夜に向けて
見つけていただきありがとうございます。最高PVに昨日はなったので嬉しかったです。
評価、ブックマークも書く力になりますのでよろしくお願いします。
私は宿屋に戻ってベッドにダイブした。もう一つのベッドではスヤスヤと眠っている人の姿のコンちゃん。寝顔が可愛いんだよね。
なんだか弟を見ているみたい。
物思いに老けるなんてもうおばあちゃんになっちゃったのかしら。ヨボヨボ
夜にガンツさんのお店に行くまで時間あるもんな〜。どうしよっかな〜。
知らない天井をじっと見つめていると、コンちゃんが起き上がってきた。
「ことちゃんおはよ」
「起こしちゃった?」
「ううん。帰ってきたら伝えてって言われてから」
「何を?」
「ご飯が食堂にあるから勝手に食べといてって」
なんていい宿屋なんでしょう。タダ飯、宿代ゼロ。これは宿ではない。親戚のおじさんの家レベル。ありがたや。
にしても、そういえばご飯食べてなかった。ご飯も久々すぎて嬉しい。昨日とか木の実だもんな〜。
「さてと僕も起きるか」
コンちゃんがベッドから起き上がり、ストレッチを始めた。
「コンちゃんは何をするの?」
「修行。この印で力を制御されているから、今以上に強くならなきゃいけなくて」
「修行か。私も修行する」
私は急いでご飯を食べて、村の近くの広い場所にコンちゃんと向かった。
「ことちゃんはもうすでに強いんだけど、実践だよね」
「そこなんだよね。なら意地悪しよっかな。狐化」
コンちゃんは大きな狐になった。印のせいで尻尾が一本しかなかったけど、これは強さに比例するのかな?
分からないけど。
「では行くよ」
コンちゃんは私に向けて狐火を吐いてきた。この位なら避けれると思った瞬間、狐火に隠れて水の刃が狐火を貫通させて私に襲って来た。
「きゃあ」
私は尻餅をついて避けたけど、あんなの避けられないよ。ずるいじゃん。
「ことちゃん、大丈夫?」
「ちょっと、ずるじゃん」
「これは狐種族なら使えるからズルじゃないよ。それに相手が何を使うのか予測して戦わないと」
「知らないもん、そんな」
そもそも何がズルって見た目が変わることだよね。あれで自分の持っている能力を変えてるわけじゃない。
......だったら私もそうなればいいのか。なるほど‼︎
「ねえ、コン君私も狐化出来るかな?」
「出来るわけないじゃん‼︎ 狐の血を受け継いでて、それに結構な修行もいるんだよ」
「でも、やってみる価値はある」
私は手を合わせて目を瞑った。
「狐化」
......数秒しても反応はない。でもドクンという反応を一回体の中で感じた。
「ほら、だから言ったじゃん」
おかしいな〜あの反応はなんだったんだろう。と思った瞬間に私の頭の上に狐の耳、そして私のお尻に尻尾が生えて来た。
(もしかして出来てしまった? www)
温かい目で読んでいただきありがとうございました。これからも一歩ずつ頑張って行きたいと思います。




