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JOE TEMPEST 「異世界転生して特殊能力を授かった男の物語」  作者: 三海怜


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第24話

核戦争後の荒廃したパラレルワールドでの本編『光と陰ー織りなす夢の形』のスピンオフとなります。

主人公ジョー・テンペストはその世界で生まれ育った18歳の男の子。

ふとしたきっかけで未知の体験をしていくことになる異世界転生の物語。


まるで導かれたかのように古びた不気味な館に引き込まれ妖精達と出会う。

その妖精達との共同生活を通して、打ちひしがれたジョーの心に徐々に変化があらわれるのであった。この旅の行き着く先はなんなのだろうか? 

ジョーにもわからず妖精達と一緒に望みを叶えていく・・・


特殊能力を授かったジョーはエルフと獣人達との冒険に出るのだった。


ワイバーン3騎は延々と続く砂漠の上空を大きく羽ばたきながら、ナディアを先頭にハミール・ジャミルが続いている。

ジョーとエリーゼはハミールとジャミルの後ろに跨っているが、そのスピードの凄さに驚いているところだ。


ワイバーンとは10mの巨大なトカゲというかやはりドラゴンと言うのが正解だろう。全体がブラウンがかったグレーで巨大な翼が長い前足から生えている。後ろ足が比較的短く尻尾がトカゲのように長いのだ。頭部はドラゴンたらしめるもので牙を剥いており口内から炎を放つ。戦闘時には顔面と下腹部にアーマーを装着しており首元に人が乗れるサドルを2座席固定してあるのだ。


『しかし、これでよく長時間飛んでられるな・・・』とジョーでさえも風の抵抗に耐えるのがハードな様子だ。

『その前にこんなドラゴンのような魔獣をよくも飼い慣らすことができるな!?』と感激しているようでもある。


小一時間ぐらい飛んだであろうか!? 前方に海が見えてきた。

やはりマリア姫から聞いていたように岬として海に突き出たところが城壁に囲まれ、モスクのような形状の城が見えてきた。確かに自然の要塞であった。

砂漠側の城壁内の屋上に広場があり3騎はスピードを徐々に落としていきゆっくりと降下し着陸した。


ワイバーンから降りると、衛兵が駆け寄り、

「ナディア将軍、お待ちしておりました!」と敬礼している。

「ご苦労!この4人は私の護衛だ。」

「はい、承知いたしました。では、ご案内いたします。」と言い広場から城内に入っていった。


「カリフのファイサル様は只今会議中のため暫くこちらでお待ちください。」と応接室であろうサロンに案内された。

するとジョーが「申し訳ないがトイレを貸してほしい」というと、その衛兵と一緒に部屋の外に出て行った。

「あの突き当たりになります。」と場所を聞いてジョーはトイレに入って行った。衛兵が去ったのを確認すると、ジョーは気配を消して城内を調べてみることにした。


すると、「ファイサル様が将軍がいる部屋から出たら襲撃する手筈になっているがあの将軍に勝てるのか?」

「でも、ファイサル様の命令だからそうするしかないだろう・・・準備はできているか?」

という会話が詰所から聞こえてきたのだった。


「なるほど・・・やっぱりそういうことか。」

ジョーは急いで部屋に戻りそのことをナディアに伝えた。

「なるほど、あり得るな! 有り難う。 襲撃に備えよう!」

暫くすると衛兵を従えてカリフのファイサルが入ってきた。

「これはこれはナディア将軍、はるばるお越し頂きまして誠に感謝致します。この度のご用件は如何なる事でしょうか?」

「ああ、ファイサル殿、帝都では貴君の領内で不穏な動きがあるとの噂があり皇帝の御命令にてそれを確認しに参った。現にここに来る途中で巨大化した砂漠アリの大軍に道を阻まれ手下と5人で撃退はしたが。こんなことが頻繁に起こると貴君の統治能力に問題が生じてくる。」


「巨大化した砂漠アリの大群と言われましたか? 今までそんな事例はございませんが・・・いったい・・・」

と驚いている風である。

衛兵に向かって「魔道士を呼んでこい!」と命令し、そそくさと衛兵達は出ていった。

「只今、この城の魔獣を統制する魔道士を呼びましたので確認致しましょう。少々お待ちください。」

「しかし、ナディア将軍、将軍の部下は多岐に及んでいらっしゃるのですね!?」とジョー達を見ながら少々不審がっているようだ。

「ああ、皇帝からは色々なところに派遣されるためタイプが違う側近をつけているのだ。」

「なるほど。それはそれは・・・

しかし、遅いな!私も行って確認して参ります。」と言うとファイサルも出て行ったのだった。


「なるほど、これから襲撃があるのか。」とナディアが言った。

「ナディア、俺はこれから襲撃に備えるから驚かないでくれ!」というと、

「カムアウト!」と号令した。

すると、3精霊が姿を現し、「ジョー、随分だな!なかなか外に出してくれなかったじゃないか!?」と文句を言いながらブラックが現れた。ブルーが「これから活躍できるからいいだろう、ブラック!」とそれを諌めている。

ホワイトも「じゃ、早速準備でもしましょうか?まずはジョーどうしますか?」との会話があり、

ナディア達の方はいきなりの精霊の出現で死ぬほど驚いている様子であった。

「ジョー、このもの達は??」

「ああ、俺の精霊なんだ。取り憑かれちゃってな・・・役に立つぞ!!まあ、見ていてくれ!」と言うと

「ポゼッション(憑依)!」と命令すると3精霊が消えてジョーの衣装がシルバーのプレートアーマーに変身した。


「今度は消えたぞ!どうなってるんだ?」とナディアがまた不思議がっている。

「彼女らは単体でも戦えるんだが、俺に憑依すると俺にその能力が使えるようになるんだ。」

「ブラックのやつは魔法、ブルーが剣術、ホワイトが空間移動になるがな。」と説明すると、ナディアは驚きでポカンと口を開けた状態となった。


「ジョー、お主は珍しい能力を持ってるんだな・・・」

「いや、まだあるぞ! それを今日お見せできるかはわからないが。」と笑っている。


と呑気に会話している時に、「コンコンコン」とノックがあった。

「入れ!」とナディアが答えると、黒魔道士が1人入ってきたのだった。

「ナディア将軍とその御一行様ですね。ファイサル様からの申し付けで状況をご説明に伺いました。」





さて、ジョー達はどうなるのでしょうか??

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