四話
こんな状況にもかかわらず、仙太郎が真っ先に覚えたのは恐怖でも不安でもなく、ただただ純粋な感動だった。
目の前に広がっていたのは、見渡す限りの地平線。
果てのない大地と、つき抜けるような青空。見渡す限りの青々とした草原を吹き抜ける風には、人工の匂いはなく、ただ土と草と、あとは仙太郎には明言できない、なにかの香りがした。あえて情緒的な言い方をするならば、それは異世界の香りというやつだろうか。
おかしな化け物が喜色満面で叫んだ直後、意識が遠のいた仙太郎が気が付けば、そこは異世界だった。その間一秒も経っていないと、仙太郎の主観では感じた。一瞬、立ち眩みのような感覚が襲ったかと思えば、既にこの状態だったのだ。
まさしく神業。或いは、悪魔の所業。
「…………ああ……。くそ……」
仙太郎の口からは、ただただ悔しそうな声だけが漏れた。
こんな状況だというのに、仙太郎は初めて目にした地平線という自然の偉大さに、感動してしまっていた。雄大な大地が、空の高さが、風の心地よさが、草の匂いが、自然のすべてが日本とは違う。原始的でありながら牧歌的ななにかに、この未曽有の事態にあって仙太郎の心は癒されてしまっていた。
それはきっと、絶海の孤島に漂着した遭難者が、海原へ馳せる思いと似たようなものだったのだろう。美しい自然への感動と、自らの望みを絶つ絶対の壁への畏怖。死神の姿とは、かくも美しいものなのかという、畏敬の念だ。
そこで、尻ポケットから音が響く。メロディは〝魔笛〟夜の女王のアリア。そう、仙太郎の所有するスマートフォンだった。
「…………はい、もしもし?」
仙太郎は、非通知設定の相手を半ば予想しつつ、その呼び出しに応える。そしてやはり、相手は予想通りであった。
『ヤハハハ。どーもどーも、東城仙太郎君。さっきぶり、ダンタリオンだよ』
「今度はガキか。忙しい事だ……」
少女よりもさらに幼そうな女の子の声に、仙太郎は苛立ちよりも憔悴の籠った声で答えた。どれだけあどけなく、どれだけ愛らしかろうと、この電話相手が化け物であるという事は変わらない。
『さてさて、そろそろ詳細を説明しよー。これまで巻き込まれ主人公のごとく、状況に流されるだけだった東城仙太郎君に、このあたしが直々にご説明差し上げる! ヤハハ!
その世界はあたしの実験場の一つなのだー。いろんな世界、いろんな知的生命とか、知的じゃない生命とかの中から、生存条件の似通った生き物を共存、もしくは生存競争をさせ、交配させ、殺し合わせている、英知の探求者ダンタリオンの実験場』
「この世にあらん限りの悪徳と害悪の掃きだめだな。死ね」
辛辣だった。とはいえ、それは別に、仙太郎が悪いわけではない。まさしく、背徳の極みである。しかし、そんな言葉を投げられた当の本人に、堪えた様子は一切ない。
『エヘヘヘー、照れちゃうよぉ。そんでね、なんでこんな事をしてるかっていうと、あたしたちの知らない文化、文明を築いてもらう為なんだ』
「はぁ? 全知全能じゃねーのかよ? 自称神様とかじゃねーのか、お前?」
『アハハハ! あたしが神様? なにそれ、面白い!』
電話口でどたばたと笑い転げるような音を聞き、どうやら違うようだと結論付ける仙太郎。だとすれば、この電話相手は仙太郎の認識通り、ただのクソ化け物で相違ないようだ。
『あー……、面白い……。ってゆーか、あたしの名前とか、聞いた事ない? ダンタリオンだよ? ダンタリオン。あの有名なダンタリオンさん。アニメとかラノベとかで、最近は結構認知度が高まってきてたんだけど?』
「テレビは見ない」
『なにそれ、つまんなー……』
ダンタリオンの返答に、態度に出さず苛立ちを覚える仙太郎。仙太郎にとってテレビというものは、たまに姉や妹がつけているのを見る程度のもので、能動的にリモコンをいじるようなものではなかった。朝は早く、夜は遅く、夕飯後にも練習をし、その後、入浴、宿題などを済ませれば就寝という生活サイクルの仙太郎に、自主的にテレビを見る時間というものは、朝にその日の天気予報を見るくらいのものだった。それも、母親が付けているテレビを見る程度で、ついていなければ恐らく見なかっただろう。野球は、雨天決行がある屋外スポーツなのだから。
