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ベル暦3年:子供時代の終わり  作者: 木苺
リンド国・他
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第47話 大きくなったね

リンドとスレインのアンデッド生産者たちの最後を確認したリンは、疲れ果て ねぐらで寝込んでいた。


ドラに起こされた。

「夕ご飯 食べに行ったら?」


ドラに促されて起きると 人化したドラがリンを抱っこして食堂までワープしてくれた。


二人一緒に食堂に入り、夕ご飯をもらった。


「なんかこう リン おとなっぽくなってね?」

ライトがテーブルの向こうから声をかけてきた。


「えっ?」リン


「僕より年上に見える」ジョン


「僕と同い年くらいかなぁ」レオン


「もっと上だろ」ライト


「ふむ 金髪から黒髪に戻したな」ドワーリン


「あー ごめん。

  この姿初めてだっけ?」リン


「実は スレイン国王とコーチャン国王から正式に譲位されまして

 2か国の代表が責任放棄 敵前逃亡を図り寄ったので

 私が 元国王たちの上官として、「しっかり仕事をせんかい!」とけつを蹴っ飛ばす都合上 成人女性の外見に変化したのであります。


 しかも 魔法関係のお仕事が多くって くったくたで

前の姿が思い出せないんで すんません。

しばらくこれで行きます」 リン


ロジャがキラキラした目でリンを見た

「僕も そういうことばづかいをしていい?」


「だめ (たと)えばライトくらいの男の人やフォークさんくらい訓練された騎士の首根っこつかんでぶん投げたり、片手で頭上に差し上げて啖呵(たんか)切るなら こういう言葉遣いも必要だけど そうでないなら 使ってはダメ」 リン


「えー まさか ほんとにそういうことしたの?」エレン


「やった。まじ切れした。」


「なにがあったの? リンがそんなに切れるって」心配そうに尋ねるティティ


「話せば長い 思い出すだけでむかつくから 今はパス。

 でもまあ 悪いことばづかいでまとめると、「てめえのケツはてめえで()け!」って言いたくなるようなことがあっちでも こっちでもあった。

 王様二人に宰相と大司教が業務放棄で逃げようとしやがったから ざけんな!って叫びたかったけど それは我慢したの。」


「大司教って あのぬらくらした感じのじいさん?」レオンが訪ねた


「あの人引退してアンデッドになったらしいよ。

 彼の後任もろくでもないぼんくらでねぇ

 あんなのに あんなのを 今まで「師」と仰いでいた自分が情けない。」


「大司教がアンデッドに! だれにされたの?」レオン


「いけ好かない奴だったけど あんまりかかわりがなかったので気が付かなかったけど あいつアンデッドの研究やってた。それで 最後自分がLiving Dedになって 嬉々としてスレイン王都を襲いに来たよ。 最初見たときはわが目を疑ったわ。」


「ごめん マリア 気を静めるために ミルクをもらってもいいかしら?」


「どうぞ」マリアは やさしく おかわりのミルクをリンのコップに注いだ。


「ありがとう。今日は久しぶりに皿洗いします。っていうかしてもいい?

 なんか 最近全然やってない気がする」リン


「無理しなくていいのよ。あなたが本当にしたいのならお願い」マリア


「じゃ やります」リン


「私も」ティティ


「ありがとう。 よろしくね」リン


リンド国内の様子が気になりながらも リンをきづかって フォークは黙々と食事を続けた。


・・・


ティティと一緒に夕食の後片付けを済ませたリンは、フェンとちゃんばらごっこをした。



「フェンすごい! 棒術も槍術も 刀もばっちりじゃん! どこで覚えたの?」


「お前 こういうの好きだろ。いつも見てたから覚えたよ」


んじゃ 最後はこぶしで勝負! 


 体を斜めにのばす鷹爪功たかつめけん

 かと思うといきなり先に小刀のついた紐が伸びてくる縄鏢びょうひょう

 鏢をよける先に飛んでくる無影脚

 空高く舞い上がり あたかも宙に浮くかのように鷹拳の構えで目を欺き

 けりに続いて素早く 刀が迫る


 着地して伸展の構えをとるかと思えば、素早く何度も切りかかり

 いきなり三節棍さんせつこんが伸びてくる


 三節棍は長い棒状にして振り回したり 時には棒の先に止まって休憩しながらおサルのまねで相手をいらただせたり、

突然3分割して ヘリコプタ―の羽のようにぶんぶん回しなら矢をはねのけていたかと思うと ぐんと伸びて殴りに来る

基本対戦相手をおちょくりペースを狂わせ ふいをついてくる武器だ


「どこがこぶしだ! 得物(えもの)をとっかえひっかえしておるではないか!」フェン


「なんのなんの おのぞみとあらば一曲舞ってしんぜよう」


やおら歌いながら酔拳を披露するリン

 ♬ 波高くとも我行かん

  燃える血潮 太陽のごとし

  勇気は 鉄のように 骨は鋼鉄のごとく

  情は深く 眼光遥か♬


「歌詞の内容と 演技内容があっておらんぞ」フェンは突っ込み

「なんのなんの曲調にはあっておろうが」リンはバックレる


そして腰を落として螳螂拳の構えから一転して双身剣で目にもとまらぬ速さで魚翅刃を次々と繰り出し、突如宙で両手を打ち合わせると バク転してフェンから距離をとって一礼した。 右手の握りこぶしを左掌で止めるしぐさだ。


次々と技を繰り出して楽しむリンに対して、フェンは 足の屈伸、腕の伸び 体幹のひねりが効いた美しい北拳で応じた。


「次にやるときは地しょう(身尚)拳と南拳で勝負せんか?」フェンはリンを誘った。


「私こぶしが軽いから やだな。 あの剛腕一直線の戦いぶりを見るのは好きだけど」


「ならばサービスしよう 私の後についてこい」


「はぁ⤴ はぁはは はぁはは」フェンは掛け声ともに基本トレーニングを見せた


ひとしきり汗を流した二人はひと風呂浴びて就寝した。


翌朝、出発前にリンはライトに行ってきますを言いに行った。

ライトは「気を付けて」と言って手を小さく振った。

この1年 読みに来てくださってありがとうございました。


 よいお年をお迎えください


(お正月の3日間は 朝7時の1回投稿で お料理系の番外編です)



/////


(おまけ)


・・仲良くアカシックレコードを鑑賞した3人・・


リン

理想の男性はLI LIN JEI


永遠のあこがれは HU CHIEN CHIANG、 YUE HAI、ZNANG JIEN HWU


フェン

わしの好みは YUE CHEN WEI, JI CHUAN HWA


ドラ

僕は DIN NAN みたいにかわいい子がいいな♪


少林寺第1作・第2作に変わらぬ愛を捧げます♡

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