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二話  女神との対話?

目を覚ますと、そこは派手ではあるがどこか質素な雰囲気の造りで、神々しさを兼ね備えた神殿だった。


(この感じは…まあいい。ん?あれ何か重い。あっミズナ抱えてたんだった。とりあえず下そう。)


「オイ、大丈夫か?」

「はい!大丈夫ですけど・・・さっきのは何だったんですか?」

「おそらく俺の命を狙ったものだろうが、阻止できる範囲のものだった。

 だが、何故か空間に亀裂が入った。おそらく、神格が関係しているだろう。」

「えっっっっっ!?つまりそれって異世界召喚的なものですか?」

「ああ、だからさっきからそこに天使らしきものがいる。」


話を振ったせいか、天使(特徴は仮面を着けていて表情がわからない)が話かけてくる。


「ひどいな~、これでも一応世界で二番目に高位な存在だよ~。敬意が足りないんじゃないいかい?」

「アナタハ、ダレデスカ?」

「えっ?もしかして通者召喚失敗した?記憶喪失でバカになっちゃた?」


ナナキはボケて返すことで重要情報を引き出した。演技での潜入捜査はおてのものだ。

内容が内容だったのでキレた。


「おい、ちょっと歯食いしばれ」

「「えっ」、なになに?」

ーボコッボコッボコッボコッボコッボコッ!!

「むがっ! ふがっ! ムゲッ! ボコッ!」


ナナキの身体能力は常人の領域を遥かに超え、仙人、聖人を通過しデミゴットの域に達しようとしている時期であったため例え天使といえども決して無視できるようなものではなく、更に格闘技術が加わり威力が増しているため呻き声を上げもだえている。


(ていうか最後の「ボコッ」て何?効果音でしょ?声に出してるし・・・言いたかっただけだろ!)


「さて、これで何の了承もなしに人を呼び出したことはチャラな。」

「無慈悲・・・。」

 ミズナが何か言ってるけど放置!

「で、ここはどこだ?天使。」

「うううっ・・・、ここは天界・女神ジェネレールの館、そこの子を勇者として招いたんだけど、

余け<ギロッ>ひっ!・・巻き込まれた人がいるみたいだね。とりあえず、女神様の所に案内するよ。」

 

館の中を歩き、所見の間的な所に通された。


 ナズナがそわそわしている。まあ、ファンタジー好きな所もあるし仕方ないか・・。

中で待っていると、上座に人じゃなくて神様が入ってきた。


(さすが神なだけあって神々しいな、そこの天使とは格が違う。人の子は神の声を聴くとそのオーラで昇天してしまう。だから、心に念話をしてくるだろう。)


とは考えつつも、実際にちょっとの負担で済んでしまうナナキである。


『黒の子よ、久しいな。勇者アスカ・オクヤマを助けてもっらた時に会ったな』

「いえ、直に会うのは初めてですよ、女神殿。」

「貴様ーー!無礼であるぞ!」

『よい!この者は彼らの世界の英雄なのだぞ?様など不要だ。うるさいから黙っておれ』

「っ!御意・・。」

 

板挟みになる可哀想な天使である。

ミズナはというと、テンプレをぶち壊されてオロオロとしている。

女神なのに結構ワイルドな性格をしていて、面喰らったからだ。そして、


「アスカって勇者だったんだ。ナナキは知ってるのかな・・・。」


と絶句している。


『-さて、勇者を二人呼んだが、お主が来てしまうとなると加護が不要になってしまうな。』

「あのー、私たちが異世界に行くのって決まりになっちゃてるんですけど・・・。」

「神は大事なことは基本的に予言に基ずいてるから、決まったも同然なことだよ。」

「はい・・・。ちょっと,軽すぎないかな・・・・。」

「ん?何だ?」

「いえ、なんでもないです。」


『話を続けるぞ?お主たちを呼んだのは魔王級の者たちが何体も同時に現れたからだ。普通は一体なのだが、邪神が介入したことで事態が少々やばくなっておる。

 そこで、呼ぶ勇者を増やしたのだが、お主が引っかたのは戦力的に幸いだな。

 して、何か今してしてほしいことはないか?』

「じゃあ、いらなくなった分の加護をユウキの方に回してくれ。俺がいない分、ヒーロー活動をやってもらおうかな。加護が増えれば、街の方も大丈夫だろう。」

『わかった。ユウキにはそう伝えておくぞ。』

「ああ、助かる。」

『では、そちらのあなたはどのような加護が望みだ?』

「わ、私は<マップ>と<身体強化>と<魔法を制限なく使える>ようにしてほしいです。あっ、あと

<イベントトリノ>とユニークスキルがほしいです。」

『ふむ。分かった。<マップ>は<メニュー>として二人に付けるつもりだ。ユニークスキルは自分で開現するものだから、開現しやすくしておくぞ。』

「はい、それでお願いします。」

『では、余の世界を頼むぞ!』

「「承りました~。」」

『それで・・・「「行ってきます~~!」」・・』

『あっ!ちょっと・・。』


こうして二人の勇者は旅立たのだ。

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