洋服の高騰化の理由
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「150万コイン‼︎」
なんの変哲もない服だよ! 異世界じゃなければ2980円位なのに。
手持ちが1500だから全然足りないじゃん。他の服のラベルを見ても、400万、700万、400万。
異世界の服はこんなに高いの!
どう考えても高いでしょ。さすがに悪い気がするけどここはスッと出ていくことにしよっと。
私は足音を立てずにゆっくり出口に向かうことにした。
「お嬢ちゃん、うちの店は他の店よりも断然安いぜ」
何この人? 絶対に他の店で買わせないよにしようとしてる? いやらしい大人だわ。
(こんな大人になりたくない)
私は外に出て、他の洋服屋を巡って見ると、あの大男の人が言ってた通り、他の店の値段が2倍から5倍高かった。
意味がわからない。デザイナー料だとしてもさすがに高すぎると思うんだけど。
(ノーブランドで構わないんだけど)
私はなんだか悔しいからもう一度大男の店に行ってみたの。
「あの〜」
「なんだよ‼︎ 買わないなら寝かせてくれよ」
「寝かしてくれって、もう昼ですよ」
「んなもん、店主の勝手だろ。ほら帰れよ。......今日こそは手に入れたいんだからよ」
「手に入れるって何をですか?」
首つっこんじゃうんだよね〜。大好きなんだよね、面白そうな話。
「あんたの強さじゃあどうしようもねえから、話したって無駄だよ」
「強さってステータスのことですか?」
「それ以外何があるんだよ!」
あらまぁ、私が女でか弱そうに見えるからか。
「あの、私、絶望的に強いんで」
大男は大きなため息をついて
「そうか、そうは見えないんだが。まあ起きたついてでに教えてやるよ。まず俺の名前はガンツ、洋服作りだ。今、こんなに服の代金が高騰しているのには理由がある。材料不足だ」
「材料不足?」
「この地域では自分の好きな色に変えられる糸があるんだが、その糸がどうしても取れなくなってしまってな」
「どうして取れなくなったんですか?」
「その糸を作る夜アゲハが岩場の危険な所に移動してしまって、風で飛んでくるおこぼれを俺らが奪い合っているといった感じなんだよ」
だから宿主も慌ただしい感じだったんだ。納得しちゃったかも。
「その夜アゲハの糸は名前の通り夜行性だから夜にしか作らない。ということで寝不足ということになる」
「分かりました。それ、私も連れて行ってください」
「おいおい、聞いていただろ? 危険なんだって。それに村人同士で奪いになっているから命の保証だって」
「ねえ、私も言いましたよね? 絶望的に強いんだって」
とりあえず私は服が欲しいの。と自らの欲望を満たすために夜アゲハの糸を取りに行くことを参戦した。
(その方が安く買えそうだから。ニヤリ)
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