表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

幽霊の目を見てはいけない


 これは物心つく前から小学校6年生になるまでに体験した私自身の話です。


 私の母方の家系はいわゆる”見える”家系で幼少期は特に強く、人間との区別ができない程でした。

 祖父も祖母も母も叔父も皆、心霊体験をしたことがあり、その血を継ぐ私も体験しました(妹はありませんでしたが)。


 私が物心を着く前、私には1人の女性の霊が見えていました。

 その霊は霊感が弱まった母には見えず、決まって私にしか見えていませんでした。私はその霊をお姉ちゃんと呼び、姿は貞子の様な白い服に長い前髪で顔が見えないのを想像していただくとわかりやすいです。


 私が小学1年生の頃、貞子が流行りだした頃です。当時、私は両親と妹が出かけている間に1人で貞子を見ていました。

 怖いと言っても所詮は作り物、本物を見ている私は内心(怖くないだろう)と高をくくっていましたが、実際に見てみると怖すぎて貞子が出てくる場面で一時停止をして2階の寝室へと逃げ込みました。


 怖くて布団にくるまっていると階段から誰かの足音がしてきました、私は両親が帰ってきたのだとすぐに布団から出ようとしましたがなにか様子がおかしいのです。

 出かけていた両親が帰ってきたのなら車の音がするはずなのですが、車の音はおろか玄関の扉が開く音すらしていなかったのです。

 それどころか足音は1つだけ、恐怖にかられた私は布団の隙間から廊下を見ていると、階段から貞子の様な女性が現れました。それは間違いなく私が”お姉ちゃん”と呼んでいた霊でした。


 怖くなった私はその場で気絶し、気が付けば辺りは真っ暗になり夜になっていました。

 暗闇で1人いることが怖くなった私は1階へと降りると、出かけていた両親と妹が帰ってきていました。

 先程までの事が夢の様に感じた私は安堵し、テレビを見ている父に「DVDをつけっぱなしでごめんなさい」と謝罪したところ父は「なんの話?」と言ったので「DVDつけっぱなしだったでしょ?」と言うと「DVDなんて初めから入ってなかった」と言われたのです。


 それから私は霊が怖い存在と認識し、たびたび現れる女性の霊に恐怖していました。


 ある日、小学4年生の時。

 妹の空手の迎えに行くために車に乗ろうとしたときでした。ドアノブに手を掛けた瞬間、全ての動きが遅く感じ、振っていた雨が止まっているようにも見えた時、道路の奥から強烈な視線を感じ振り返った時でした。

 道路の奥に”お姉ちゃん”が立っていました。ただ立っているだけではなく、全てが遅く感じているのもあり、私は霊の目を見てしました。


 目はかっぴらいており、視線から伝わってくる意思はとても人間が放つとは思えないほどの殺気でした。

 時間にして1秒、私は恐怖と生まれて初めて向けられた殺気に固まっていました。

 数秒経った頃に母の声掛けで意識が戻り、すぐに車に乗りました。


 それから女性の霊を見ることはありませんでしたが、今でもあの目は人がする目ではないと言う事覚えています。


 以上が私の体験した怖い話です。オチは無いですが母曰く物心がつく前は怖かったそうです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