夜アゲハの探索へ
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日も沈んで、ある程度準備を整えて、私はガンツさんのお店に行ったの。
「おう、姉ちゃん本当に行くのかい?」
ガンツさんは大きな荷物を背負いながら私の前に近づいて来た。
「もちろんですよ。だって可愛い服作って欲しいですから」
「ははっ欲には勝てないってか。気に入ったぜ。糸が手に入ったら最高の仕事してやるよ」
私がガンツさんとお店を出て山頂の入り口にたどり着くと、そこには若者からお年寄りまでの男性が集まっていた。
(そこに宿屋の店主もいたんだから、本当に総出で行くんだね)
「あれが夜アゲハのいる山脈、オーロラ山脈だ」
(オーロラ山脈。ネーミングセンスに個性を感じる)
「この山脈の対角線状に王都アルカイダに繋がっているんだ。その一端にこのファンシーの村がある」
「そうなんですね」
(単純にこの山をヘェ〜ここから真反対の場所にアルカイダに着くのね。服を作ってもらってからの最終目的地ってわけね)
でも、一端とはいえ、すっごく急斜面。高さは500mもなさそうだけど。
「あの上に夜アゲハがいる。気合が入るぜ」
そうよね。生活がかかっているんだもの、ここで名をあげれないようじゃ、意味ないもんね。
サポートします。私もために。
村が一致団結しても欲しい糸ってどんな感じなんだろう。そしてそれで作った服ってどんなものなんだろう。
とワクワクしていると、眉毛が濃くてキリッとした男性がみんなの前に立った。
「今日も集まってくれてありがとう。うちの村は服を作ることで有名な村だ。だからこそ糸を手に入れることは最大限に重要な任務になる。各々怪我がないように糸を持ち帰って欲しい」
男性が上から下に手を振りかぶると、男性たちは一斉に山に向かって走り出した。
えっ? ちょっとそんなに急いでどうするのよ。夜の山は危険って親に習わなかったのかな?
なんてことを考えていることが間抜けに思えるくらい、形相を変えて登って行った。
「おい、俺たちも遅れをとるわけに行かない行くぞ」
「はっはい‼︎」
私はガンツさんに付いて行くことにした。山を登っている途中に鳥のモンスターなどに襲われている人、犬のようなモンスター、イノシシなどと戦闘をしている人が登るに連れて多くなって行った。
「これを毎日やっているんですか?」
「ああ」
そりゃあ、日中眠くなるわな。こんなにハードなことを毎日だなんて服作りってこんなにも大変なんだ。
(今まで適当に脱ぎっぱなしにしていてごめんなさい)
「ちょっと近道に行くぞ」
とガンツさんはルートからズレて険しい山道を登り始めたけど、登山は初めてなんです。しかもだよ、モンスター結構集まって来てるんですけど‼︎ 襲って来てますけど、ってか襲ってくるよりも速いペースで登っているんですが。
チョット! 置いていかないでよ!
私は襲いかかってくるモンスターをワンパンチでなぎ倒しながら、ガンツさんに置いていかれないように付いて行った。
(ある意味これはすごい)
そんなガンツさんはいきなり足を止めてしまったの。どうしてかな?
「今日は手に入らねえかもしれねえな」
「どうしてですか?」
「前を見ろ」
と、ガンツさんが指を指した方向にアングリーウルフというモンスターがいる。
「あいつがこの道を塞いでいるとなると......」
ガンツさん、仕方がありませんね。私が倒して差し上げましょう!
(もちろん、私利私欲のためですが)
と私はアングリーウルフに近づいて行った。
読んでいただきありがとうございました!




