猫族の女の子
「きゃーーーーー!!ーーー」
ちょっとこれ本当に大丈夫? みるみると地面が近づいてくる。
これから目を瞑っておこう。
(その方が怖いのに)
私はそのまま身を任せて地面にどーーん!!
って思ったらアングリーウルフさんの群れがクッションになってくれた。
私まだ軽かったでしょ。笑
(重力のことは忘れてね)
どんなことをしてもノーダメージなんだけどね。
村民がこれ以上進まなくなった場所。
アングリーウルフさんはここを守っていたのかな?
とりあえず先に進んでみようっと。
一歩進めばアングリーパンサーさんが出てきて、また一歩進めばアングリーウルフさんが出てきて。うーんちょっとだけ面倒くさい。笑
まとめて来てくれたら水切りで一気に片付けるのに。
(それじゃぁこの場所もタダじゃ済まなくなっちゃうかなー)
先に進めば進むほど2匹、3匹と増えてきたけど。
それほど守りたいものがあるんだなーなんて思ったり。
でもね倒すのも悪い気がしちゃうから強行突破するね!
私は続く道をまっすぐ走ると風圧でみんな飛ばされちゃった。
(ごめんなさい。パンサーさん)
そうしたらね開けた場所が見えてきたの。
そこにはたくさんのウルフさん。あーゴブリンさんと一緒のプラン。
あんまり戦闘重ねたくないんだけどなー。
と私がちょっとだけ覚悟を決めようとすると猫耳、猫のしっぽが付いている怪我をした女獣族が姿を出したの。
身長も150cmほどで目がクリっとしてて可愛いんだけど、なんか人間に恨みがあるみたいで...睨まれちゃっているんだけど。
「モウスコシマッテクレ」
「言葉喋れるの? それよりその怪我!」
私が一歩近づくとウルフさんは警戒心を強くしてきた。
(うーん。これは近づけそうもないなー)
「ここで何をしているの?」
「ケガヲナオシテル」
「怪我? 貴方の?」
「チガウ」
貴方だってかなりの怪我をしてるのに......それ以上の怪我って。
こんなのほっとけないよ。
私は猫の女の子に近づいたの。そしたらウルフさん達が私に噛み付いて来たけど私はねもう嫌だったの。
争うのが。
私は手を差し伸ばし一言こういう事にしたの。
「ねぇ私だけを信じて」
ウルフさんに噛まれている私を見て少しは話を聞いてくれそうな感じがした。
(見た目以上にダメージはないんだけど誠意って大事だよね!)
猫の女の子は私の手を取ってくれた。あぁー肉球たまらない! あっごめんなさい。そういう話じゃなかった。猫の女の子は私を隠し扉のある床に連れて行ってくれた。
(そこに何があるというんだろう)




