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妖精談義

作者: 天季破 一真

 ゴホン、ゴホン…。

 失礼いたしました。

 このお話はとある国の物語です。

 その国というのは…。

 私たちが決して日常では見ることのできない存在、実際に存在するのかも怪しまれている存在、それでも人々を幸せにしてくれる存在…そんな存在が暮らしている国の物語です。

 気付いた人もいるかもしれません。

 そうです。

 ここは妖精の国。これから皆さんを妖精の国へとご案内していきます。

 「『そうです』とか、そんな説明で気付いた奴なんておらんわ。お前馬鹿じゃのう。グワハハ」

 ………。

 ここはティンクルワールド…。

 「おい、あんちゃん、無視とはいい度胸してんじゃねーか。この人間風情が。調子に乗っとたらひねり潰したるからな」

 ………。

 ここはティンクルワールド小さくて可愛い妖精さんたちがたくさん住んでいる国です。

 「よし、その喧嘩買おうじゃないか。表出やがれ、この人間風情が!!」

 「やめなさいな!」

 「イッテェ…何するんねん、ユーリス」

 「モーリ、あなたがいちいち突っかかっていたら話が進まないじゃないの。少しくらい落ち着いて人間さんのお話を聞きなさいな」

 「でもよ。あいつがわいのことを無視するからよ。人間風情の癖して無視するからこいつを懲らしめようと思って…イッテェ、話の途中で叩くなや。何度も、何度もそのスリッパで叩かれたら、俺の頭皮があの世に逝ってまうだろが」

 「あなたが聞き分けのないことを言うからよ」

 「だからこの人間野郎が調子に乗ったことを言うから…悪かった、謝るからその持っているスリッパをとりあえずおこうか」

 「そう、私だってこんなことをしたくないのだから、最初からそういう態度でいてくださいな」

 「何がしたくないだ、俺を殴るときめちゃくちゃ生き生きとしていた癖に…」

 「何か言ったかしら?」

 「いえ、ごめんなさい」

 「わかったのならよろしいわ。それでは人間さん、お話の続きをどうぞ、よろしくお願いするわ」

 ユーリス、ありがとう。

 「ハッ?人間何を調子に乗っているのかしら?」

 え?急に態度を変えてどうしたの?

 「おい、人間、分かっていないと思うけどな、人間は私たち妖精よりも格が下なのよ?馴れ馴れしく私のことを呼び捨てで呼ばないでくれるかしら。虫唾が走るわ」

 えっと…

 「人間は私たち妖精のことを様付けして呼びなさい。わかったかしら?」

 はい、ユーリス様、以後気をつけます

 「グハハハ、ユーリスに怒られてやんの。さすが人間だわ」

 「モーリー、何調子に乗っているのかしら?殺すわよ?」

 「モーリーごめんなさい」

 「分かればいいのよ、分かれば。それで人間さん話の続きをどうぞ」

 ………

 ゴホン、ゴホン。

 失礼いたしました。それでは話を戻して…

 「あ、言い忘れていたわ」

 何でしょうか、ユーリス様?

 「私たちのことをかわいいとか呼ばないで下さるかしら?」

 何か気に障りましたか?

 「かわいいというのは何か自分より見下した言い方がして気が触るのよ。あなた方人間さんは別に私たちよりも上位な存在ではないじゃない。例えば私たちよりも上位…そうね神様とかが私たちに向かって可愛いと言うのなら、嬉しいし、褒めてもらえていると思うのだけれど、下級動物である人間さんに可愛いと言われても、何も嬉しくないし、何ならムカつくまであるわ。だから以後気をつけるように!」

 そんな、妖精さん方を私たちよりも下位だなんて一切思ったこともないですし、ユーリス様…少し穿った見方ではないでしょうか?

 「あなたが言っている『穿った見方』の意味が違うのだけれど…まぁそれはいいとして…人間さん私たちに何?反抗的な態度を取っているのかしら?」

 いえいえ、そんなことは滅相もございません。ただ疑問に思って聞いただけなのですが…。

 「まぁいいわ。それじゃ人間さん、あなたに聞くけれども、どういったものに可愛いと思ったりするのかしら?」

 それはやっぱり動物とかですかねぇ。例えば猫や、犬とか…。

 「それじゃあ、聞くけれどライオンは可愛いと思ったことはあるかしら?」

 そうですねぇ。子供のライオンとかは可愛いとは思いますけど…大人になったら可愛いとは思いませんねぇ。

 「そう、子供のライオンとかは可愛いとは思うけど、大人になったら可愛いくない?それはどうしてだと思う?」

 うーん、どうしてでしょうか…ちょっと分からないですね。

 「少しは考えなさい。だから人間さんは愚かだと言われるのよ」

 ………。

 「はぁ、その理由は、結局のところ自分よりか弱いから可愛く見えて、自分よりも強いと思えばそれは可愛いとは思わないのよ。さっきあなたが言った猫だって、犬だって、自分一人じゃ何もできないから手助けをして、ペットとして手懐けて、可愛いと言っているにすぎないだけなのよ。だから人間さん達が私たち妖精に可愛いというのは物凄くムカついて仕方ないのよ。お分かり?」

