コンの計画
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楽しく書いていければ良いと思っておりますので、温かく見てほしいです。
森の中に入っていった私とコンは、たった数百メートル歩いただけで今どこにいるのか分からなくなるくらい同じ景色が続いてるんです。何これ、不気味なんだけど。
「憩いの森、ここに女性が逃げてしまったら無事には帰れない。そういう場所なんです」
「なるほどね〜。確かに」
嫌な匂いが残っているのもそういうことなのね、山賊......心底嫌いになったかも・
「今日の宴ですが、開始は夕陽が沈んだタイミング。申し訳ないんですけど一度牢屋に入ってもらうことになり、僕が助けに行くのでみんなを誘導してください」
「コン君は?」
「僕は出来るだけ、あいつらを引きつけます」
「私も戦うよ。超絶強いから」
私はコン君にプヨプヨした二の腕で力こぶを作ろうとしたが、大失敗だった。とほほ
「気持ちは嬉しいのですが、あの小屋にいたのは一部なんです。しかも親分クラスの人が数人いて」
なるほど、コン君もコン君なりに考えているわけね。
「分かった。従うわ」
コン君の耳が少しだけピクッと動き、私に覆いかぶさり草むらにダイブインしたけど、ねえこれどういうこと⁉︎
「ちょっと、コ......」
「静かにしてて。お願いだから」
コン君は大きく深呼吸をして、何かボソボソと言い始めた。
少し前までいた場所に目を向けると、腹を抱えたモルネや山賊たちが誰かを探しているようだった。
「おい、絶対に親分が来る前にコンのやつを探し出すんだ‼︎ クッソ、あいつのせいでとばっちりくらったじゃねえかよ」
辺りを見回してモルネは他の場所へと移動していったけどなんなの? ストーカーの類だよね。あれ?
「行ったみたいだね」
コン君は今の私に覆いかぶさっている状況に赤くなってしまったのか、すごく距離を取って離れた。
「ごめん、ごめん、ごめん。ごめんなさい。そういうつもりはなくて、見つかるとヤバイから」
「大丈夫だよ。私は気にしてないから」
「きっ気にするよ。だって女性に女性に。あわわわわ」
めちゃ純粋じゃん。顔はイマイチだけど、こういう無垢なところって母性本能がくすぐられるんだよね。
(私はイケメン以外受け付けないけど)
「とっとりあえず、ここから離れましょう。長居してもお互いに立場を悪くするだけですから」
そうね。コン君は今日のために色々と考えて来たんだもんね。ここで計画が失敗なんてことになったら悔やみきれないもんね。
「うん。コン君のいう通りにするね」
「じゃあ付いてきて」
私はコン君に従うがまま憩いの森を脱出した。
(そもそも憩いの森って、誰の憩いなんだって話だよね。すべてが腹立たしい)
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