EPは天性のものみたいです。
とりあえずルリちゃんは横に寝かせてっと。
こういうことするとなんだか弟を思い出しちゃうな。ちゃんとお姉ちゃんしてあげたかった願望というか。
うん。幸せ。
私の行動が終わるのを待っていたリーベちゃんは近づいてきて一礼してくれたの。
(可愛い子に一礼されるって嬉しいものね」
「私とルリを助けていただきありがとうございました」
「何があったのか話してもらえませんか?」
「私が聞いたことになりますが、ここから少し離れた場所に猫耳族が暮らす村があったんです。そこに王国の騎士が現れたみたいで」
「王国の騎士?」
「青鎧の紋章が入っていたとか」
また青鎧の話。ねぇこの青鎧たちは何をしようとしているのかしら。
(ちょっと嫌いになってきた)
「その騎士たちが猫族の中で一番EPが高い人を差し出せって」
「別にEPが高くなくても良くないかな?」
「EPは生まれながら備わっている素質なんです」
(あーそうなんだ〜私は.....後から付いた気がしたけど)
「なので種族では1匹、1人といったようにあまりいないんです。なのでリーベちゃんの種族は逃そうとしてくれて」
「なんとかここまでたどり着いたんだ」
リーベちゃん辛い思いをしてたんだね。
しかも一人で。
「私は山の精霊だからここから移動するには山の呪縛を解除しなければいけないんです」
「山の呪縛?」
「言い方を変えれば契約ですね。そうすれば私は自由に召還してもらえます。ただそれには大量のEPが必要になってきてしまいます」
「なるほど」
「リーベのEPでは私を召還することしか出来ません。なので追跡してきた兵士たちは追い払うことが出来ましたが......」
そっか。ルリちゃんはそれでEPを使い果たしちゃったからリーベちゃんの召喚を解除出来ずにいて。
「でもアングリーウルフはルリちゃんを守ってくれてたよね?」
「私がお願いしました。始めは猫族なんてと反対だったのですが、経緯を話したら一族で助けてくれることになり」
だから夜アゲハを取りに来る職人まで敵だと認識にせざるを得なかったのね。人間のやったことだから区別されないのも仕方ないと思うけど。
(とにかく青鎧が悪い)
「でも、これで大丈夫だと思います。リーベが起きた時、召還解除出来ると思うから」
「召還解除したらどうなるの?」
「分かりません。またいつの機会か分かりませんが姿を表すでしょう」
えっそれって2人がもう会えなくなるって事だよね? そんなの悲しいじゃん。
(2人の別れのシーンなんてみたくない)
だったら......
「ちなみになんだけど召還してるのはリーベちゃんだけど、私が契約することは可能なの?」
おぉー私のめっちゃ機転効いた発言キタコレ!!
「出来ますが膨大なEPが必要になりますよ」
「大丈夫! 私絶望的に強いんで」




