表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超絶‼︎ 今すぐ出来る異世界生活〜私、絶望的に強いんで〜  作者: 華多凛。(かたりん)
初めての異世界生活
4/177

レベル1って普通そうだよね。w

見てくれてありがとうございます。よろしければ評価していただけると嬉しいです。

楽しく書いていけたらと思ってますので、暖かい目で見てください。

「おっお邪魔しま〜す」


 私は少年の家に入り、窓の場所、危険物の把握、とりあえず警戒心は解かないように気をつけなきゃ。

 ドキドキといえど、そんないきなりは早すぎる。


「服、脱いでください」

「はぁあああああいいいいいいい!」


 ほら、男性はいつもこれだ。本に書いてあった通り、やっぱりちょっと後悔。

 男なんて信じちゃいけないんだ。

 少年は私の勘違いを察したのか、麻で作られたワンピースを私に渡した。


「そっその格好だと、色々目立つだろうから、これを着てって意味。ごっ誤解しないで」


 そういうと彼は家から出て行った。

 私が着替え終わるタイミングを見計らって家の中に入ってきた。

 それにしても、生地感がゴワゴワしているというか、吸引性があまり良くないというか、贅沢なことなんて言えないんだけど、もうちょっと可愛いのが良かったな。

(普段からお洒落なんてしてきてませんけど)


「やっぱりぴったりだ」

「ぴったり?」

「あっあの、その服、母が着ていた物で」

「着ていたって」


 少年は少し寂しそうな顔をしているけど、聞かない方が良かったかな?でももう遅いよね?

 自分の言葉は曲げずにいこう。うん。


「もう、このうちは僕しか住んでないんです。父も母も魔物にやられて」


 異世界設定きた〜〜〜〜〜‼︎ 早くもそうなるわけですね。


「僕の名前はファジー。木を切って生活をしているんだけど、ある日、村の北にある洞窟にゴブリンが住み始めて、退治に行ったんだけど、返り討ちにされてしまって」

「それでお父さんとお母さんを?」

「......僕がもう少し強ければ」


 強ければって、どの位の強さをファジーは持っているのかな?

【※スキル サーチを覚えました】


 ......都合良すぎじゃない? いいの? こんなにも苦労をしなくて。使えるものは使っていく主義だからいいけど。

 まずは、ファジーをサーチっと。


 なになに? 

 LV1


【HP】   5

【MP】   0

【攻撃】    4

【防御】   3

【魔法攻撃】 0

【魔法防御】 0

【素早さ】  5


 ......あ〜なんかごめんなさい。普通はそんなもんよね。うん。なんだろう。生まれながら才能の違いをまざまざ感じさせられてしまう感。ちょっと辛い。


「どうしたんですか?」

「いえ、こっちの話」

「そうですか。なので、そのゴブリンを倒さない限り僕たちは木を切りにいくことが出来ないんです」


 なるほどね。まあ一度は好意をケモノと勘違いしてしまった部分もあるし、ここは一肌脱ごうかな。

 うん。なんかそれがいいかもしれない。


「あっあの。私が倒しましょうか?」

「何を言っているんだ! 話を聞いていたのか! 村人が束になっても勝てなかったんだぞ」

「私、ちょっとだけ強いんです(たぶん)」

「女の子にそんな危ない目を合わせられない」

「困っているんですよね? 服のお礼です」

「行かせるわけないだろ!」


 あっ嬉しいけど、ちょっとめんどくさい男。まあ私のステータスも半信半疑だし、それを試すのにはちょうどいいんじゃないかな? とりあえずニコニコしとこ。


「大丈夫です。私絶望的に強いんで」

「でも君はレベル1じゃないか」

「えっステータス見れるんですか?」

「見れるのはレベルだけ。特殊な訓練をすればステータスを見れるスキルが身に付くと聞いたことはあるけど」


 あはははは、特殊な訓練ねえ〜。


「では、美味しいご飯を作っておいてください。私お腹ペコペコなんで」


 言い返される前にすかさず移動、そしてドアを閉める。

 よし、これで過保護男子から解放された。やっぱり人って中身が大切よね。

 とりあえず、村の北の洞窟に行ってみよっと。

(正直なところ、めっちゃ怖いけど。www)



読んで頂きありがとうございました!

引き続き続けられるように頑張っていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