあえず一番自分の環境でお金稼ぎできそうな冒険者ギルド(クラン)を訪問しにいくところ、ガラスに自分の姿が映った。
その姿は黒髪の黄色目で,黒一色の武装に身を包んでいた,口元は黒い布で覆われているが分からなくとも外してみても明らかな美少女だった,自分で言うのもなんだが、すごいかわいい,ありがとう神様。
ただし、銃を持ち,腰辺りまでのマントを着けたその姿は,戦闘服、そう言った服装だ。
とりあえず,冒険者ギルドに行ってみることにするか・・・