森と生肉と炎の少女
ミョルディアの南、広く続く草原地帯を挟んだその先に、更に広大に広がる、野生に溢れた森がある。
それがメムルーナの森。ミョルディアの生活と製作を支える、素材の宝庫だ。
採れるものは薬草や霊木から、転がっている石などまで、この森のあらゆるものが薬や魔道具の触媒等になるんだとか。中にある泉の水も、ほんのり魔力を帯びていて、役に立つとか。
動物も多く生息し、鳥、ウサギ、狼、鹿、イノシシに、熊など、沢山の肉も獲れるスポットでもある。そして反面、魔物はとても少なく、ほとんど出ない。
……と、とても好条件で豊富な資源の山なのだが、この森、あまり奥まで探索は進んでいなかったりする。
豊富に取れると言っても、食料や薬草など、日常的に使うものにそう大きな価値はないし、触媒だ材料だなどと言っても、それに価値を見出す人は少なく、そもそも低層にいっぱい落ちている。これもあまり価値は高くない。ここの素材をいっぱい採って、その日一日を暮らす分の稼ぎといった辺りである。
そしてそもそもだ、熊はもちろん、狼や鹿も、ただの学生ごときでは大変危険な生き物である。動物を舐めてはいけない。正直、単純な力はゴブリンなんかより強いのだから。そして、ほとんど出ないと言ったが、森の中心へと、奥へと踏み込むとぽつぽつと魔物も出没するようになる。浅い部分ならともかく、奥へ行くなら、魔法、それも中級くらいで威力のある攻撃魔法のクリスタルを買えるクラスの学生か、装備のしっかりした冒険者でもないと命を落としかねない。そして、そういう強い連中はこの森には基本的に来ない。その実力なら、他にもっと稼ぐ手段があるからだ。
そんな訳で、この森に用のある人は基本浅くしか潜らないので、この森の浅めの場所では、多少の道や採取跡など人の気配を感じれるのだが……深く森に潜ると、人の手の入っていない自然、というより野生がどんどんと広がってくる。
獣は出る、魔物もいて、草樹花華に満ちて道は切り開かねば無く、安全な場所も無い。深緑溢れる地の意味を持つメムルーナの名前に相応しい姿が、そこにはあった。
そんな人の気配もない、森の深部で、今。
「…………で、知っての通り、精霊は主に六属性の力に分類されて、そのどれかの適正を持ってる奴が魔法使いになれる訳だが、自分の適正は知ってるよな、火だ。まあ、お前ぶっちゃけ闇以外全属性うっすらと適正あるんだがな、火が別格だ。まあそんな訳で火に寄りまくってるお前なら、その気になれば炎を出す事くらい軽く出来る訳だ。そしてここに新鮮な鶏肉イノ肉魔獣肉がある。分かるな。さっそく焼いてもらおうか……!」
「はーい先生ー焼くー! 焼きたいー! だから焼き方を教えて早く高速で神速でー!!」
肉を片手に授業が行われていた……!
