復活
散髪も行き、ひげも剃り、ワイシャツもパリッとスーツで卓球バーへ行くと、俄然梅さんとオーナーがやる気出した。
おかげで日立さんが対戦挑むと段ちの強さで日立さんは2人にねじ伏せられる。で制したのは梅さんだった。ラブソファ席で梅さんと並んで座り、向かいに日立さんが座る。
超ミニでバブル女子みたいな梅さんのハードなスキンシップに日立さんが目のやり場に困る。
オーナーは遠くカウンターからにらんでる。
「ねっ、本気出した2人すごいでしょう?」鬼丸が股間だけは死守しながら耐えている。ガードルパンツでかなり安全なのだが。
「梅さんが、ミニの下にしっかり短パン仕込んで専用シューズ履くとか驚きました。」日立さんが驚く。
「ごめん、全国レベルだがらココで本気出す訳には行かなかったのよ。でも、まさか五条司が現れたらね!
本気出すしかなかったのよ〜」梅さんが言うには、五条司は伝説のプレイヤーだったらしい。
「ドライブマンの玉は重くて速いから。返すにはこっちもスタミナとパワーが要るのよ。足が踏ん張れないと返せないから。」靴をキュキュと鳴らす。
梅さんはすっかり姿が変わっててオーナーが五条司とは気付かなかったらしい。
「へ〜ッ、僕は知りませんでした。だから返したつもりが変な方へ玉が行くのか?いや、勉強になりました!」日立さんは目が学生みたいにキラキラになる。
「1勝したんだから交代よ!」オーナーがお尻アタックで梅さんをはじき飛ばす。
さあ2重ガードルの威力発揮だ。両太もも触るついでに股間もかすめるが下のガードルでガチッと抑えられるてるからスッと手は滑る。
「…無いわよ…アレが!」オーナーの目がキツくなる。
「ガードルを履いてるんですよ。2重になってて股に窪みが出ないんですよ。」鬼丸がフフンと鼻を鳴らす。
「何よ!それ!違反よ!違反」とプリプリ席を立った。
「俺はボディーガードで来てるだけですよ〜元が間違ってますって。」とオーナーを見送る。
「ボディーガード!なんですか?」日立さんが驚く。
「うん、殺すと脅されてるらしくてね。
あのムキムキの巨人を殺せる奴がいるとは思えないけどねえ〜」鬼丸が笑いながら首をひねる。
「……ちがう」日立さんが聞き取れないほど小さな声でつぶやく。
「…何が違うんですか?」鬼丸が慎重に聞く。
「ココでの営業をヤメて貰いたいんだ!
目黒にステーキハウスとプロレスバーがあるって聞いたから、そっちへ移動してもらいたいんだ!」日立さんが振り絞るように吐いた。
「ココじゃ…ダメなんですか?皆、楽しんでるのに。」鬼丸が聞く。
「いや、本当に無くなって欲しくないからこそ!
ココだとダメなんだ!」日立さんが苦しそうに言う。
「ココで話すとアレですし、川沿い散歩でもしませんか?俺は探偵なので、この事は誰にも言いません。
何か困ってたら相談も乗ります。」と小声で日立に囁く。