しかし、それに対して思うところがなかったわけではない。友人やクラスメイトの会話についていけなかったり、常識的な時事問題も答えられなかったりと、私生活に弊害もあった。そういうとき、無性に夜更かしをしたり、朝練をサボりたい衝動に駆られるのだが、それを自制するのも、仙太郎の生活の一部だった。
だが、やはりエンタメ事情に疎い事は、仙太郎にとって小さくないコンプレックスだった。
『まぁいいや、どーでも。で、あたしが全知全能じゃないっていう話に戻るんだけど』
「さっき、別のやつが言ってたぞ。自分たちは全知全能だとか、過少化がどうのとか」
『そうそう。本来、あたしたち神霊種っていうのは、全知全能なの。ただし、あたしはソレから切り離された欠片にすぎないから、全知でも全能でもないの。
そして、あたしたちが全知全能なのは、ただの仕様っていうか、別に特別な事でもないんだ。そうであるからこそ、そうであるってだけで、全知全能である生命というのがあたしたちなの。世界の開闢より、これまでのすべての世界、全ての宇宙の興亡を記録し、記憶する生命体。それは、なにかの学術の為とか、知的好奇心からの記録ではなく、あたしたちのの、ただの生体反応なんだ。それで――――まぁ、そんな感じ!』
「なに言ってんのか、わけわかんねーんだが?」
『うーん? いやぁ、説明しようと思ったんだけど、なんだか長くなりそうだし、めんどくさいから割愛しちゃおっ! ところで、割愛ってすごい言葉だよねぇ。愛を割るって、英語にしたらそのままハートブレイクだよ! 実際それに近い意味もあるし、厳密に言うと〝面倒くさいから割愛〟っていうのは誤用なんだけど、やっぱり言葉のインパクトにつられて、ついつい使っちゃう言葉ってあるじゃない? 割礼くらいすごい言葉だと思わないかな?』
「どうでもいいんだよ! あと、割愛はともかく、割礼は日常会話では使わねぇよ!!」
礼を割るというのも、そういう観点で見れば結構な言葉だと、仙太郎は思った。
『んじゃ、あたしについてはざっくり割愛して、世界の話に戻ろう。この世界は、あたしの実験場だって話は、もうしたね?』
「ああ、お前が正真正銘、最低最悪の存在だってのは、もう聞いた」
『いやだなぁ、あたしなんて、むしろ穏健な部類だと思うなぁ。他の連中と違って、あたしがしてるのなんて、ただの実験と観察だしね。まぁ、でもそれを君に言っても仕方ないっか。君の主観では、あたしは君を攫ってきただけのように見えても、仕方ないからね』
「仕方ない? むしろ、それ以外の見方ができないんだが?」
『うん、まぁ、それでいいよ。そもそも、魔神が神か悪魔かなんて論じるのは、意味のない事だからね。そんなの、見る者の宗教観で変わっちゃうから。だから、君から見てあたしが悪魔だっていうなら、あたしは悪魔って事。百貌の悪魔ダンタリオンって事!』
ここでダンタリオンが、自分をソロモンの魔神だと自己紹介すれば、流石の仙太郎もその名前には聞き覚えがあった。だが、序列七十一番の魔神、ダンタリオン単体の知名度はそこまで高いものではなかったのだ。少なくとも、部活少年の仙太郎が知っているような、有名な悪魔ではなかった。
『さて、じゃああたしの実験場が、なんの為にあるかっていう説明に戻るね。それは、既存の世界、宇宙において確認されなかった、新たな文化や文明、現象や原理、観念や思想を発生させる為なんだ。それを発見し、観測する事こそが、あたしたちの真の目的。これも微に入り細を穿って話し出すと長いから、ざっくり割愛して結論だけいうね。そういう新しいものを発見するって事は、あたしたちにとっては、呼吸するという事と同義なの。それができないっていうのは、人間でいうと首を絞められているのと同じって事』
「…………」