さて、時は夕暮れ、今いるのはメムルーナの森、その中層とでも呼ぼうか、奥地、最深部の少し手前くらいで見つけた大きな湖の前だ。
やや青く、澄んだ水の色に、映り込む木々の緑。湖の周りにはパステルカラーな花も色とりどりに咲き、オレンジがかった陽に照らされ、とても美しい場所だ。
そのすぐ横で、スフィアで草が地面ごと薙ぎ払われまっさらになった地面、その勢いで薙ぎ倒された木、それをサクサク分割した丸太の椅子、その椅子で取り囲むは、Y字の木、ぼっこ、肉、の今から丸焼きにしますと絵面だけで叫んでいる今日の晩餐、そして……そんな肉の前で無駄に真面目に魔法の講義を始める俺。
「……ええ、ほんとに綺麗な雰囲気ぶち壊しの陣地ね」
「おやハヅキ、お帰り。散歩とか言ってたが大丈夫だったか?」
「ええ、ここまで来る間にそんなものたくさん見てるもの。一人でそう遠くには絶対いかないわよ」
そんなもの、と言って視線で示したのは、これから美味しくいただかれようとしている肉、肉、肉――ここに来るまでの道中で散々襲いかかっていた獣どもの証である。
幾度となく奇襲を受け、その度に追い払い撃退し、ちょっと脂の乗ってそうな奴をぽこんとして――中々ヴァイオレンスな道程に疲れたらしいハヅキは、やっと落ち着けそうなこの湖に着くとその辺をふらひらと飛び回っていた。
「散歩はどうだった?」
「ええ、やっぱり自然っていいわね。ここすごく綺麗だし、なんかとってもリフレッシュしたわ……」
「なんだかんだ言って妖精な訳だし、やっぱこういう所は相性いいのかね。たまたまだけど、お前の休養にもなったみたいで良かったよ」
疲れっぱなしだったもんな……ハヅキ。やっとついた街もあの有様だったし……あんな特殊な街に寄ったのが間違いか、いや、でも用事はあった訳だし。用事? あ、称号調べ損ねた……! 確かに成金を殴りには行ったんだが、一応の目的そっちだった様な。街に入ってからの展開が急過ぎてすっかり忘れていた……
……大体。
「それでせんせー! お肉の焼き方は炎の出し方はどうやるのせーんせー!」
「はいはい分かった分かってる教えるから」
待ちきれないと体をゆさゆさ左右に振ってアピールしてくる赤フード、ロディ。
こんな嵐みたいな奴に見つかってしまうわ対応間違えるわで……結局、真面目に魔法を教え込む事になるとか……いやそうしたの俺だけどさぁ……
それは数時間前。
『……っていうのが異世界……俺のいた別の世界ってやつだ』
『異世界!』
『……それで、女神の奴に世界を救ってくれなんて言われてな』
『女神様!』
『……散々旅をして、俺と仲間は魔王の存在を突き止め、魔王城に乗り込んだ』
『魔王!』
『で、魔王は倒したんだが……世界は結局滅びたらしい』
『終わった!?』
『……てことで、もう一度最初っからって時間を巻き戻ってな』
『時間遡行……!?』
『……だからスフィアを取りに行こうと思って』
『ちょっと何言ってるかわかりません』
『まさかの素のツッコミ!?』
「……で、ミョルディアに着いてからは……まあ、あの通りだよ」
「ほぇぁー……」
使い果たした体力と、ロディに削り取られた精神をなんとか取り戻し、とりあえず街から離れるために歩き始め、ひたすら昼下がりの草原を歩く傍ら。
俺はこれまでの事を、ダイジェストにロディに話していた。
ハヅキに言われて色々考えたが……やはりもう色々手遅れだ。話す以外の選択肢はない。考える余地なんてなかった。と、ハヅキに言ったら怒られたので……代わりに、この話をした後の事を、この話を聞いたロディをどうするかを、考えた。
「さて、ロディアさんよ、そういう訳でだ、俺の旅は大変危険なもので、世界に起きた異変の影響で生まれた強大な魔物、混乱する他種族の諍い、果ては魔王とかも討伐する訳だよ。その旅について来るっていう事を、どう思う」
「ワクワクだね!」
