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~六十七の巻~ 聖地

 其の場所は、一言で申すと、神々しい場所だった。


◇◇◇◇


 ぽっかりと開けた其の場所は、洞窟の突き当たりであり、出口だった。


だが、四方に聳え立つ高い岩山の中心をくりぬいた様な其の空間に入る事は、洞窟から出て来る以外、方法が無さそうだった。


岩山の頂上を見上げれば、洞窟側の岩山と正面の岩山の尾根が連なって、まるでこの空間の天井の役割を果たしておるかの様だ。


然も正面の岩山の絶壁からは水が帯の様に流れ落ち、其の水が地上に辿り着いて川となり、洞窟側の岩山を突き抜ける形で流れておる。


そして天井の僅かな隙間から射し込む一条の陽の光が、この場所を、より荘厳な空間へと変化させておった。


だが何よりこの場所で美しいのは、目の前に広がる川だった・・・。


川の水は、一面、陽の光を受けて、キラキラ、キラキラ、まばゆい黄金色の輝きをちりばめ、まるで此処が、神々が在らせられるという天つ国かと思われる程の神聖さだった。


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