『とはいえ、別に発展しなきゃ、あたしたちの生存に関わるっていう事でもないのね? あたしたちに、死という概念は存在しないから』
「……だったら結局、最悪な事には変わりないな」
仙太郎としては、生存の為に不可欠だというのなら、こうして理不尽に異世界へと連れてこられた事にも、渋々ながら納得——はできないものの、理解を示す程度の事はできただろう。しかし、そうではなく、そもそも死なないというのなら、理解も納得もできない。
「だいたい、それだったらわざわざ俺を連れてくる必要はない。もっと学のあるやつや、もっと直接的に、歴史に名を残すような偉人を連れてくればよかっただろ?」
『わかってないなぁー。そういう人を連れてくると、今度は地球の文化文明の発展に、悪影響を及ぼすでしょ? そういう意味では、将来性豊かな学生を連れてくるってのもかなりグレーなんだけど、こっちも数々の失敗で進退極まってるしね。形振り構ってらんないの』
「傍迷惑な……」
仙太郎としては、こんなに理不尽な行いが、この悪魔の失敗の責任を押し付けられた結果だと聞かされても、欠片も納得できる話ではなかった。むしろ、一方的に好感度はダダ下がり中である。プラスに向かう要素が皆無であり、ストップ安すら突破しそうな勢いで、仙太郎の中でダンタリオンに対する評価は下がり続けている。
『それに、この場合は知識よりも遺伝子の方が重要なのよ。民族性っていうのは、意外と大きなファクターとして、文化に影響してくるの。地球の文化隆盛には、シュメール人が実にいい仕事をしたよねぇ』
シュメール人とは、メソポタミア文明の黎明期に、当時から考えればあり得ない程高度な知識や文明を持っていたとされる者たちだ。楔形文字、太陰暦、七曜制等々の発明によって、メソポタミア文明の発展に貢献した民族である。彼等がいなければ、今の地球の文明はまったく違ったものとなり、あるいはこれ程までに高度にはなっていなかったかもしれない。また、このシュメール人には、宇宙人説、神々の造った人造人間説などがあり、実に謎多き民族でもある。
しかし仙太郎は、チグリス、ユーフラテス川流域で栄えた人類初の灌漑農業や、メソポタミア文明という名前を教科書で知ってはいても、残念ながら教科書に載っていないシュメール人の事までは知らないのであった。
『勿論、日本人だけじゃなく、それなりの民族性を獲得した者は、別の世界に送ってその遺伝子を保存している。勿論、保存以外にも、他の文明圏にどのような影響を及ぼすのか、実験観測する意味もある。今の君のようにね。
現代に近いところでは、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア等々、少々古いところでは、中国、モンゴル、、ローマ、入植前のアメリカ大陸や、列挙するのも面倒なオリエント圏と、並べ立てたら日が暮れるね』
「この……、常習的誘拐犯が」
仙太郎としては、そんな過去の犯行の暴露に対し、強く思うところはない。こうして、実際に誘拐の被害にあった以上、過去の犠牲者たちに対して、同病相哀れむ気持ちはあれど、実際的な憤りは大きくない。そんな事より、今現在自分の置かれている状況の方が、大問題なのだから。
『しかし、古代文明圏では、ちょっとあたしたちの影響が色濃く残ってて、わざわざ輸入する程独自の文化文明を築いてたわけじゃないんだ。だからこの時代の人間の遺伝子って、コレクションとして意味合いが強いだけで、あたし的にはあまり興味はないのよ。実験的成果を期待するのは、かなり望み薄って感じかなぁ。
それに、さっきも言ったけど、知識人を攫うというのは、文化や文明の発展に悪影響を及ぼすから、無知な庶民を攫う事になる。だけど、この時代のそんなの連れてきたって、たいした影響力なんてないに決まってんじゃん? その点、現代日本はいいよね。ニートもホームレスも、チンピラも重犯罪者も、ある程度の知的レベルは保証されてるんだから。選り取り見取り!