 なるほど、分かりました。以後気をつけます。

 「分かればよろしい。それでは話を続けて下さるかしら?」

 「おい、ユーリス、話が長くてくたびれちまったわ」

 「モーリーごめんなさい。」

 「でも結局俺たちのことを冒頭で可愛いって言っているということは、あんちゃん、あれだな。俺たちのことを見下して見ていたということかい?アン?調子に乗ってんじゃねーのか?アン?」

 ………。

 「それは人間さんの一種の反抗期みたいなものよ。でも大丈夫よ。私が今教育をしたのだから…。 まぁ、もし次、また反抗期が来たら…わかるわよね、人間さん?」

 ガクガクブルブル…

 「おい、おい、やめないか。妖精がみっともないぞ。人間くんが困っているじゃないか」

 「冗談やん。冗談。そんなマジなわけないやろ」

 「私は注意をしただけよ」

 ふぅ、何とか静かになった。

 足を交互に組んでいるのは何かムカつくけど…クライン様ありがとうございます。

 「おい、人間くん、何か言ったかね?」

 いえ、何も言っておりません。

 「ま、ま、待ちくたびれて…つ、つ、疲れたよ…」

 「早く始めてくださいなぁ」

   プシュム様、クララ様、失礼いたしました。

 ゴホン、ゴホン。

 話を最初に戻しまして…。

 ここは妖精の国、「ティンクルワールド」でございます。皆さんを妖精の国へとご案内しますね。

 ティンクルワールドでは立憲君主制が取られておりまして、簡単に言えば英国や日本のように王様、天皇といった妖精さんの国の中で一番偉い存在がおられます。

 その名は…

 「「「「「ティンクル様」」」」」

 皆様ありがとうございます。

 そうです。ティンクル様という方がこの国の王様でございます。

 皆に尊敬されており、民からとても愛されておられる方です。

 そんなティンクルワールド、治安が悪いわけがございません。みなさん素敵な方々で、国全体も賑わっており、とても楽しそうに生活をしております。

 もし人間世界にティンクルワールドのような国があったら争いもなく、平穏に暮らしていたのだろうと思うと、少しばかりこの国に嫉妬を覚えてしまうばかりです。

 少し急ですがティンクルワールドの話はこのへんとしまして、本題に入らせていただきます。

 さてこの度、そんな素晴らしい国の国民の中から5人(数え方「人」でいいのだろうか…)ほどお呼びして、人間世界のことを議論してもらいたいと思います。

 「なんで、わいたちがそんなどうでもいい人間世界のことを話し合わないといけないんや」

 「しょうがないじゃないの、ティンクル様、直々のお達しなのだから」

 「俺も忙しい身だというのに…」

 「なんか楽しくなってきましたわぁ」

 「ぼ、ぼ、僕が、な、なんで、なんでこ、こ、ここにいるのか、わ、わからないよ…」

 みなさんいろいろとありますが宜しくお願い致します。

 それでは第一回、妖精さんたちの「妖精談義」を始めたいと思います!!

 パチパチパチパチ…。

 凄い乾いた拍手…。

 まぁ気を取り直して、まず自己紹介からどうぞ!!

 「おい、人間風情、今更自己紹介なんて意味あるんか?さっきから名前でとるやないかい」

 まぁ、まぁ、ここから読み始めたという方もいられると思いますので改めてということで、どうぞお願い致します。

 「はぁ、しゃあないなぁ。それじゃ、まずわしから自己紹介させてもらうわ。わいの名前はモーリ。モーリの「モ」はカタカナの「モ」でモーリの「ー」は漢字の「一」みたいな字でモーリの「リ」はカタカナの「リ」や。ほなよろしくな」

 モーリ様ありがとうございました。それでは…。

 「ツッコミを入れろや!」

 はい?