「――うん、人の話聞いてたかな? 死ぬよ? マジで死にかねないよ? ワクワクしてる暇とか無いっていうかどこにもワクワクする要素なかっただろ!?」
「未だ発見もされてないような新生物! 交流も少なく情報の少ない他種族! そして、神話の世界のお話、魔王! どこにワクワクしない要素があるの!?」
「だから危険だっつってんだろ!? 具体的には十回やって二十回は死ねるくらいに危険で俺何で死んでないのかよく分からない感じで!? ……あ、あれだな? さては俺の話とか全然信じてなくて適当な反応してるだけだろ全くー」
「うんまあ、正直に言うと信じはしてない、ですけど」
「まぁーそうだろう、こんな話を間に受ける方がどうかしてまじかよ。……けど?」
「けど、ガイアさんは信用してもいいなって。ガイアさんがいい人だなって言うのは決闘の話で思ったし、炎から助けてくれた時に確信出来たし、嘘を言う人でも無いって分かったし。だからガイアさんが勇者っていうなら、とりあえず勇者って事でもいいかなって。それに」
「それに?」
「本当だった方がおもしろい! はいっ、信じたい信じる!」
「……百歩譲ろう。百歩譲ってお前なりにこの話を本当だって思ったんなら……だから死ぬほど危険だって言ってんだろ!? 魔法を教えてやるとは言ったがそんな物騒なとこには連れてかないからな!?」
「何でですか!? ずっとついて行きますよお師匠様!」
「だから危険だって言ってんだろ聞けよお師匠様言うな!?」
「私これでもお役に立ちますよ! ええと……料理、とか?」
「嘘だろ知ってるからな!? 焼く・盛るしか知らないだろお前!? 刻むすらあるか怪しいわ!? ていうかそれ戦いに関係ないわ結局死ぬって!?」
「戦いの時は頑張って逃げます!」
「お前地上埋め尽くすゴーレムの群れに襲われても同じこと言えんのかよ……!」
「……ガイアさんが守ってくれますよね!」
「まあ守るけどさ……! 限度があるわ!? あの状況にお前がいたら流石に庇いきれねぇよ。だから危険地域の前では待機。ダンジョンは進入禁止。じゃなきゃ魔法教える話も無しだ……!」
「むむ……じゃあいいもん。魔法も大事だけどこんなレアな体験のチャンスもそうないんだから……こっちだって勝手についてって、魔法も勝手に勉強させて貰うもん……!」
「そっちの方が対処に困るからやめろください……!」
……若干反応が予想外だったところがあるが、それでも二周目って話を信じて、そしてより同行を引き下がらなくなるっていうのは、なって欲しくはなかったが想像通りの結果であった。
だから、こうなったら絶対引き下がらない上にどんな手段に出るか分からないこの少女をどう説得すべきかを考えたのだが……ええ、諦めたとも。
この子が、まともな説得なんかに応じるわけがないんだから。
「はぁ……くそ、やっぱりこうなるか……分かった、ついてきても良い」
「ほんと!」
「ただしだ、条件がある」
「条件? ……ですか」
「これからおよそ半月、それが次の目的地に着くまでかかる時間だが……それまでに、お前には力をつけて貰う。その半月で、みっちり魔法を教える。その結果、お前がついて来ても邪魔にならないだろうってレベルまで強くなったら……ああ、諦めて連れて行こう。だが、無理だった時は、大人しく近くの街にでもお留守番してもらう」
「みっちり魔法を!?」
「食いつくのはそこか。まあそうだ。この条件を飲んでくれるなら、格段に真面目な魔法の勉強を受けられるだろう。ただし、駄目だった時は街に残れよ、絶対な、絶対だぞ?」
「分かった飲む! 飲みます! 魔法をみっちり教えてもらって面白い旅にも……ふふへ……!」
そう、説得ではなく取引。より大きなメリットでこちらの要望も飲んで貰うシンプルな話。まあ……こちらの譲歩分がかなり大きい気もするが……引き離すにはこれくらいしないとな。いや、条件達成されたら結局連れて歩くことになるが……まあ、何とかなるだろう。
