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プロローグ
「俺はこの世界で天下を取る。こいつらと共に。」
その青年は、拳を強く握る。
「こんなことになった理由は、正直言って見過ごすわけにはいかなかったからそして、何より俺が、タイムスリップした場所が、戦国時代で、憧れの前田慶次と一緒に戦える夢のような世界だったからだ。」
「なんじゃお主。緊張しているのか? だらしがないのう」
「うるさい。少し感慨深くてな。こんな俺を受け入れてくれた仲間たちがいて、こんなところまで来ることができたのだから」
そうこの青年は、この時代の人間ではない。ひょんなことからこの時代にタイムスリップして、出会いを通じ、今最後の戦に挑もうとしていた。
この物語は、戦国時代にタイムスリップした青年と前田家が織りなす天下統一の物語である。