 「『はい』あらへんやろ。そんなもん名前の字を説明しなくても誰でも分かるやんけ!なんでツッコミを入れないんや。考えられへんわ。これだから人間風情は…はぁ。人間風情、もう一回チャンスをやるわ。今度はちゃんとツッコミを入れろや」

 はぁ…。

 「もう、モーリはいちいちうるさいわ。まったくそんなものどうでもいいじゃない」

 「良くないわ!!アホ!ツッコミなければ会話にならへんやろ!」

 「それじゃ、今度は私が自己紹介をするわね」

 「綺麗に無視をした!!わいが虫のように無視をしたわ!!うん?われながら上手いことを言えたなぁ。よし座布団一枚、なんちゃって」

 「はぁ、モーリのせいで妖精の品位が落ちるわ。まぁいいわ。それでは自己紹介をするわよ」

 お願いします。

 「私の名前はユーリス。人間くんたちは私とよろしくしたいのかもしれないけど(もちろんイヤラシイ意味ではなく)、私はよろしくするつもりないから。そのつもりで」

 ユーリス様ありがとうございます。次の方お願いします。

 「やぁ、可愛いベイビーちゃんたち。俺の名前はクラインだ。よろしくな。人間でも可愛いベイビーちゃんなら俺は優しくするぜい。ただ人間でむさ苦しい男たちは死にやがれ。もちろん人間くんも含めてだからな」

 はい、私が男ですみませんでした。次の方どうぞ。

 「ヤッホー。私の名前はクララって言いまーす。人間界で有名なアニメの主人公の友達の名前と似ているけど、よく性格が全然違うって言われてしまいますー。どうしてでしょうねぇーアハハハ。まぁそんなことは気にしませーん。今日はよろしくお願いしますねー」

 僕の方こそよろしくお願いしますね。それでは次の方が最後ですね。それでは元気良くどうぞ!!

 「ヒャイ。え。えっと、あ、あの…ど、ど、どうして、ぼ、僕が、ぼ、僕が最後、最後なのか、わ、わからないけど、どうぞ、どうぞよ、どうぞよりょしきゅおねがいしましゅ(どうぞよろしくお願いします)」

 えっとプシュム様、名前を言っていないのですが…。

 「あ、す、すみません。ぼ、僕の名前はプ、プシュムです。ど、どうぞ、よろしく、お願いします」

 よろしくお願いします。

 「おい、プシュム、お前人間風情にへりくだらんでもええやろ」

 「しょ、しょうがないじゃないか…こういう性格なんだから…」

 さてそれでは自己紹介も終わったことですので、議題へと入りましょうか。

 今回の議題は…

 …ドラムロール音…

 こちらです!!

 『男女とは』

 「はぁ?何わけわからんことを言ってんねん」

 いえいえ、今人間世界では一番の問題になっているんですよ。男女差別だの、男尊女卑だの女尊男卑だの、亭主関白だの、レディーファーストだのと世界では色々と「男女間」で騒がれているんですよ。ですので妖精さん方々に今更ながらですが「男女」について語ってもらいたいのです。

 「ふーん、そういうことねぇ」

 皆様何か意見なんかありますか?

 「それじゃ俺から意見を述べさせてもらおうかな」

 はいではクラインさんよろしくお願いします。

 「俺の意見は人間くん含め女の子以外の人間は全員死ね。何が亭主関白だ。何が男尊女卑だ。そんなもん消えてしまえ。人間の男の価値なんて女性の目くそ以下の存在なのに、何偉そうにしているんだ。死ね!死ね!」

 えーと、何か個人的悪感情が物凄く強いようですが…とどのつまりレディーファーストが一番ということで…それに対して他の方意見ありますか?

 「せやなぁ。正直な話してもええか?」

 はい、モーリさんなんでしょうか?

 「正直、わい、人間世界の男女問題とかどうでもええけど、そもそも眼中にないけどな、どうして差別なんか起きてるんや?」

 きっと昔の固定観念のせいだと思います。どこの国も女性は女性の仕事をしないといけない、男の世界に入ってはいけない、そう言った固定観念から歪みが生じて、結果的に差別ということになったんだと思います。

 「わい思うんやが、さっき、そこのクラインがレディーファーストだの何だの一定いたが、それって逆に男に対しての差別とちゃいまんの?」

 そうですね。男性目線からすれば、それはやっぱり男性が不遇を受けている男女差別ということになると思いますね。

 「男女差別の話になったから言いたいことあるのだけど…いいかしら」

 どうぞユーリス様

 「人間世界を暇つぶしで観察してて思ったことがあるのよ。女性が男女差別だとか、その言葉女性蔑視だとかいう女性がいるけど、そういう人ほど女性を盾に取っているわよね。むしろそういう人の方が女性差別、男女差別をいいように使ってないかしら?」