――合格の水準はまだ言ってないしな。聞かれないまま飲んでくれて全く助かるよ。
「しかし……本当に条件分かってんだろうな……まあ良し、約束だぞ。それと、その頑張ろうとしてる敬語も使わなくて良いぞ。結構無理してるだろ、興奮してる時忘れてるし」
「えっと、そうだった? うん、目上の人とかにする言葉遣いとかよく分かんなくって……じゃあそうするね」
「それにお前に敬語使われると凄い違和感あるし……」
「……ところで、結局ガイアさんと私ってどう言う関係? えっと、つまり前の周で会ってた、って事なんだよね?」
「あー……それも……話すと長くなるんだが」
そういえば後回しにして忘れていたなこの話題。
「まあ……簡単に言うと、魔王を一緒に倒した仲だよ」
「……はぇ?」
「おっと、森が見えたな。続きはあそこ入ってからだな」
「森? そういえばガイア、どこ目指して歩いてたの?」
唐突に森という単語が出て来たことに、静観していたハヅキが疑問を投げて来た。
「メムルーナの森だよね? どうしてここに?」
それに答えたのはロディ。流石に地元民、馴染みは深かろう。
「そう、メムルーナの森。何で来たかと言えば……お尋ね者だからかな」
「それは……どういう?」
「もう人のいそうなところは歩けたもんじゃなくなって来たからな! この森なら奥まで行けば人はあまりいないらしいし、取り敢えず此処に逃げ込むぞ……!」
「何で……こんな犯罪者みたいな……」
何でこんな犯罪者のような生活をしているのか。
「みたいなっていうか、ガイアさん犯罪者だし?」
そのハヅキからこぼれた疑問もまた、ロディによってバッサリと、『みたいじゃなく犯罪者そのものだ』と、答えられた。
「…………よし! それじゃあ森の奥まで一気に進むぞ!」
ふと悲しみを覚えそうになったので、何もなかったことにして、俺は勢いよく森へと走り出した……
そうして四時間程、スフィアで枝を打ちはらい、スフィアで木を切り倒し、スフィアでクマを切り倒し、スフィアで魔獣を切り倒したりしながら奥へとひたすらに進み続け、湖を発見して今に至る。
夕日もすでに沈み始め、森の中という事もあってすでに辺りは夜の空気が満ちて来ている。
「むぅ、これ以上暗くなると手元とか見えなくなるな――ふむ」
宿でもらった旅道具一式、その中にある火金石……火の属性を持った、要はこの世界での火打ち石だ。火花を散らして火を起こす、その動作を行うにも、これ以上暗くなると少し面倒になる。手元見えなくて指打ったこともあるからな……ならばさっさと火を起こせばいい――のではあるが。
「そんな訳でロディ、お前には巻きで炎魔法を習得してもらわなきゃいけない」
真面目にみっちり教えるとロディにも言ったわけだし……ここは彼女に頑張ってもらおう……!
「望むところ……なんだけど、そんな簡単に魔法って覚えられるの?」
「何、前の俺達だって何の知識もない状態から一週間で使えるようになったんだ。ちゃんと魔法を理解してる俺がいる今回はきっと余裕……だといいな!」
「わぁい先生行き当たりばったりー!」
ちなみにロディの先生呼びは、軽く魔法の説明を始めた際、
『わぁ……学園の授業よりなんか、授業って感じがするね』
『よく知らんがあそこの講義、雑らしいな』
『感覚と経験でもの教える人多かったから、本読んでる方が勉強になったね。その点ガイアさんは先生っぽい! あ、先生って呼んでいい?』
『なんでだよ』
『だって学園の授業つまんなかったから、ちゃんとした授業っぽいの受けて見たい!』
『……まあ、確かに授業って言うなら立場は先生か……授業の時だけならまあいっか』
『はいせんせー!』
などと言うやり取りがあり、ちゃんとした先生に恵まれなかったロディの要望で先生呼びとなった。
「でも、ガイアさんの話なら私も、というか私が? ばりばり魔法使ってたらしいし、実は簡単なのかな?」
