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JOE TEMPEST 「異世界転生して特殊能力を授かった男の物語」  作者: 三海怜


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54/59

第54話

核戦争後の荒廃したパラレルワールドでの本編『光と陰ー織りなす夢の形』のスピンオフとなります。

主人公ジョー・テンペストはその世界で生まれ育った18歳の男の子。

ふとしたきっかけで未知の体験をしていくことになる異世界転生の物語。


まるで導かれたかのように古びた不気味な館に引き込まれ妖精達と出会う。

その妖精達との共同生活を通して、打ちひしがれたジョーの心に徐々に変化があらわれるのであった。この旅の行き着く先はなんなのだろうか? 

ジョーにもわからず妖精達と一緒に望みを叶えていく・・・


特殊能力を授かったジョーはエルフと獣人達との冒険に出るのだった。


本編も宜しくお願い致します!

一行は、無事洞窟を通過し獣人の国に足を踏み入れることができた。

「やったー!ついに戻ってきたよ〜!! みんな元気かな?」とエベルが浮かれている。

「私らは狐族だけど、狼や熊など他にも色々な種族がいるから気をつけてくれよ! なんせ、一応言っておくけど、人族とは仲は良くはないからね。」とアベルがこの先の行程を心配して付け足した。


「そうだよな、来るときは狼人族と揉めそうになったしな。アベルとエベルが諌めてくれたけどね。」と言いながらジョーは2人の肩を『ポン!』と叩いた。

「ここからは森に入っていきますよ!私たちは獣道に慣れていますが、マリアとデルマは足元に気をつけてくださいね!」とエリーゼも少々心配のようだ。


「大丈夫だよ!そんなに心配してもらわなくても。あまりこんな道を歩いた経験はないがな。」と笑いながらもマリアとデルマはぎこちなかった。そして暫く山道を進んでいくと前回狼人族に出会った地点に到着した。

「今回は狼人族は見当たらないね。まあ、面倒になるといけないから良かったよ。このまま進んでいくと私達の村に着くよ!」とアベルも自分たちの里がすでに愛おしく到着が待ちきれない様子であった。


『なるほど、冒険好きで元気に振る舞っていはいるけど、やっぱりアベルとエベルは自分達の故郷が1番なんだな。そう考えると・・・俺とエリーゼは故郷というものがないからこの冒険が終わらないで欲しいと願っているのかな・・・』と少し焦燥感を感じていた。


するとアベル達の里が見えてきた。

「あっ あの村だよ!! みんな!! やっと着いたよ! 長旅だったなー、エベル!!」

「そうだね〜 早くみんなに会いたいな!」と言って2人は走って行ってしまった。


ジョー達が少し遅れて狐人族の里に到着すると、アベル達からすでにジョー一行の功績は聞いていたようで、村人総出で4人を大歓迎しているのだ。

「おーい!!ジョー殿!! よくぞ討伐してくれた!! ありがと〜」と叫ぶ声や、

「マリア姫!歓迎いたしますよ!!」という声が至る所から聞こえてきて心温まる光景であった。

「ここの獣人達はいい感じだな!」とマリアもどことなく嬉しそうな表情を浮かべている。


一行は早速村長の居宅に通され歓迎の言葉の後に、村人全員が参加する祭りが催されることになった。

村のマーケットには露天商が並び、今夜はお祝い事として全て村人にも無償で提供するというのだ。そして、どことなく祭囃子のような音楽も聴こえてきた。


ふと気づくと、なんとアベルとエベルがゼポニズムで入手した狐のお面を被って、盆踊りのような踊りを踊っているのであった。

「へえー、こんなお祭りがあるんだな!?」とジョーも生前の日本と似たようなものがあることに驚きボソッと独り言を言った。

「なんか、面白い踊りですね! でもアベルとエベルに合ってて楽しい気分になってきますね!」とエリーゼもご機嫌のようだ。


「しかし、アベル・エベル以外の獣人を初めて見たが、やっぱりみんな耳や尻尾があるんだな!」とマリアはまた別なところに興味があるようだ。デルマも、この祭りで気が抜けたのか、いつもの緊張した面持ちは消えていた。姫と2人で早速酒を交わしているのである。


そこに獣人達の子供達も走って寄ってきた。

「ねえねえ、お姫様! お姫様の国ってどんなとこなの?」と興味津々のようだ。

「そうだな!ここより住みにくいかもな。みんなはこの里が好きか?」

「うん!もちろんだよ!!いいところでしょ!?」

「そうだな!」

「ゆっくりしていってねー!!」と言いながら、今度はジョーたちの方に行ってしまった。


残されたマリアとデルマは露天を巡りながら、焼き鳥を美味しそうに頬張り

「なんか、いい村だな、デルマ!」

「そうですね、姫!なんか、気合いは抜けてホッとしますね。」

「そうだな、人間も昔はこうだったんだろうな・・・我々が忘れていた何かを思い出すような気がするな!」と何か思うところがありそうな表情でもあった。


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