洋服職人は見た目じゃありません。
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疲れのせいか、私は本当に昼過ぎまで寝ていた。
(いや、グータラ女ではありませんから)
あれ? コンちゃんの姿が見当たらないけど.....。と思っているとドアを開けて茹蛸のようになっているコンちゃんが首にタオルを巻いて入ってきた。
「コンちゃん、顔赤いよ!」
「いや〜ここの宿屋って朝風呂が有名なんですよ。朝日が上がると湯船の色が朝日に染まるんです。ここは月の影によって、七色に変わることから七色の湯なんて呼ばれることがあって、堪能してました」
ヌァあああああああ、なんですと‼︎ その情報をどうして黙ってたんじゃ、コラ〜〜〜〜‼︎
「今日の湯船の色はピンクにハートの湯気でしたよ。もう終わっちゃいましたけど」
コンちゃん、一発グーパンで許してあげるね。でも、嬉しいことに私には宿屋はファンシーのスキルがある。
......ある。
......あるんだけど。
朝には強制送還だった!!!!!!!!!
何よ! 何なのよ、このスキル‼︎ チェックアウトが早すぎるんだよ!
もう少し遅くしてよ。
と私は誰に怒っていいか分からずにいた。
(結果的には睡魔のせいなんだけど)
さて気を取り直して、洋服を買いにいこっと。
私は宿屋を出て村を探索した。村のほとんどは洋服屋さんのため、家の形でセンスを競っているらしい。
私はその中でメルヘン満載なお店を選んだの。
(やっぱり姫系ファッションって憧れちゃうよね)
私はそのお店に入った。そこには妖精さんや王女様が着るようなキラキラしている服が置いてあって、テンション上がっちゃうよね。
そうそうこういうのを買いにきたの。
私は服を見る前に店員さんがいることが確認したかったの。宿屋の二の前にならないように。
「すいませーん」
私が呼びかけるとカウンターの下から大男が寝不足な目で現れて驚くよね。
「なんだい。昼間っから」
そういう台詞って朝っぱらからじゃないのかな?
「あの洋服可愛いですね、こういう服大好きなんです」
「そうか、そりゃあ嬉しいね。どれもうちの自信作だからな」
「これを作られている方もきっと素敵なんでしょうね」
「ああ、まあ俺だけど」
......ん?
「これを誰が? ですか?」
「何言ってるんだ、このガンツの店は俺の店だから俺に決まっているだろ」
ごめんなさい‼︎ 人って見かけによらないってことなんですね。勉強します。そして本当にすいません。
ものすごく眠そうにしている大男の前で何も買わないなんて言ったら、不機嫌極まりないわよね。
とりあえず、さっと選んでさっと出ていこっと。
とちょっと可愛さがシンプルな服を持ち、値段を確認してみた......。
「なっなによ‼︎ これ‼︎」
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