ともあれ、あたしが蒐集している遺伝子の中には、既に滅びてしまった民族も多いからさ、今となっては貴重なコレクションなわけよ』
「……誘拐に、一抹どころか微塵も罪悪感を覚えないんだな……。いや、わかってはいたけどさ……」
マッドサイエンティストという言葉が脳裏をよぎるが、やっている事がサイエンスかどうかは、仙太郎には判断が付かない。人間を実験動物と仮定するなら、ある意味でサイエンスと言えるかもしれないが……。
『それにしても……、ちょっと反応が薄くない? 興味ない? 他国の人たちが、異世界にどのような影響を及ぼしたのか、とか?』
「ないな」
『アメリカ人は、よくある異世界転生モノのライトノベルのようなヒーローになったよ。イギリス人は逆に、世界の政治情勢をドロドロに引っ掻き回した上で、自国には有利に動いたね。あと、料理という文明を破壊した……。フランス人は、芸術的発展を望んで送り込んだというのに、なぜか軍事に傾倒して、地上最強の陸軍を作った。宗教面や芸術面で期待してたイタリア人も、ナンパばかりに明け暮れて、十全に目的を果たせたとは言い難い。いっそ、マフィアの首領にでもなってくれれば面白かったのに!』
「聞きたくねーっつってんだよ!」
『ナハハハ、人の嫌がる事をするのが、あたしだからね!』
「他のやつに変われ!」
そんな調子じゃ、どうせドイツ人はチートな技術を次々作り出して、古代モンゴル人や古代ローマ人は、一大帝国を築いたんだろうと予想する仙太郎。とはいえ、このクソ化け物の思惑を地球人が外したと考えれば、少しは胸の空く思いがするのも事実だった。グッジョブ、フランス人とイタリア人!
しかし、そんな仙太郎のささやかな喜びすら、この悪魔は外してみせる。
『ホント、興味深いよね。あたしの思惑を外すなんて、実に有意義で有為な人材確保だったね。実験の結果もまずまずの成果を上げたし、芸術や宗教は彼等の子孫が目的を果たすかもしれないし、気長に待つよ』
「そうかよ……」
げんなりとした調子で、仙太郎は相槌を打つ。
どうやら本当に、電話口の悪魔は、人間を実験動物程度にしか考えていないようだ。
しかし、それまでは意気揚々といっていい程に楽しげだったダンタリオンの声に、怪訝そうなものが混じる。
『ふーむ……』
「…………」
気にはなったものの、それを口に出して問う気にはなれず、仙太郎は沈黙で答える。しばらくして、ダンタリオンからの問いが投げられる。
『東城仙太郎君。聞いていいかい?』
「なんだ?」
『どうして君、そんなに落ち着いてるの?』
そう聞かれて初めて、仙太郎は自分の心理状態に疑問を持った。
たしかに、夢を奪われ、異世界に連れてこられたというのに、そうした張本人であるダンタリオンを相手に、自分は随分と落ち着いた対応をしてる。逆上して、怒鳴り散らしていてもおかしくない状況にあって、どうして自分はこんなに落ち着いているのだろう?
