偉大な発明
場所、時間、キャラクター。好きなように想像しつつお楽しみください。
「発明してみたいと思いませんかね?」
「このクッソ暑いのにいきなり何言ってるんですか先輩。」
「発明だよ、発明。突拍子もなくて誰も知らないような物さ。」
「はぁ、そりゃ俺も男の子ですし出来ることならしてみたいですけどね、この課題を無かった事にしてくれたりするものとか。」
「打算的すぎるよー、発明したものが自分に利をもたらしてくれるかなんてわかんないのにー」
「そう言われましても、発明なんてそんなものじゃないんですか?あればいいなーってのが始まりだと思いますけど。」
「そうかもしれないけどさー、君は無いかな?突拍子もなく何の根拠もないのに今ならでっかいことできる気がする!!っていうの。男の子でしょうがー」
「無いですね、そういう先輩はあるんですか?根拠も無しにそんなこと思いつくことが。」
「あるよ!私の発明で心が豊かになる人が生まれるんだ、浪漫じゃない?」
「そりゃ凄いことですけどねー、実際どんな事思いついたんです?」
「んー、隣にいる君が安らげるようにしてあげたいなって思ってさ、寝てる君の枕放り投げて膝枕した。」
「はぁ!?何してるんですか!?そんなこと知りませんよ!いつですかそれ!?」
「フッフーン、君にバレるようなことなんて私はしないのさ!!まだまだ甘いよ、君も。」
「はぁ…もういいです、じゃあ次は先輩も覚悟していてくださいよ?」
「おぉー、君も発明の良さに気付いたかー!!これは楽しみだねぇ、私もうかうかしてられないなぁ!何をしてくれるのかなぁ!」
「誰も発明なんて言ってませんよ、それに先輩のはただの悪戯でしょうが。なら俺も悪戯することにします。」
「器がちっちゃいなぁ、もっと先輩を敬うべきだと思うよ?人生経験豊富だよ?」
「あんた俺より年下でしょうが。自分で先輩呼びさせといて年齢を語るなんて物悲しくないんですか?」
「実年齢の話じゃないもん、精神年齢の話だもん。いつからそんなに器のちっちゃい男に成り下がったんだ君はー!」
「変わったつもりは無いんですけどね、個人的には。先輩は……そんなにちっちゃかったですっけ?」
「君がでっかくなったんだよ!断じて私はミニマムじゃない!この意地悪め!」
「はっはー、勝手に俺で遊んだ仕返しですよ、反省してくださいよ?」
「覚えてろよぉ……!」
「器ちっさいのはどっちですか……ほら、プリン買ってきましたから手打ちってことで。」
「仕方ないなぁ、プリンに感謝するんだよ?プリンのおかげなんだからね?」
「はいはい、食べさせてあげますから口開けて。」
「はーい、むぐむぐ。やはりプリンは偉大な発明だね、心が豊かになる!」
「ソーデスネー、早く自分で食べられるようになってくださいよ?プリン食べさせるのも手間なんですから。」
「仕方が無いじゃないか、望んでこうなったわけじゃないんだよ、私も。間が悪かったんだよ、間が。」
「ほらそんなシリアス顔しないで。プリンですよ、プリン。心が豊かになるんでしょう?笑って笑ってー」
「絶対君より早くここを出てやる……!」
「なら俺にはプリンじゃなくて偉大な発明をお願いしますねー、プリンじゃ満足しませんから。」
「任せなさい!君が驚くようなの持ってくるから覚悟しといてよ!」
「期待してまーす。」
これはとある重症患者と軽症患者のお話。
この2人でまた書いてみたいものです。