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ワールドダイニング

なぜか遠回りして山手通りからワールドダイニングへ鬼丸は向かう。

「エッ、あれ?事務所に戻るんじゃないの?」潤は驚く。

「この成分表見たら、他がmgミリグラムなのに、潤さんが指摘したとこだけgグラムだったじゃん。

そりゃ〜1番気になるよ。

要さんから説明してもらいたかったのに、ワザと外してきた。

薬でも糖衣錠がほとんどだろ?

そんなメジャーな部分をワザと外して話すのは不自然だよ。

つまり、その部分に触れられたくないんだよ。」鬼丸がズンズンと大きなビルへ向かう。

「エッ、隠れマゾだから嫌われてるんじゃないの?」潤が真に受けてる。

「違うよ。普通だよ。潤さんが要さんの様子がおかしいと思った通り言うので誤魔化したの。」鬼丸がクスッと笑う。

「なんでワールドダイニング行くの?」潤がイマイチ鬼丸の動きが分からない。

「白蘭はウソをついてない。

要さんは、この間からかなりウソついてる。

そしてスポンサーに中間報告しとかないとね♪」

ビルの裏の警備室に言うとすぐ社長室へ直通エレベーターに通された。

「やっぱりな。アイツはムダなことはしない。

事務所の受け付けなんかフェイクだと思った。」警備員がちゃんとついてロックを解除して通された。

「そうか!マスコミも皆事務所の窓口行くし、もしこっちへ誰か来ても知らないで通せば良い。

そして表で複雑な手続き踏ませて時間稼いでる内に社長は体調不良か渡航してしまうのか?」潤が気付く。

「警察は仕方ないが、それ以外は突破できない仕組みなのさ。

こうやってブロックしてるんで、今だにどこにもアイツの顔は割れてない。」鬼丸がヘラヘラしてる。

「良く分かったね。いらっしゃい。」白蘭の部屋に通された。

「うん、要さんに1年目から付けられてバレてたよ。

話聞いて、こういう仕組みかなと思った。」鬼丸がさっそく警察で貰ったコピーを見せる。

「そうかあ〜アッチも薬だったのかあ〜

クソッ、遊ばれてたんだな。」白蘭が目に見えてガッカリしてる。

「警察の薬の検査って必ずするの?」白蘭が聞く。

「嫌〜時と場合なんだ。だから、菅刈公園のアイツのは発表を控えた。

そして…自殺もほとんど検査しないよ。特に1人は轢死だからね。無理だ。」鬼丸が気の毒そうに話す。

「…ありがとう。やり方は分からないが、そういう事か。」白蘭がため息をつく。

「あの…なんで、この糖衣成分を説明したがらなかったの?要さん。」潤が気になってた部分を聞く。

「これはトリックの仕掛け部分だからだよ。」鬼丸が言う。

「仕掛け?」潤が質問したのは、そんな大事な部分だったらしい。

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