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中目黒ゴースト  作者: たま


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混乱

会食パーティー中に連絡を受けた白蘭は再び登壇し、現在の状況を話し後ろの壁にプロジェクターでニュースを映す。

「家が!」「店が!どういう事?何が起きてるの!」と口々に泣き叫ぶ声や怒声が響く。

「私も混乱しておりまして、何も確証のあるお話はできませんが…

しばらく立ち入り禁止となると思いますので、このままホテルでご滞在いただけるように手配します。

ご安心下さい。

多分警察からの聴取が参りますが、冷静にお話下さい。とにかく落ち着いて下さい。

お年を召した方も多いので医師にも各お部屋へ問診手配します。」と言いながらママの方を見る。

「私が心配する必要なんて無かったわね。

要らない気遣いだったわ。あの子はしっかり生きてる。

ゴメンね、アナタに寂しい思いをさせて。」と要の手を握る。

「いや、初めて会った頃のアイツは本当にヤバかったよ。ママはヤバい奴放っておけないのは僕で分かってるし。」要がやっとホッとしたようだ。

それと共に気になる事も出来た。

また落ち着いたら鬼丸に話そう。


翌日、鬼丸はモニターをコピーしてからデーターを警察の元仲間に送った。同僚や後輩がすでに中目黒の現場入りしてるらしい。

「消火直後だから何か見つかると良いが…肝心な物は燃えて無いと思う。

提出したモニターや街のカメラを合わせても結論は彼らが爆発事故起こそうとしたが、すでに室内にはガスが充満してたんだろ。

その為に駐車場側の換気窓のガラスを割った瞬間に爆発した…としか説明できないよな…多分。」鬼丸がこれからの捜査なのに結論が分かるようで頭を抱える。

「…俺らが移転手伝った日、ガス漏れなんか無かった。ガスの匂いもしなかったし。テーブルや椅子運ぶ時も気をつけたし。

でも、あれから出入りしてない!それは確かだ。」鬼丸が頭を抱えてる。

テレビはどのチャンネルもそればかりだ。

切替えて動画を流す。ラウンジ音楽の特集みたいなのを選んで流した。

「何か…見落としてるんだ。何か…」鬼丸がブツブツ言っている。

潤も考える。最初から考える。日立さんが謎の脅迫状送った所からだ。

それを突き止めて日立さんになぜそんな脅迫状を送ったか聞くと、リオン電機がガス爆発事故を起こして3番地をタワマン業者に売ろうとする計画が出てきた。

そして本当に白蘭の所までリオン電機社長直々で話に行っていた。

携帯でニュースが流れた。

『亡くなったのはリオン電機社長と役員達4名の5名』とのニュースだった。

テレビのニュースを見るとリオン電機の前に報道陣が詰めかけている。

上層部がほとんど亡くなったので、あの名刺の常務がまた頭から湯気だしながら対応していた。自宅の豪邸の方にも報道陣が詰めかける。奥様がタレントだとこういう時面倒だ。

すぐに事務所から本人直筆の書面が出される。

その文面で業務成績がかんばしくなくなった辺りから銀行が手のひら返しで借金の一括返済を迫ってきたらしい。

当然だ。借金したまま倒産されたら目も当てられない。銀行は躍起になって一括返済を迫ってきたらしい。

「これでメンタル弱い経営者は首吊るかガソリンかぶって自殺したくなるんだよね〜2代目には辛かったでしょう。」潤は気の毒になる。

父は潤が継がなかったので会社ごと売った、M&Aで。

お陰でずっと不安定だった母も安定して、かなり潤への風当たりも減った。今は漫画家辞めて主婦なってる妹と孫育てに夢中だ。

お陰で姉が東京でフラフラしてても文句を言われない。

奥方の声明文で同情も集まった。が、ガス事故を起こした事はやはり許されない。

「社内でこの事を知ってたのは亡くなった人達だけだったんでしょうか?これからの捜査が待たれます。」アナウンサーが締めた。

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