 「だ、だ、だ、だけど…」

 プシュムさんゆっくり深呼吸して、落ち着いてからどうぞ。

 「えっと、その、だ、だけど、げ、現実問題、男性が女、女性を女性蔑視発言をすることとか、あ、あるよね。た、た、確か、えっと、に、日本?の首都の都知事が、女、女性は子供を産むためのき、機械だ、なんだとか…」

 「そういや、そんなことあったなぁ。まぁあれやな。あれは少子化問題を口悪くして言ってもうただけやろうけど、あれは酷かったわなぁ」

 「そいつ、死ねばいいのに。女性を何だと思っているんだ」

 「でも私も女性として、その言葉を聞いたらムカつくけど、どうかしら?少子化問題と女性の労働進出というものにリンクした時、その都知事が言わんとしていることというのは、早く仕事を辞めて家庭に入りなさいということじゃないかしら?まぁそれも女性差別になるとは思うけれどね」

 「そもそもわいはレディースデイとか女子限定というのが気に入らん。なんやそれ?そんなん作るんやったらメンズデイや男性限定も作れやと思うわ」

 「あ、あ、あれはし、仕方ないよ。レディースデイは平日に企業として売り上げを上げるための努力だろうし、女、女子限定も、ま、また新規顧客をふ、増やすためだから」

 「俺は男全員がフェミニストになれば世界が平和になると思うぞ」

 「プシュムの言っていることって結局携帯商法と同じやないかい。新規ユーザーを増やすために新規には得するようにしているけど古参の人には何もしない。そんなことしている時点で差別が起きとるんとちゃいますか?」

 「確かにプシュムの言っていることも分かるし、モーリーの言っていることも分かるわね。新規顧客を増やすため、けれどもそれをすると古いお客様との差別が起きる。けどもまた古いお客様ばかり贔屓にすると新規顧客との差別になってしまうわ」

 「なるほどなぁ、よし、結論が出たわ!」

 では結論をどうぞ。

 「差別は無くならへん!!」

 それはちょっと内容的に良くないので…他に意見のある方いませんか?そういえばクララ様がまだ意見を述べておりませんでしたよね?何かご意見ありますか?

 「うーん、私聞きたいことあるんですけど…一ついいですか?」

 はい、何でしょう?

 「『差別』と『区別』の違いって何ですか?」

 え?いや…一緒の意味ではないのでしょうか?

 「いいえ、違いますよ。差別は同じものの中で比べて優劣を付けることだと思っています。例えば身分とかの違いとかそんな感じで…人間は人間なのに身分によって、疎まれたり、尊敬されたり…そういうことが差別ではないかと思います。それに対して区別というのは違うもの同士を比較して分けることを言うのだと思います」

 「そうか、例えばわいたち妖精と人間とを分けるみたいなものか」

 「それに近いと思います。妖精は妖精、人間は人間といった感じで分けるみたいな…うーん、うまく説明できているのかなぁ」

 深呼吸してください。

 「スー、ハー。まぁ、男女を人間として考えるから差別という認識が生まれると思うんです」

 それというのは?

 「もちろん、男女は人間です。人間ですけど、また違う動物だと考えれば良いんです。つまりですね、男は男。女は女みたいに。先ほども人間様が、差別の根本的原因というのは男は男の世界、女は女の世界という固定観念があってそこから歪みが生まれて差別が生まれたと言っていましたが私はそれでいいと思っているのです。男は男という生物、女は女という生物、だからこそ男にしか出来ない仕事もあるだろうし、女にしか出来ない仕事がある、そう言った考えをすれば差別なんてないんですよ」

 なるほど…

 「うまく説明できていなかったらすみません」

 つまり、クララ様男女は差別をするのではなく区別して考えるべきだということですね。

 「はい、もちろん私の意見が正しいとは思わないですけど、それでも差別されていると思うよりは区別して、自分が女性で、男性上司に女性蔑視を言われても、男性なんだから女性のことなんて分かるわけないだろ、みたいに吹き飛ばしておけば良いんですよ」

 なるほど…良いご意見が聞けた気がします。ありがとうございます。

 他にみなさん、意見はありますか?

 ……みなさん頷いて納得していますので、今回の議題の答えではないですが、纏めとしましては、クララ様の「男女間を差別としてみるのではなく区別してみるべし」ということで…

 それでは今回はこの辺で…。

 さようなら。

 

 

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