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ベル暦3年:子供時代の終わり  作者: 木苺
野生の王国へ
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第25話 コカトリスの婚活&ホルスとスタインの思い

白黒牛たちとの話が終わったので 今度はコカトリス達を放すことにした。


外に出すや否や、雄コカトリス達は 白黒牛の群れを避けて あちっこっちへ走って行ってしまった。


意外と足が速い。


雄たちが走り去った後、雌コカトリスである小春とポカポカと人語を解さぬ1羽を出した。

 名無しの雌も白黒牛達をこわがって さっさと逃げて行った。


小春とポカポカは ホルスやスタインにきちんと挨拶をした。

「母たちからよろしくとのことです」

2羽のコカトリスが並んでお辞儀をする姿は なかなかかわいい。


ホルスとスタインは 自分たちの配偶者に小春とポカポカを紹介した。


雄の白黒牛を初めて見たリンは (オスもちゃんと白黒だぁ~)と心の中で驚いた。


小春とポカポカの婚活には 白黒牛達も協力してくれるそうだ。

 協力といっても コカトリスの雄のたまり場をいくつか案内してくれるというだけの話だが。


フェンがコカトリス達の安全と 野生の王国の調査・探敵を引き受けるといったので、

リンは先に ホルス・スタイン・白黒牛の母子を連れて本領に戻った。

(フェンは 白黒牛の雄が事故死したという現場が見たいそうだ)


そうそう 白黒牛達は つがうとき以外は離れて暮らしても一向に平気だそうだ。


ホルスに言わせると、草食動物の雄は全体的傾向として浮気者だから、頼めば子供を守ってくれるけど 雌にとっては居ても居なくても良い存在なんだそうだ。

だから 自分たちとしたら、子供が乳離れするまでは 雌同士助け合うか、ベルフラワーに出稼ぎに行くほうが気楽で良いらしい。


特にベルフラワーに行くと 栄養豊富な食べ物と安全が保障されるから、最近は仲間内で

誰が行くかと話し合っているくらいだそうだ。


だから 自分たちは これからもベルフラワーで授乳期間を過ごしたいけれど、

次回は別の牛がベルフラワー行に名乗りを上げるかもしれないので

これから過ごすベルフラワーでの1年を大切にしたいと思うと ホルス&スタインは言った。

※ 本日 夜8時に 2回目の投稿をします

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