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ベル暦3年:子供時代の終わり  作者: 木苺
川辺の開拓地にて
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川辺の入植地のこれまでと現状

ベル暦元年の秋、リンがフェンと一緒にスコルに会いに行くついでに、

スレイン国境付近の人が住めなくなった荒廃地で餓死寸前だった家畜たちが

スレイン国境外に逃げ出して来たのを保護した。


この家畜たちに治癒魔法をかけたら、焼き印や鼻輪などの後もきれいに消えてしまったので、ベルフラワーの家畜とした。


家畜たちを放牧する為にいくつか選んだ土地の一つが川辺の入植地。


最初は川の片側だけだったが、対岸にノームが自分で創出した竹を生やしたところ、その竹の繁殖力が強すぎて 土地の生命力が枯渇寸前になり、リンに助けを求めてきた。


リンはその尻ぬぐいをしたことにより、川の両岸がリンの所有地として人外の者達から認められた。


ちなみにその時から問題のノームは、「へっぽこ」と呼ばれるようになった。



最初、羊の放牧は、冬は湯気の地、春~夏だけ川辺の入植地ということになっていた。


そしてベル暦2年の春~秋にかけて 羊たちのお守りを引き受けたのが、アトスの両親であった。


老オオカミ夫婦は、産みっぱなしにされていた卵の抱卵も引き受けた。

これらの卵は、へっぽこノームがちょっかいをかけた鶏と雉の間にできた卵である。



ベル暦2年の冬より、この川辺の入植地で通年通して羊の飼育を行うことが決まり、本格的に手を入れ始めた。


現在は レモンとムギがこの入植地に常駐して、羊の世話をしている。


老狼は 冬を前に亡くなり、代わりにこの入植地を守りに来たのが ススたち4匹のオオカミであった。


リンとフェンとライトは この地を開拓したり、牧草の種をまいたり、警備オオカミを連れてきたりと しばしば応援に来ていた。


温泉の出ないこの土地で 燃料確保の心配なく湯が使えるようにと

ベル暦2年の末から、ドワーリンが太陽熱を利用した温湯づくりの準備をしている

※「第8話」は 本日夜8時に投稿をします

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