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JOE TEMPEST 「異世界転生して特殊能力を授かった男の物語」  作者: 三海怜


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第36話

核戦争後の荒廃したパラレルワールドでの本編『光と陰ー織りなす夢の形』のスピンオフとなります。

主人公ジョー・テンペストはその世界で生まれ育った18歳の男の子。

ふとしたきっかけで未知の体験をしていくことになる異世界転生の物語。


まるで導かれたかのように古びた不気味な館に引き込まれ妖精達と出会う。

その妖精達との共同生活を通して、打ちひしがれたジョーの心に徐々に変化があらわれるのであった。この旅の行き着く先はなんなのだろうか? 

ジョーにもわからず妖精達と一緒に望みを叶えていく・・・


特殊能力を授かったジョーはエルフと獣人達との冒険に出るのだった。


本編も宜しくお願い致します!

すると、3人を横目にエリーゼがジョーに近づいてきた。

「ジョー、気にしないで一緒に入りましょう!」

「えっ、エリーゼ、こんな近くで大丈夫なのか〜??」

「私はあなたのもの!全然平気ですよ!」と顔を赤らめながら隣に座った。


それを見ていたマリアも、「えっ 抜け駆けはいかん!!エリーゼ。私も入れてくれ!」と一国の王女もジョーに近づいていったのだった。そして、2人はジョーの両脇にピッタリと体をくっつけて並んだ。

ジョーは両隣に寄り添っている2人の美女を眺めながら、『なんて、俺って幸せなんだ・・・』と思わぬ接近攻撃に緊張しつつも夢心地である。


「ねえ、ジョー!こうした裸の付き合いもいいね〜! 姉としてまあ当然だとは思うが・・・」と自分の行動を正当化しているようだ。

「えっマリアさんはジョーのお姉さんなんですか!?」

「そうだよ!そういうことになったんだ。」

「どういうことですか!?ジョー!」


「えっ まあ、いいじゃないか、エリーゼだって妹だろ!?」

「いいえ、私はあなたの正妻ですよ!!」とまたもや膨れっ面になってしまった。

「まあ、仲が良いということでいいじゃないか! こんな面白い男も珍しいからな! 

ところで、ジョーは私とエリーゼのどちらの体が好みなんだ??」


「えっ からだ??」といきなりの姫の質問に恥ずかしさのあまり吹き出してしまった。

「いやー いきなりの大胆な質問 困ったな〜」 

「エリーゼは女性らしい細身のすらっとした体型が魅力的だし、マリアの筋肉質なセクシーな体型も魅力的だよ!2人とも美しくてどっちもいいから決められないな・・・」

「なんだ、贅沢なやつだな!」

そこにお湯をバシャっとかけながら泳いでいた3人が間に入ってきた。

「うわ〜!!」


「へえー 人魚のからだって初めて見るな。」とマリアも興味津々だ。

「私、そろそろ上がりますね。じゃないと足が戻ってきませんので。」と言いながら腰をかけた。

その姿はやはり幻想的でこの世の物とは思えない美しさがあった。

何やら内輪で盛り上がっていた3精霊達も「私らもそろそろあがろうかな。」と言いながら体を拭いていた。


風呂から上がるとまるで日本の浴衣が用意されており、みんなで浴衣姿になった。

「えっ うちわもあるぞ!!」とジョーが驚いている。

『そうか・・・客観的に見ると日本はこう見えるのか・・・意外と魅力的だな。そうだな、外人の目になったつもりで眺めると新たな発見があるものなんだな。』と生前の記憶と照らし合わせて感傷に浸っている。

そして満足そうにみんなが幸福そうに浴衣姿でうちわで仰ぎながら寛いでいる姿を眺めていた。


『幸せって、こういう風に訪れるんだな〜 生前はこんな経験は全くできなかったけど、今はこうした親友というか他人だけどファミリーがいるんだ。そうか、こんなファミリーのためだったら何でもできると思えるんだなと何故か涙がこぼれてきてしまった。


『それに、こうしてみんなを眺めてみると、本当に美女揃いだな!3精霊は大人な美しさ、エリーゼは愛くるしい可愛さがあって、セシリアは美形の美人、そしてマリアはカッコいい美人とくりゃ全ての美をカバーしている気がするじゃないか!? そうそう忘れちゃいけない!獣人の2人もまるでカドリートイ(ぬいぐるみ)のような可愛さだ!やっぱり、俺ってこの世界では恵まれているよな!こんな空間にいることができるなんて・・・』


すると、セシリアが、「皆さん、落ち着いたら夕食前に夕涼みに市に繰り出してみませんか?」と提案した。

「いいねー!!セシリア姉さん!」とアベルはすでに露天風呂での関係で兄弟となっているようだ。

そして全員うちわを片手に温泉街に繰り出していった。



そこは不思議とジョーの生前でいうと夏祭りの縁日状態であった。

焼き鳥、リンゴ飴、綿菓子、焼きそば、金魚掬い、射的などなど 行き交う通行人で賑わっている。


そして、お面屋の前で、「私これ欲しい!!」とエベルが狐の面を指して言っている。

すると「私も!! 私ら狐女に似てるじゃない!!」とアベルも。

「わかりました。そのお面2つ下さい!」とセシリアが買ってくれたのだった。

ジョーは狐人が狐のお面をかぶるのはとても面白いと思い思わず笑みがこぼれてきた。


その先の山道をしばらく歩いていくと、朱色に染まった大きな鳥居が見えてきた。

『なるほど!日本そっくりじゃない!!これって神道か!?』

奥にも鳥居が続いておりまるで伏見稲荷の千本鳥居のようである。


「ここは祈願の国なので、皆さんでお祈りしましょうか!?」とセシリアが言った。

「いいね!行こう!」とみんなで鳥居をくぐりながら階段を登っていくとそこに神社らしき社が佇んでいた。

そして太い縄でできた鈴を鳴らしみんなそれぞれの思いを祈願したのだった。

祈願の内容は謎である・・・


この社は高台にあるため涼しい風が吹き抜けていた。

「ああー なんかいい風で気持ちいいね〜」とジョーが言うと、

「この森針葉樹なので種類は違いますけど、何となくエルフの森のような神聖な気を感じます。」とエリーゼが言った。

「多分、この気が精霊の力にあたるんだろうな・・・」とマリアも不思議な力を感じているようである。








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