森についてからこっち、ロディとの出会いや、そもそも魔法はお前が使い始めたんだ、等も話してある。流石に自分が魔王と戦えるほどの魔法使いだった、なんて言われても実感はゼロみたいだが。
「一応言っておくと、まともに精霊とか魔法についてとかちゃんと説明すれば本当に数日、いや、一日かからずに魔法が出せるくらいにはなるとは思ってる」
「おー、ならしっかりと……」
「でもだ、ロディ」
俺は会話を切り、目の前の肉肉を示す。
そして朝からこっち、何も食べずに歩き通しだった俺達。
ぐー、と誰かの腹から音がなった。
「今はそんな悠長なこと言ってないで一刻も早く炎を出してもらわなきゃいかんのだ! 分かるな!?」
「はい先生!!」
「よっしいい返事だ気合い入れて一発で火出せよロディ――!」
「……別にご飯食べてから教えればいいんじゃ……」
「何か言ったかなハヅキ俺のログには何もないな、こういうのはノリと勢いが大事だしほら、飯がかかってる方がやる気も違うだろ……!」
「……そう。ええと……頑張って」
妖精であるところのハヅキは、別に物を食べる必要はないらしい。食事でもエネルギーを摂取できるが、基本は世界に溢れる魔力、精霊などの存在からエネルギーをもらっているらしい。特にこういう自然に満ちた森の中など、いるだけで元気になるようだ。
それ故に、ご飯を食べる食べないがどうでもいいハヅキは、大変どうでも良さそうに返事をするのであった。
「それじゃあ真面目に……色々な工程を全て省いて火の出し方を教えます」
「先生、工程飛ばすのは真面目なの?」
「至極真面目だと断言します。それで、火の魔法は……」
……さて、仕組みとかを長々説明せずに覚えさせるとなると……何て言えばいいか。いやそもそも全部説明しても、いざ使い方となると、感覚の話にもなってくるしな……そもそも俺火は全然得意じゃないし……一周目のロディどんな感じで覚えてたっけかなぁ……
「火の魔法は……そ、うだなぁ……まず意識するのは、大気だ」
「……大気?」
「そう大気、エア。炎っていうのは空気、風の要素も大事だからな。それに、あらゆるものに触れる空気は色んな属性を含んでいる。火の要素もだ。後はそこに、意思を込めた魔力を送るんだが……」
その魔力の送り方っていうのはな……本人が実践して覚えるしかないよな。後は意思の込め方次第か。魔法とは精霊に意思を伝える術、という事らしいからな。意思の伝え方さえうまくいけば、拙い魔力操作でも魔法が生まれるかもしれない。確か、ロディは唱える時……
「……まあとりあえずやってみるか。いいかロディ、イメージしろ。お前の手に熱が集まり、炎が生まれるイメージを。そして、大気に向かって強く念じ、言葉でもこう唱えろ。『来て、赤い赤い炎』と」
「イメージ……赤い、赤い、炎」
俺の説明の途中から、既に目をつぶり、深く集中を始めたロディ。
……異常なほど真剣だ。すごい気迫を感じる。だが、今の魔法の説明は、ただ、問題の答えだけを教えたに等しい。何故そうなるか、何が大事か、そういうものが何一つ分かってないだろう状況だろう。とりあえずと言った通り、まずは前のロディがやっていた感じを試させてみようと思っただけで……流石にこれで本当に炎が出るとは思っていなかった……のだが、目の前のロディからは、凄まじい熱意が、絶対魔法を使うという、圧倒的意思の熱が渦巻いている。
……まさか、こんなので本当に一発、とか。
そしてロディは、水を、いや、炎を掬うように、両手を胸の前に出し。
「――来て、赤い赤い炎よ」
チリ、と、大気に赤の線が走り、ロディの手に集まり。
ぽぅ、と、とても小さく、マッチのような――しかし確かな火が、そこに生まれていた。
――――マジで?
結局上がらない執筆速度
次回も未定だ!
……少しは頑張りたいと思います、はい