疑問には思ったが、仙太郎に答えは出せなかった。
『それに、今の君からは、先程まであった熱意が感じられない。まるで、燃え尽きた薪のように、幽かな未練と怒りが燻っているものの、あたしの求めたバイタリティが欠如しているように見えるね?』
「ああ……、なるほど……。そういう事か」
自分のメンタリティを、他者に言葉にされて、ようやく納得がいった仙太郎は、そう呟いて頷いた。
文字通り、自分は燃え尽きたのだ。一心不乱に情熱を傾けてきた野球というものを失って、燃料を失った炎は鎮火した。焼失した目標に向かっていた意思の力は、悪魔に対する怒りとなって燃え上がるでもなく、脱力感となって仙太郎の精神を苛んでいる。それこそ、諸悪の根源たる電話口の化け物に対して、罵詈雑言すら浮かばない程、仙太郎は憔悴していた。
『困ったなぁー、それじゃあたしの目的も果たせないよ。そんな無気力じゃ、たぶんすぐ死んじゃうし』
そんな事を言われても、仙太郎の中でやる気はでない。勿論死にたくはない。だが、だからといって、生存に対して野球並みに情熱を燃やすというのも、仙太郎の感覚では違うように思える。
『与えてある恩恵について説明すれば、やる気もでる?』
「まず間違いなくでないな」
『これから成り上がれるかもよ? 男の子の夢でしょう?』
「俺の夢は、甲子園で成り上がる事であって、貴族位を得て金を儲ける事じゃない」
『ハーレムは……興味ないんだっけ?』
「ないな」
『こうして、実際に異世界にきても?』
「ない」
きっぱりと言い切る仙太郎。事ここに至って、恋愛なんかをする気分には、まったくなれない仙太郎だった。
『困るなぁ……。いっそ、あたしに復讐するとか、目標を立ててみない?』
「復讐……?」
その言葉には、たしかに甘美な誘惑があると仙太郎は納得する。しかし、この電話相手は仙太郎を不思議な力で異世界へと送り出した、正真正銘のクソ化け物だ。ちょっと野球が得意なだけの仙太郎が、残りの一生かけて挑んだとしても、恐らくはまともに比肩する事すら不可能な存在だ。
根っからの現実主義者である仙太郎にとって、神だの悪魔だのに類するような敵に挑むという、無謀な行いに心血を注ぐという選択肢はあり得なかった。
『むー……。困ったなぁ、困ったなぁ。せっかくの特異を無駄に使い潰したら、今度こそエリゴスに怒られるし、セーレに笑われるのも癪だしぃ……。そもそも、なんで上手くいかないんだよ。あたしが全員で考えて行動してんのに、上手くいかないってどーなの? これでも英知の悪魔、ダンタリオンなんですけど! なんで、日本人すぐ死んでまうん? 先の大戦では、全世界相手ボコボコにされまくっても、三ヶ月も諦めない程の生命力だったじゃん。いやまぁ、元々〝恥かくくらいなら死んだ方がマシ〟っていって、ホントに腹切って死んじゃう民族性だったけどさ……』
電話口で愚痴り始めた悪魔に、仙太郎は心底辟易とする。どうして、この誘拐犯は、自分の犯行が上手くいかないという愚痴を、その被害者であるところの仙太郎に対してこぼしているのだろうか?
こういうのを、リマシンドロームというのだったか? 英知の悪魔とか謳っておきながら、リマシンドロームとはお笑い草だ。あるいは、過度に自身を矮小に見せる事で、同情や連帯意識などからストックホルムシンドロームを狙っているのだろうかと、仙太郎はとりとめもない愚痴を聞き流しながら考えていた。
そこで唐突に、名案を閃いたとばかりに、明るい声がスマートフォンのスピーカから響いてきた。
『そうだ!! じゃあ、こうしようか!!』